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鳥類学者を目指していた私が、HR領域のスタートアップベンチャー企業を選んだ話。

はじめまして。Kayaです。
大学4年生で、21卒として就職活動をしていました。

まずは自己紹介から!

北海道札幌市出身の道産子です。
アウトドア好きな家族に恵まれ、大自然を駆け回る日々を過ごしていました。
現在は、青森県弘前市、りんごと桜が有名な自然豊かな街で暮らしています。今年は、楽しみにしていたさくらまつりが中止になってしまいましたが、街を彩る桜を見るだけでも、目と心が満たされます。
大学では、生物学を専攻しています。現在は、鳥類の行動学の研究をしています。また、探検部という少し変な部活に所属しています。現在はコロナウイルスの影響を受け、活動休止中ですが、『大学生活=探検部』と断言できるほど打ち込んでいました。もちろんまだまだ現役です。

そんな私は、大学進学の際に「鳥類学者になる」と決めていました。
ですが、なんと昨年の夏から就活を始め、先月末に就活を終えました。
最終的に選んだ企業は、HR領域のスタートアップのベンチャー企業です。

鳥類学者になる夢はどこに行ったのでしょうか。
そんな私の就活を含めた話を、noteにまとめてみることにしました。
今後、就活支援活動にも携わっていくので、自分の将来と向き合っている、21卒や22卒の方にも参考になる内容を届けるのが目標です。

今回、このように言語化しようと思ったのは、内定先の社長からアドバイスをもらったことがきっかけです。元々文章を書くのは苦手なのですが、挑戦することは無駄にはならないと思うので頑張ります。少しずつ上達する予定なので優しく見守っていただけると幸いです。

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冒頭でもお話ししたように、私は昨年まで鳥類学者を目指していました。『研究者ではなく、企業に就職する道を選んだ』
この選択は、以下の3つを自分の中で考えた末に決めたものです。
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1.自分の「なりたい」「ありたい」を実現できるのか
2.今後、数十年もの「働く」時間をどのように過ごしたいのか
3.「〇〇をやりたい」はワークとライフどちらで叶えたいのか
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鳥類学者を目指した理由

私が鳥類学者になりたいと思ったのは、幼少期の頃です。小学1年生の時にペットとして飼うことになった、セキセイインコとの出会いがきっかけでした。色鮮やかで美しい羽根や、魅力的で個性的な求愛行動、そして、人間と同じくらい賢い頭脳をもつ、という点に、私は強く惹かれました。物心がつく頃から、鳥との生活が当たり前であったこともあり、家には、鳥に関する書籍が多くありました。また、NHKの鳥類関連の番組は必ず見ていました。その中で、ヨーロッパの鳥類学者の研究事例(カラスやオウムの賢さを明らかにする研究)を見て、「私も将来、この人たちと一緒に研究がしたい!」と強く思ったのです。

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※私の家で飼っていたセキセイインコのそらくんです。

鳥類学者のリアルを知る

このような思いを強く持ち続け、鳥類の研究ができる研究室から、大学を選びました。受験期には、教授にメールを送り、実際の研究内容を聞いていたほどです。今でも教授に「あの時のメールだよ」と話に出されます(笑)。

そして大学3年生になり、ようやく研究室に配属されました。
配属後、様々な鳥類学者や、ポスドク研究員の方、野鳥の会の方と話す機会が定期的に設けられました。
ここで私は、鳥類学者のリアルを初めて知りました。
「自分が思い描いていた、世界で活躍するような研究者になれるまで10~20年はかかる(なかなか研究職のポジションが空かない)」
「鳥類は、環境問題などの指標にはなるが、社会的な需要は少なく、応用が難しい」
私は、この事実が、将来の自分を想像したときに、どうしても違和感を感じるようになってしまったのです。また、それまでの大学生活の中でも、学科の他のメンバーほど、一生懸命に研究に向き合えていない、と感じることがありました。「ただ、鳥が好きで、一生鳥と関わりたい」という思いだけでは乗り越えられない壁があることに気づきました。

「就活」という新たな選択肢

幸い、私の大学では3年次にキャリアの授業があったので、自分の将来を考える機会が与えられていました。ここで私は、初めて「就職活動」を視野に入れました。そこで私は「〇〇がしたい、やりたい」よりも、自分が「働く」を通して何を得たいのかどんな大人になりたいのかを考えるようになりました。
何も就活の知識がないことに焦り(夏の時点でマーケティングの意味を知らなかった…)、青森で暮らしながらも、何度も東京に足を運び、就活イベントや面談、インターンに参加しました。そうすると、徐々に自分の将来の理想像が見えてくるようになりました(このへんもそのうち記事にします)。

就活で見えてきた自分

私は、これから先の長い社会人人生を通して、「働く」ことを楽しめる大人になりたいと思っています。また、自分に対して、かなり貪欲な人間なので、スピード感をもって、様々なことを経験していきたいと思いました。そこで私は、”ベンチャー企業”という環境の方が、自分に向いていると判断しました。辛いこと、大変なことがあっても、それを乗り越えて、会社を創る経験を得たい、その一員として貢献したいと考えたからです。

実は、私は就活の最後の最後まで、「〇〇がやりたい、〇〇を提供したい」が定まることはありませんでした。元々の「鳥の研究がしたい」という思いが、経験していく環境の中で変化していくように、自分のやりたいことも「働く」を通じて変化しうるものだと感じたからです。

HR領域のスタートアップベンチャー企業を最終的に選んだのは、私が就活を通して、企業の採用活動に対して抱いていた違和感を変えられるかもしれない、と率直に感じたことに加え、今まで出会った企業の中で、一番話を聞いていてワクワクした、というのが一番の理由かもしれません。

そして、私の将来と本気で向き合ってくれる人たちと、熱意をもって、一緒に働ける企業だと心から思えたので、最終決定をしました。

まとめ

もちろん私は、鳥の存在無しの人生はこの先もないだろうと思っています。ですが、「鳥が好きで、一生鳥と関わりたい」という思いを必ずしも仕事にする必要はないと思いました。つまり、私の人生のプライベートの部分で大切にすればいいのです。すでに、将来飼いたい鳥は決まっています。
もともと私は、多趣味なので、プライベートでも取り組みたいことが山ほどある人間です。自分の興味のあることや好きなことは、人生の中でワークでもライフでも、考え方次第で楽しむことができると思うので、自分に合った選択をすればいいのではないか、と思っています。

21卒、22卒で「自分のしたいことがわからない」「これまで学んだことと将来が結びつかない」と思う方は、たくさんいるのではないでしょうか。
そこで、無理に視野を狭めずに、一度自分と向き合い、『こんな大人になりたい、将来はこんな過ごし方をしたい』から逆算してみるのもありだと思います。ちなみに、プライベートでやりたいことを書き出すのはとても楽しかったです!!

私は、就活で何よりも大切なのは『自己分析』だと思っていたので、StayHome期間を通して、自分とゆっくり向き合う時間に使ってみてもいいのではないでしょうか。

長らく書いてしまいましたが…文章にまとめるのは難しいものですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
今後も少しずつ情報を発信していけるよう努力していくので、よろしくお願いします!

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