在宅勤務を続けていたら自炊のレベルが格段に上がった
4月から再び始まった在宅勤務開始から1ヶ月が過ぎた。
その間、下記4つのコツを頭に入れながら在宅勤務を何とか乗り切っている。
在宅勤務の大きなメリットとして、「通勤時間が0秒」という点が挙げられる。無事に仕事を終えれば、いる場所は愛すべき我が家だ。
その余った時間と若干の余裕とで、今はひたすら美味しいご飯を作り続けている。
自炊は以前からやっていたのだが、ここしばらくは手抜きが続いていたのだ。
自炊歴は長いのだが
自炊は大学進学に伴う一人暮らしを機に、食費を節約するために始めた。
元々凝り性な上にインドア気質であり、好きな味付けのおかずがいつでも食べられるとなれば、ハマらない理由はなかった。
しかし、その実は大したことはない。
元々、美味しいと感じるハードルが低い上に、同じものを食べ続けていてもあまり飽きが来ない質だったからだ。自炊を初めてから3ヶ月は塩とこしょうの野菜炒めだけでひたすらごはんを食べていた。それで既に美味しいんだから仕方がない。
少し立つとレパートリーは増えたが、カレーは一度作ればなくなるまで美味しいままだし、冷凍うどんはレンチンして白だしと卵をかければそれだけで美味しかったのだ。
そのため、自炊に取り組む期間は長かったが、レパートリーはそこまで増えてはいなかった。せいぜい、同じ具材で味付けを変えるくらいである。料理のレパートリーとは言ってしまえば、食材・調味料・調理法の掛け算だ。
食材なんて普段買えるものは種類もたかが知れているし、苦手なものをわざわざ買って使おうとは思わない。
そして、調理法は調べなければ分からない。更に調べた所で、道具がないから、片付けが面倒だからという理由で出来ない調理法も多数存在する。僕にとっては揚げ物がそれだった。
となれば、狙うのは調味料だ。これを増やせば料理のレパートリーは増える。
食材に火を入れてから、酒・みりん・醤油を入れれば和風、創味シャンタンを入れれば中華、コンソメを入れれば洋風、という具合に。
この機会にレパートリーを増やした
そんな自分ではあるが、時間も気持ちも多少余裕があるのと、外食がほぼ出来なくなってしまったため、ちょっと凝ったものを作りたくなってきた。
前述の通り、調味料はそこそこあるので、食材と調理法を少し足せば作ったもののないものが出来そうだ。
巣ごもり生活の影響で強力粉・ドライイースト・バターの需要が高まっているらしく、スーパーでは品薄である。ある日、それらを偶然見つけたので、パンを作ることにした。ただ、初めてやるにはいきなり変則的な使い方をしてしまったが。
パンは手ごね。オニオンスープは単純だが、作るのにそこそこ時間がかかる。レンジ・オーブンでもしっかり焼けた。器も温まるので、スープも長時間温かいままだった。
漫画やアニメの再現レシピをYouTubeや各種SNSで度々見かけていたので、ドラマ版「孤独のグルメ」に登場した料理「ピーマンつくね」を再現しようとした。鶏肉がなかったので、牛豚合挽きのミニハンバーグになってしまったが。
「ピーマンを生で食べる」と初めて聞いて、「苦くてとても食べれるものではないだろう」と思っていたのだが、小さく作ったハンバーグと一緒に食べるとこれが今まで食べてこなかったのを後悔するほどの美味しさだった。ただ、この後似たようなものを作った時はピーマンがイマイチだったので、これをやる時は美味しいピーマンを狙う必要がある。
大体、合挽き肉はハンバーグか肉詰めになる運命(さだめ)なので、余ったものは成形して冷凍することになった。昨年が終わる前に滑り込みでふるさと納税を岩手県北上市に行い、南部鉄器のスキレットをいただいた。これでハンバーグを焼くとどうなるか試した。
スキレットはサイズが小さいため、焼けるものに制限があるか、それを抜けた時の「しっかり収まった感じ」がすごい。また、このまま器にして食べれるので、温かいままだし洗い物も減るしで良いことづくめである。
自炊は最高
自炊の楽しさに再び目覚めてしまい、最近は片付けが面倒で敬遠していた揚げ物用の鍋を買った。からあげ、とんかつ、天ぷらが作れるようになるので、そうなったらますます自炊にハマってしまうかもしれない。
まだしばらくは人の集まりを避けるような生活にはなりそうだけど、それが終わったら友人たちを招いて、ちょっとしたホームパーティーをやりたいものです。和洋はある程度行けるとして、あとは中華かな……。引き続き、自炊がんばります。
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