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雪辱戦

数ヶ月前、職場内での飲み会の企画を立てていたのだけど、失敗しました。
企画自体は決行されたし、大成功だったみたいだけど、私が本番に、参加することができなかったです。

参加したかったという思いが、それはもう強く残りました。
それは未練だったり、頑張ったのに一番美味しいところが味わえなかったという思いだったり。
口では「みんな楽しかったみたいでよかった」って言ったけど、「私だって参加したかった」「頑張ったのに」って思いが、怨念レベルで残ったわ。
でも、私を一番悩ませたのは

「未完の無念さ」

でした。

最後までやれなかったことが悔しくて悔しくて、でも、「もう一度チャレンジしよう」なんて、すぐには思えなかった。
それどころか、二度とイベント企画なんか立てるもんかと思ってた。これ以上傷付きたくなかったから。

あれから数ヶ月。
イベント企画は、何度も立てました。
大人数じゃなく、少人数で。あまり人の耳に入らないようにして、何度も遊びました。
遊んでいるうちに、だんだん傷が癒えてきたのを感じました。
企画立てて、本番を迎えて、思い切り楽しんで、完了して、また次の企画を考えて。
それを何度も積み重ねて、やっと自信が戻ってきたところです。

ある日の休憩時間、お喋りメンツで席を囲んでいた時でした。
「お花見したいね」という声と、「今の仕事が終わったら、違う部署の人達と一緒に、打ち上げがしたいな」という声が上がり。
声は上がるけど、「じゃあやろう、私が話を進めるね」という声は上がらず。
このまま聞き流したら、この話はここで終わることは明らかでした。

その時、私の心は反応していました。
「その案、拾え!」と。

心はそう言うけど、私はまだ怖かったです。
打ち上げとなると、少人数でこっそりやるというわけにいかない。皆に企画を告知しなきゃいけなくなる。
大人数になると、また手を出されて、計画をぐちゃぐちゃに荒らされるかもしれない。
そうなったらまた失敗して、最後まで出来なくて、傷付くかもしれない。
そうなったら私、今度こそ立ち直れないかもしれない。
そうなっても私、耐えられる?

僅か数秒のことだけど、頭と心の葛藤がすごいきつい。
でも、私が選んだのは心でした。

やります、企画。
お花見と打ち上げ、春のイベント2本立て。
一緒に遊んでくれた皆のおかげで、傷は随分癒やされたけど、ずっと心の奥で燻ってる未完、やり切れなさ、無念さは、自分じゃないと成仏させてあげられない。

私、完璧主義者らしいんだ。
自分がやり始めたことにおいてのみ、その性質が強く出る。少しの乱れや狂い、異端の乱入、誰かや何かに振り回されることや、好き勝手にされることが大嫌いで、予期せぬトラブルにめっぽう弱い。
そんなだからすぐにキャパオーバーしてメンタル壊して立ち直れなくなる。そんな自分に問題があるの、分かってます。
でも私、自分がやり始めたことだけはちゃんと、責任をもって最後までやり遂げたいんだ。
今度こそ、今度こそ。
これは私の、雪辱戦。
打ち上げは2ヵ月後だけど、企画はもう、進めています。
見守ってくれる人もいてくれています。
また失敗したらと思うと怖いけど、このチャンスを逃さなかった自分を褒めてやりたい。
今度こそ私、参加するんだ。
あの日、いるはずだった場所に、今度こそ、皆と一緒に。
頑張るぞっ
まじで。

画像は最近集めた雑貨たち。
龍にカエル、はちゅうるいこーなー?
神棚化してます。

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