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日曜の午後、舞踏のお稽古に行ってみた

今日、わたくし、近所の会館で催されていると噂の暗黒舞踏のお稽古に初参加して参りました。

いまは亡き舞踏家・大野一雄の爆裂お洒落な作品を見て以来、少なからずこの世界に興味を持っており、いつかその考え方や動き方を知りたいと思っていたので今回思いがけず夢が叶って嬉しい。


身体の声をきいて、揺らしたり歩いたり。
生まれてこのかた意識してこなかった身体の使い方ばかりで面白かったぁ。そしてくたびれた。

上手い人やお手本を探さなくて良いし、誰かの動きの真似をしなくていい、先生に動き方についてアドバイスを頂いても頷いたり返事したりなど「聞いてますよ」の反応を示さなくていい。

絶対的な正しい型があって、それに沿わない身体の動きや、先生の言われたことに対して何がしかの反応を見せないとしばかれるバレエの世界とはまるで違うものだったので新鮮で、ある種の安心感とともにお稽古の内容に入り込めた気がする。

帰り際、先生から
「来週もお稽古来てね。10月に公演あるけど出てみない?」
「白塗りのヘアメイクですか?」
「そう」
「出ます」

このとき私は、スケキヨのような白塗りヘアメイクを経験してみたかったゆえに躊躇いのないフッ軽さを見せた。
そういうわけで、由緒正しい舞踏家の先生方主宰の舞台に、この阿呆もおじゃまします。


わたし、一体何処へ行くのでせうか。
教えておじいさん。
教えてアルムのもみの木よ。


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