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銭湯はエンタメ施設だった。銭湯ライブでVJやる理由はなぜか?

名古屋の60sサイケデリックブルースロックバンド『THE SUNDAYS』のリーダー・ヨコエさんが、「銭湯でライブをやりたい!」と言っていたのを聞いて、一緒にやりたいなぁと思った。

元々、銭湯が好きな私は、学生時代は風呂屋でバイトをしたり、近所の銭湯でおばあちゃんの、会ったこともない孫の話や厳しめの世論を聞いたりしながら、ニコニコするのが好きだ。

銭湯というところは、機能面だけで見ると、体を洗い、清潔に保つための場所。でも、それだけではないことは、この令和の時代になぜか銭湯好きな若者が多いことからしても、わかる。何より自分が実感していた。

私は、インターネットを介したコミュニケーションがとても苦手で、どうしても対人で伝わる温度や思いが半減していると感じてしまう。特に、SNSでの人との強制的な距離感が向いていない。逆に、銭湯のような、生身の人間という"生"の実態があるものから発せられる言葉や感情は、いくらでも受け取れたりする。人にもよるだろうが、やはり人間の一定数は、そういった生き物らしいコミュニケーションをまだまだ必要としているのだと思う。

実際に、銭湯の歴史を調べると、室町時代には『風呂ふるまい』『風呂講』というような、風呂が家にある人らが、ない人々に風呂をふるまい、一緒にお酒やご飯を楽しむという、いわゆる宴会のようなものを行っていたり、江戸時代には、夕方からお茶やお酒を楽しみながら三味線ライブを聴ける『湯女風呂』だったり、みんなで囲碁や将棋を打ったりと、上下関係のないエンターテインメント施設の要素もあったようで。
つまり銭湯は、歴史から見るとれっきとした文化施設であり、人と人との垣根のない交流が生まれやすい環境、ということなんだろう。

また、今回の銭湯ライブ"濃尾デルタブルースフェスティバル"を主催し出演する『THE SUNDAYS』について、演奏もソウルフルでカッコいいことながら、個人的に一番面白いなと思っているところは、服装も曲調もいろんな要素が入り混じり、境界線のないところだったりする。そこがなんとも"生き物の集団"という感じがして、良い。勝手に、精神面はアートロックバンドに近いんじゃないかなと解釈している。

ということで、そんな地元名古屋の混ざりまくりでおもろいバンドが、地元名古屋の庶民のエンターテインメント施設でライブをするとなったら、私の作品コンセプト、そして生き方そのものからしても、めちゃくちゃ共感できるなと、そして何より、好きな音楽シーンにプレイヤーとして絡めるのは嬉しいなと、60sシーンに欠かせないライトショーに近しいものとして、VJ(映像演出)をやってやろう!と奮い立っているのでした。


【Nōbi delta blues festival 】
2022年4月16日(土)
AM9:00開演~AM11:00終演
会場:白山温泉(名古屋)
入場料 : 1000円(入浴チケット付き)
◆Live act
    ・The Sundays
◆Light Show
    ・スエイシユミ
◆DJ
    ・宮田貴司


まだ制作途中でやばいけど(笑)どうにか仕上げて、みなさんをお待ちしておりますー!!ちなみに、緊張してきて、ついに夢の中で一回ライブしちまいました!!!夢より良くするぞ!!!きてね。

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