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呼吸器内科受診で咳改善

1/29に、呼吸器内科を受診した。

28日から少し軽快した感じはあったが、まだ咳がひどいし声もガラガラ。


近所の呼吸器内科に電話するが

徒歩5分の呼吸器内科(完全予約制)に電話で照会するも「22日に陰性判定を受けましたが、25、26日に38度の高熱が出ました」と説明した直後に「予約は埋まっています」とすげなく断られた。おそらくコロナ罹患疑いの患者は受け入れない――若しくは本当に枠が埋まっているのだろう。

電話を切った後、少し落ち込んだ。弱っている時にすがる場所がないのは心細いものだ。先方は淡々と自分の職務を全うしているだけ、それはわかっているのだが。
数多の就活生は準備をし熱意をもって望んでも、何度も門前払いをされる。そりゃ心も折れるし、絶望もするよなあ。きついなあ。
努力抜きでかけた電話でも、これだけがっかりするのだから、と病身の私はしみじみする。

何となく出かける気力が失せ、今日も家でふて寝しようかと少し逡巡した後、思いついた。テレビの電源を入れ、聞こえたのが男声なら「駅ふたつ向こうの呼吸器内科に行く」女声なら「家にいる」。コイントスの変形だ。

テレビから流れてきたのは、岸田総理の声だった。神様は、私に受診を勧めている。よし、行こう。

隣接区の呼吸器内科へ

電車で二駅先の呼吸器内科に着く。昔ながらの町医者という雰囲気で、受付の女性たち(推定で全員60過ぎ)は皆さん気さく。マニュアルどおりの受付さんとは違う。患者さんとも近所付き合いのような雰囲気で会話をしている。温かい雰囲気だ。

問診票を渡されたので、必要事項を記入し、あらかじめ書いておいたメモを挟む。声が枯れている私が、症状や通院クリニック名、発熱、処方薬、検査結果などを口頭説明するのは大変だ。先生も書面で読むほうが楽だろう、と思って、聞かれそうなことは殆ど書いてきたのだ。

受付の方に「詳しい経緯は、別紙に書いてあります」と伝え、そのまま待つ。

その後、名前を呼ばれ、パルスオキシメーターで酸素濃度を測り(96だった)、レントゲンを測り、いよいよ診察。

今日は院長の息子先生が担当(と言っても、院長先生が80歳超えだから、推定アラフィフ)。先生が「お待たせしました。症状は…あっ書いてきてくださったんですね。すごくわかりやすいです。助かります」と目を通してくださったとき、何かしみじみと心あたたかく、嬉しくなった。

普段、他人から褒められる機会が少ないこともあるが、気遣いによるお世辞や空疎なもてはやしとは違い、こちらの伝えようとした努力を淡々と評価して受け入れてくれたことが、ひどくありがたいものに感じられた。
やっぱり、ここを受診してよかった。

診断名は「慢性咳嗽(まんせいがいそう)」。簡単に言うと、慢性の咳。
風邪の症状が治まった後も、気管支ぜんそくの既往があるため、アレルギーによる咳が続いているのだろう、とのこと。レントゲンでは異常はなかったとのことで、一安心。

こちらのクリニックは今どき珍しい「院内処方」。患者の負担を軽減するために、院外処方を採用していないとのことで、診察が終わり、待合室に戻ったら、すぐに看護師さんから薬を渡された。

何か昭和のかおり…。懐かしい。
会計を済ませ、駅に向かわず、そのまま自宅方向に歩を進める。とてもいい気分だったので、テクテクと歩くことにしたのだ。途中ファミレスでランチを摂ったが、正味30分歩いて帰宅した。

いい気分ついでに「全快予祝しよう」「このところ経済活動に貢献していないし」とお菓子や果物などを爆買いした。これをやめれば、少しはダイエットできるだろうに…と思わないでもないが、そもそも風邪や体調不良の時にダイエットをするものじゃない。まずは健康第一。

診療科を変える理由

1/22に耳鼻咽喉科、1/22に内科、1/29に呼吸器内科と、毎回診療科を変えているのは、すぐに症状が改善しなかったという理由もあるが、それぞれ診るところが異なるため、他の科が気づかない不具合を発見してもらいやすい、という思惑もある。

耳鼻咽喉科は感染症検査をし、酸素濃度を測り、鼻と喉を診る。
内科は聴診器で胸の音を聴き、喉を診る。
呼吸器内科は、酸素濃度を測り、X線撮影をし、聴診器を当てる。

呼吸器内科の医師が喉をまったく診なかったのは、おそらく私が作成したメモを見て(複数科の受診情報から)ある程度の見当がついていたからと思われる。

ずっと信頼できる先生に通い詰めるもよし。私は効果が出ない場合は「次行こ、次」のタイプなので、病院を変えて様子を見ることが多い。

もちろん、耳鼻科や内科の腕が悪いわけでない。処方の効果が出るまである程度の時間を要する場合もある。ただ、呼吸器内科から処方された吸入器を用いた途端、嘘のように咳が止まり、安眠することができたのは事実。

最後に

睦月の三分の一は寝込んでしまった。如月からは活動的に行こう。
1/30から天一天上。この日から16日間は日遊神が地上に降りてくるため、家の中を綺麗にしておかないと怒られるそうだ。ちょうど、一月から二月へ、節分から立春へ、旧正月へ…と切り替わる時期。

晦日掃除の時期でもあり、少し丁寧な掃除を始めた。
まもなくやってくる如月を、日遊神及びツキガミさまと仲良くし、いい気分で迎えるために、家の中をきちんと整えよう。

睦月は、外に出るより、内側を整える期間、そう決めた。

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