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荏原神社の寒緋桜(品川散歩)

昨日は高幡不動に参拝。病み上がりのためか疲れて20時に就寝した。

翌日は建国記念日。巳の日。
神武天皇ゆかりの穴八幡宮に行くか、それとも蛇窪神社に巳の日縁日詣でするか、と起き抜けのぼんやり頭で考える。ネットで検索していたところ「荏原神社の寒緋桜がピークです!もうそろそろ散り始め。この三連休が最後!」という書き込みを発見。こうなると、もう気もそぞろ。

花は待ってくれないのだ。美しい時期を逃さないように出向かねば。


荏原神社

新馬場駅から徒歩5分程度。

目黒川の向こうに、荏原神社と華やかなピンクの寒緋桜が見える。
この樹は御神木だそうだ。

撮影者もたくさん
恵比寿さんも楽し気
拝殿

撮影前に、まずは参拝。ご挨拶もせず撮影に入るのは無礼だから(人間同士でも同じこと。いきなりよそ様の庭に入り込んで撮影を始めたら、不審者だと思われる)。

さて、左右の狛犬の頭の上――屋根から二頭の龍が首を出してにらみをきかせている。

龍神さんが大好きなので、ご挨拶。

拝殿の硝子

この時期は、拝殿の硝子にも寒緋桜の姿が映る。とても綺麗。

建国記念日なので、日の丸掲揚

鮮やかなピンク色に心がうきうきする。やっぱり来て良かった。

花に振り回されるのが心地よい。本来、自然の営みは人間が支配できないものだ。こちらが合わせに行くのが筋なのだ、と思う。
花は楽しさと美しさの中で、それを教えてくれる。
素敵な花を見せてくださり、ありがとうございます、と一礼してその場を去った。

ユリカモメの整列

参拝を終え、目黒川をテクテクと歩くこと数分。
突如、水鳥が飛来し、欄干の上に一列に並び始めた。
(姿形から調べた結果、ユリカモメだと思うが…もし違っていたらご指摘ください)

ユリカモメの整列

花も待ってくれないが、鳥も待ってくれない。急いで撮影しなきゃ!と慌てた割に、みんなのんびりと日向ぼっこ(?)を楽しんでいる。近づいても逃げる素振りを見せない。人に慣れているのだろうか。

千引きの岩に隔てられた、イザナギとイザナミのような絵が撮れた。

この整列に最初に気づき、撮影を始めたのは私だが、次に一眼レフを抱えた男性が気づき、その後で3人連れの中年女性たちが気づき、それぞれ撮影を始めた。珍しいものね。

品川神社

荏原神社から徒歩10分程度の、品川神社へ。

昇龍と降龍が巻き付いた、珍しい鳥居。都内では、品川神社、馬橋稲荷神社、高円寺の3つのみ。

紅梅が綺麗。境内にほのかに梅の香りが漂っているのも素敵。

拝殿
白梅も美しい
阿那稲荷社へ
阿那稲荷社内部

八百萬神社、大國主恵比須神社、天王白龍辨財天社。

巳の日縁日にお参りできてよかった。

一粒萬倍の御神水

こちらでお金や印鑑などを浄めることができる。私はいつもどおり、小銭とキャッシュカード、クレジットガードを浄めさせていただいた。

紙幣は紙が弱くなるから、絶対に水に浸けないと決めている。
(紙製の)辞書、教科書、書籍、ノート、手帳等が汚れたからと水で洗う人は概ねいない。そんなことをしたら、奇異な目で見られるだろう。
しかし銭洗い所では、紙幣を洗う人がかなり散見される。不思議だ。

品川神社参拝後、鳥居前で一礼し、横断歩道を渡る前に最初に見かけた車(白色)が、なんと私の誕生日ナンバーだった。
今日も神様は歓迎ムードだ。

蛇窪神社

巳の日と言えば、蛇窪神社、と足を伸ばす。同じ品川区内だが、アクセスはあまり良くない。新馬場→品川→泉岳寺→中延と乗り継いでいく。

巳の日限定御朱印を求める人の長蛇の列に圧倒されたが、拝殿参拝は5分並ぶ程度。無事にご挨拶できた。

花手水

弁天社はかなり混んでいたので撮影省略(いつも撮影しているし)。
品川神社に引き続き、こちらでも銭洗いを行う。蛇窪神社では、紙幣洗いを推奨しているらしく「ざるに入った紙幣の絵」が表示されている。係の人が、小学生に「洗ったお札は取っておくんだよ。だからあまり大金は洗わないほうがいいね」と説明しているのが耳に届いた。

うーん。洗って御守代わりにするなら、それもありか。
ただ、お金は本来とどめておくものでなく、循環させて生かすものなのだ。人の手から手に渡していくものは、私物ではない。他人に渡す名刺はピンとしたものを用意するように、紙類はなるべくヨレヨレ・ベコベコにしないほうがいいと思うのだ。

いくら神社で浄めたと言い張ったところで、ベコベコに波打った万札は結婚祝等に使用できないはず。つまり、そういうこと。

例え神社関係者や霊能者がそれを推奨し、周囲の人たちが9割以上、紙幣を洗ったとしても、私はやらないつもりだ。
それが自分の頭で考える、ということだと思う。

巳の日限定公開(※己巳は除く)の「しーちゃん」も元気。いつもは寝ていることが多いのだが、今日はにょろにょろしていた。私は爬虫類も蛇も見るだけなら平気なので(膝に乗せろと言われたら固まるが)、吉祥だなあ…とじっと眺める。

法密稲荷大神

最後に

法密稲荷神社で、お賽銭を使い切ったので、神社参拝はお開き。
巳の日縁日に弁財天社を複数参拝でき、初午イヴに稲荷社をいくつかお参りできて、本当に良かった。

10日の高幡不動ではおみくじ大吉だったし、11日はユリカモメの整列やら誕生日ナンバーやら、素敵なものに遭遇したし、なかなか面白い連休になっている。そのせいか、体調不良も改善しつつある。

神様、ありがとうございます。

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