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ゲーム業界の転職事情 前編【就活編】

0.はじめに

こんにちは、sue02です。
今回は、ゲーム業界の転職についてのお話です。
前編と中編と後編に分けて投稿します!

前編では、大手志望の就活生・未経験採用を目指す方に向けて、
転職ありきの就職活動のススメをお話をします。

中編では、転職方法と転職のメリットをお話します。

後編では、私の転職経験、退職理由、
会社規模によるメリット・デメリット
をお話します。

前回の記事の続きのようなお話なので、
こちらもお読みいただくとわかりやすいかもしれません。

大手志望の方はこんなアドバイスされたことはありませんか?

中小企業はたくさんあるから、とりあえず就職して、
まずは経験を積んでから2~3年後に大手に再挑戦がオススメ!

そうは言われても、具体的にイメージはできますか?
経験値のない就活生時代の私は無理でした!

同様の思いを抱える方は多いのでは?と思い、
このアドバイスを深堀りし説明してみたいと思います!


1.ゲーム業界は転職でステップアップ!

■ ゲーム業界は、ある意味『実力主義

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ゲーム業界の良いところは、
『どんな経験も活かせる!』と言われるところです!

転職の有無よりも、この2つが重要視されます!

◎どういう経験をしてきたか
◎どういうスキルがあるか


■ 会社の規模が大きいほど予算も大きい!

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つまり・・・

◎大きいタイトルを開発しがち
=大役を与えてもらえる可能性が高い!

◎高待遇
=ベテランがたくさん集まる!成長しやすい!

そのため、徐々に勤務先を大きい会社にしていくことで、
自然とステップアップができる仕組みになっています。

そのため、他の業界以上にゲーム業界は、
転職でステップアップする文化が根付いていると言われます。


2.新卒が中小企業をオススメされる理由!

■ゲーム業界の採用数のイメージ

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今一度、新卒採用のお話に戻ります。
まずは、上記の図をご覧ください。
線の太さ=採用数(就職数)のイメージです。
ヒト型は学生or未経験者の志望者です。

ゲーム会社の多くは中小企業です。
ブランド力のある大手は一握り!
お分かりの通り、中小企業は母数があります

では、次にこちらの図をご覧ください。


■ ゲーム業界の志望者数イメージ

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今度は、線の太さ=志望者数のイメージです。

お分かりの通り、大手の会社ほど志望者は多いです。
先程の図と比較すると大きな差があることがわかるかと思います。


■ 就職活動は『気持ちの切り替え』が重要

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会社にとって、就職活動は『取り合いじゃんけんと同じです。

なるべく早く、いい人を採用したい!という気持ちがあります。
当たり前ですが、未応募では取り合いされる候補ですらありません。
応募人数を満たしてしまうと、採用はクローズしてしまいます。
採用状況の進捗や終了の告知は、ほとんどの企業でありません。
そのため、大手志望者であっても、
就職しやすい中小企業への早めの応募をオススメされるのです!


3.大手への新卒入社は超難関!

■ そもそも応募数がものすごい!

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大手は有名だからこそ、様々な思惑のもとに志望者が殺到します。
そのため、何ヶ月もかけて審査・試験・面接をします。
合格者はその中で10人だったり…5人だったり…0人だったり…

つまり、大手への就職は非常に難しく、採用審査期間も長い!

その間に、中小企業の採用はガンガン進みます…
そして終わっていきます…


■ 大手ほどスキルだけでは入社できない!

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画力や経験値が高い方ほど、選考に残れる可能性は高いですが、
それだけで判断されるのではありません。
それどころか、画力や経験値よりも、
趣味や特殊な経験による『感性が評価される場合もあります。

画力や経験値は、入社後の経験でいくらでも伸ばせます。
就職前後で全く成長しないクリエイターはいません。

有名だからこそ、ブランドを背負う人を雇うわけなので、
会社のマインドへの適性や人間性が非常に重視されます。
しかも、形も正解も無いものなので、
きちんと社内基準が決まっている会社であっても、
最終的には採用担当者の肌感で決まることが多いです。

そのため、採用されるかどうかは、ほぼ運に近い気がします…


■ 大手だから高待遇!というわけではない

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『大手は高待遇っぽいから応募しよう』と考えている方!
ちょっと待って下さい!!!!!!

大手=すべての会社が高待遇とは一概には言えません!
大手は有名だからこその厳しさもあります。
運良く入社できたとしても、
作品愛や会社愛が無いと耐えられない可能性があります。

大手は社員数が多いので、
中小企業よりも昇進・昇給がしにくいです。
そもそも新卒は正社員にすら『なりにくい』『なれない』制度の
会社のお話もちらほら聞きます。
会社を聞かれたときにドヤれるのはメリットですが、
それ以外のメリットはぜひ採用情報や経験者のお話を聞きつつ、
将来像を想像しながら考えてみてください。


『2.転職でステップアップする文化が根づいている!』
と矛盾しますが、あれはあくまで転職の話。
実績があれば、高待遇で契約できるチャンスはあります!


4.2~3年後の転職をオススメされる理由!

就職活動をするときによく言われる、
『中小企業はたくさんあるから、とりあえず就職して、
まずは経験を積んでから2~3年後に大手に再挑戦がオススメ!

の『2~3年後の理由』についてお話します。


■ 例えば、開発チームに配属された場合

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ソシャゲバブルの時であれば1ヶ月〜半年の開発が多かったのですが、最近ではハイクオリティの作品作りが流行っているため、
1ゲームの開発期間がおおよそ2〜3年が多い印象です。

開発チームの多くは、決算後に立ち上がることが多いです。
多くの会社がおおよそ入社時期と重なります。

そのため、ゲーム開発を一通り経験できる期間といえます。


■ 例えば、運営チームやリメイクチームに配属された場合

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開発チームに比べて少人数のため、幅広い業務を担当できます。
すでにリリースされている作品なので、売上などを見つつ、
ビジネスとしてのゲームの在り方を学ぶことができます。
社内での信用やスキルが身についてくると、
別チームの手伝いを振られることも増えていきます。

同じ会社内でも、チームが違えば経験は全く違います!
チームにより、作り方・体制・見舞われるトラブルは様々です。

そのため、幅広い実務経験が積める期間といえます。


■ 入社後すぐに転職するデメリット

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単純にスキルが身についていません。
新卒入社と同様の厳しさに見舞われると思います。

やりたい仕事ではなかったとしても、
待遇に不満があったとしても、
2~3年は耐えることをオススメします。
(いじめや昼ドラ展開があるような会社は例外。早く辞めよう)

その間でも、何かしら学ぶことはありますし、
会社に希望が持てないのならば、退勤後や休日を使って、
同業者の交流会や勉強会などに参加して、
スキルや人脈を広げることもできますよ!


5.まとめ

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中小企業の中にも、
◎高待遇でサクサク昇給させてくれる会社
◎有名クリエイターが多数在籍している少数精鋭の会社
◎無名だけど、実はビックタイトルの開発会社

など、大手に匹敵する会社がたくさんあります。

大手ばかりに目が行きがちですが、
ぜひ、そのような会社にも目を向けてほしいです!

ある程度実力がある方であっても、就活シーズン後半になるほど、
採用を取ることが難しくなってきます。

何を目的にしてその会社を志望するのか改めて考えてみてください。
ゲーム業界に入ることが第一目標であれば、この言葉を贈ります。

中小企業はたくさんあるから、とりあえず就職して、
まずは経験を積んでから2~3年後くらいに大手に再挑戦がオススメ!


中編では、転職方法と転職のメリットをお話します。


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