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「この状態のまま、年を越すのは危険な気がする」と医師に言われた日

新年早々縁起でもない話はしないと決めている。
病院ネタだが、年内だから載せてしまおう。

数日前から、少しだるさと吐き気と眩暈があった。更年期症状か、急に増えた体重のせいか、動脈硬化か、心臓弁膜症(疑い)が進行したのかといろいろ考えたが、よくわからない。もしかすると全部かもしれない。

そういえば、最近血圧を測っていないなあと自宅で計測したら…

いや、びっくり。下が90以上は初めて。三桁なんてことがあるのか…。
半年前の健康診断では130-80だった気がするが。いや、でも大腸がん検診の時も眼瞼下垂手術の時も「血圧高め」と言われていたっけ(これを打ちながら思い出した)。
もう一度計測したら、165-90くらいになったが、もしかすると高血圧が原因かもしれない、と思うにいたった。

うむう。
自分が異変に気づかず手遅れになるなら良いのだが、不調のまま暮らすのは気が進まない。私のポリシーは「生きているうちは快適に、旅立つ時は軽やかに」である。己の快適さを死守すべく、近所の内科に向かった。

医師が計測したら150-90。「高いですね」と難しい顔をしている。

・血圧が高くなるのは加齢、睡眠不足、食事、ストレスなど
・年齢的にそろそろ薬を飲んだ方がいいかもしれない

という話になったので「血圧の薬を飲むと、やめられないんですよね…」と若干尻込みしたところ「この血圧を放置したまま、年末年始を過ごすのは危険な気がする」という発言が飛び出し、ひええ…となった。

医師「どうしても飲みたくないなら、抗不安薬を飲んで、リラックスして様子を見ることもできますが」
私「えっと、今も不眠症でリーゼは飲んでいます」
医師「不安薬を服用してこの数値なら、なおさら降圧剤は飲むべきです。年を取れば、血管が硬くなり、どうしても血圧が高くなりますから。年齢的にも始めてもいいと思いますよ」

副作用を気にしているようですが、他に継続して飲んでいる薬もあるでしょう、あれらも似たようなものですよーーとおっしゃる。
まあ確かに。緑内障の点眼薬も一度始めたらやめられないし、副作用はあるが、点眼しない(失明)リスクの方が大きいからなあ。

父も弟も血圧が高いので、やっぱり父方の遺伝子が強いようだ。ちなみに父方の祖父は、50歳頃はすでに坊主頭(要は禿)で弟もそっくりそれを受け継いだ。私の薄毛も遺伝らしい。

母方は半分くらい癌に罹患しているが、父方の近親者にはがんで亡くなった人は皆無なので、それを慰めにしよう。

アムロジピン

何故か古谷徹さんの声で再生されるこの薬…。
取り敢えず、2週間分出してもらい、年明けに再診。血圧手帳ももらったので、明日からきちんとつけよう。

血圧の薬をきちんと飲まなかった父は、晩年苦しがっていたし、
毎日服薬して、手帳も几帳面につけている弟は、どこも苦しくないと言っている。やはり弟を見習おう。

一日のお薬

それにしても、どんどん薬の量が増えていく(サプリや肝斑対策など、急を要さないものも半分ほど)。
朝、昼、夜、寝る前の薬。ここにアムロジビンも加わり、点眼薬もあり。
薬の弊害もわかってはいるが、食生活も(添加物など)あまり取らないほうがいいものは結構あるし、全部避けるわけにはいかないし。

50代半ば。長生きよりも「いかに快適に過ごせるか」を主軸に考えたい。

検見川の空

2023年は、八方塞がりの年でお祓いも受けた。
振り返れば、そこそこの結果。

<良くないこと>
・9月に足指骨折し治療中(完治まで半年以上かかる)
・心臓弁膜症の疑いの所見あり。
 検査手術を勧められるも、入院しないと決める
・眼瞼下垂手術するも、予後はあまり良くない
・高血圧につき、服薬開始
・体重が減らない。年末に2キロ増えた。

<良かったこと>
・乳がん、胃がん、大腸がんの所見はなし。
・血液検査や尿検査などで異常はなし。
・宮仕えをやめて一年と5か月過ぎたが、
 現在の資産額は勤め人の時よりも多い
(2023.12は過去最高額を記録)
・ストレスなく、穏やかに毎日を過ごせている

まだ2023年は明けていないが、そんなに悪い年じゃなかったと思う。
お芋山芋(え?何この誤変換)・・・老いも病も、
忌避するものじゃなく楽しく付き合うものだ。

それもこれも、私が「逝く」ことを不幸だと思っていないからかも。
皆が地球卒業していくのに、ひとり永遠にこの地を這いずり回るほうが
よほど地獄ではないか。

引き続き地球卒業まで、この世を面白がっていこうと思う。

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