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春の江戸絵画まつり「ほとけの国の美術」
府中市美術館で開催されている「ほとけの国の美術」を観覧してきました。
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前期と後期で大幅に展示の入れ替えがあり、私が観に行ったのは「後期」なので、2パターンを楽しむことはできませんが、なかなか楽しかったです。
地獄極楽図に描かれた「地獄」はかなり残酷な描写で、当時の人たちは本当に地獄落ちをおそれていたんだなあ、この絵はトラウマレベルで怖いものだったのかもなあ…と。ただし、現在の私は「地獄も極楽も胸三寸。この世を超える地獄なし」と思っているので、怖くはないですが。
絵も・・・現代の絵画や漫画やアニメを見慣れた目には、そう怖くはないです。水木しげる先生、山岸凉子先生の絵の方が怖いかも。
地獄図より怖かったのは、老婆になった小野小町の絵。白髪にしわのよった顔、だらりと垂れた乳房…これは怖い(切り口がユニークという意味では、興味深いですが)。
あと、逆立ちをした不動明王や、徳川綱吉の描いた「寒山拾得図」、『蜘蛛の糸』を髣髴する「鍾馗と遊女図」など、面白い絵がたくさん。
絵葉書が1枚70円と良心的価格だったので、3枚購入。
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仙厓義梵のこの絵は、一見誰にでも描けそうで、でも絶対に描けない深いおかしみと味わいがありますね。
相田みつをの世界に通じるものがあるかも。
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