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ポテトサラダ入門

この記事では、ポテトサラダを作り慣れていない人を対象に、ポテトサラダをつくるうえで知っておきたい基礎知識と、自由な発想でポテトサラダをつくれるようになるための実践的なノウハウを解説します。

🎯 対象となる人

  • ポテトサラダをつくったことがないが、つくってみたい

  • 定番のポテトサラダしかつくったことがない

  • 自分のつくるポテトサラダに飽きている

🚩 目標

  • ポテトサラダの基本的なつくりかたがわかる

  • レシピに捉われず、自由な発想でポテトサラダをつくれるようになる

  • ポテトサラダをつくるのが楽しくなる

🗺 ポテトサラダの設計図

最初にポテトサラダの全体像を確認してみましょう。白枠は最低限必要な要素、点線の枠は好みでアレンジできる要素です。

点線の枠はこのほかにも様々な選択肢があります。自由に発想してみましょう。

🔰 定番のポテトサラダ

定番のポテトサラダをもとに、基本的な作り方と調理のポイントを解説します。

※ 動画のテロップについて
動画には解説のテロップが挿入されています。歯車のアイコンから、字幕 => 日本語 を選んでご視聴ください

基本的なつくりかた

  1. じゃがいもを茹でる

  2. 潰して下味をつける

  3. 合わせる野菜を塩もみして水分を抜く

  4. 具材を合わせて、全体をマヨネーズであえる

調理のポイント

💡 じゃがいもは水からゆでる
潰しやすく柔らかくするため、じゃがいもは水からゆでます。沸騰させたら火を弱めて、じっくり茹でていきます。

💡 じゃがいもの水分を飛ばす
粉吹き芋にしてじゃがいもの水分を飛ばすと、仕上がりが水っぽくなるのを防げます

💡 熱いうちに潰す
じゃがいもは冷めると硬くなるので、熱いうちに潰します。マッシャーがなければ、フォークでも潰すことができます。

💡 野菜の水分を抜く
仕上がりが水っぽくならないように、野菜は塩もみして水分を抜き、しっかりと絞ります

💡 熱いうちに下味をつける
塩こしょうやお酢を熱いうちに加えます。冷める過程で味が染み込みます。

💡 じゃがいもが冷めてからあえる
熱いうちにマヨネーズを加えると、マヨネーズが酢と油と卵黄に分離してしまうため、粗熱が取れてからあえます

🥔 ポテトサラダに合うじゃがいもの品種

どの品種もポテトサラダに使うことができますが、仕上がりに違いが出ます。目的に合った品種を選びましょう。

  • 【男爵(だんしゃく)】ホクホクした食感が特徴で、最もポテトサラダに適しています。ゴロッとした食感の仕上がりに向いています。

  • 【メークイン】甘くねっとりしているのが特徴です。なめらかな食感のポテトサラダをつくりたいときに向いています。

  • 【キタアカリ】甘味が強く、男爵と同じようにホクホクした仕上がりに向いています。

  • 【ニシユタカ】新じゃがいもとして多く出回る品種で、メークインと同じように、なめらかな仕上がりに向いています。

✻ ✻ ✻ ✻ ✻

🥒 ポテトサラダのアレンジ

ここからはポテトサラダのアレンジについて解説します。
ポテトサラダのアレンジを考える場合、大きく4つのポイントがあります。

  • 合わせる具材を変えてみる

  • 風味付けの調味料を加えてみる

  • じゃがいも以外の食材をベースにしてみる

  • 滑らかさを変えて、食感を調節してみる

🥗 具材のアレンジ

野菜や豆類、缶詰類など、幅広い食材を合わせることができます。水気の多い食材を使う場合は、塩もみするなどして水気をよく切りましょう。

食感のアクセントになる具材を加える

全体が柔らかい食感に仕上がるので、アクセントになる食材を1ついれることで、バランスがよくなります。多くの場合、玉ねぎやきゅうりが加わるのはそのためです。

  • 玉ねぎはみょうがなどに変えてもよいでしょう。和風の仕上がりにおすすめです

  • 紫玉ねぎを使うと、色味が華やかになります

  • コーンや豆類など、プチッとした食感を加えるのもおすすめです

🧂 味付けのアレンジ

マヨネーズが基本ですが、

  • 粒マスタードやカレー粉など、他の調味料を加えてもよい

  • たらこやアンチョビなどを調味料代わりに加えてもよい

  • マヨネーズを使わず、ドレッシングなどであえてもよい

と、幅広く解釈することで、様々な味付けのアレンジを楽しめるようになります。

👨‍🍳 やってみよう!

ここからは具体的なアレンジ例を紹介します。

💡 里芋でポテトサラダをつくってみよう

基本的な調理工程はそのままで、じゃがいもを里芋に変えてみましょう。味付けはマヨネーズにたらこを加えたタラマヨで。

💡 さつまいもでポテトサラダをつくってみよう

さつまいもはダイス状に切って潰さずにあえてみましょう。味付けはマヨネーズに粒マスタードを加えたマスタードマヨで。

✻ ✻ ✻ ✻ ✻

💡 ほぐした鮭を加えてみよう

甘塩鮭の切り身をレンジで加熱して、ほぐして加えてみましょう。市販の鮭フレークを使っても。

💡 サバの缶詰を加えてみよう

サバの水煮缶をほぐして加えます。玉ねぎの代わりにみょうがを合わせるのもおすすめです。マヨネーズに少し醤油を加えて和風に仕上げても。

💡 コンビーフを加えてみよう

コンビーフやウインナーなどの加工肉もおすすめです。コンビーフには塩気の強いものもあるので、マヨネーズの量を加減しましょう。

✻ ✻ ✻ ✻ ✻

💡 カレー粉を加えてみよう

ツナ缶、グリーンピース缶を使い、仕上げにカレー粉を加えてみましょう。

💡 ガーリックパウダーを加えてみよう

アンチョビとガーリックパウダーを使ってデリ風の仕上がりにしてみましょう。パンに挟んで卵サンド風にしても。

💡 マヨネーズを使わずに味付けしてみよう

ポテトサラダだからといって、マヨネーズを使わなければいけないわけではありません(!)。フレンチドレッシングをつくってあえてみましょう。

✻ ✻ ✻ ✻ ✻

💡 牛乳を加えてなめらかな食感に仕上げてみよう

茹でたじゃがいもに少量の牛乳を加えると、潰しやすく、なめらかな食感のポテトサラダになります。

💡 じゃがいもを潰さずに、ゴロッと食感に仕上げてみよう

茹でたじゃがいもを粉吹きにして水分を飛ばしたら、そのまま具材とマヨネーズをあわせてあえてみましょう。

✻ ✻ ✻ ✻ ✻

いかがでしたでしょうか?

考え方をちょっと変えるだけで、様々なアレンジのポテトサラダが楽しめます。
基本の調理工程と調理のポイントをおさえたら、自由な発想でポテトサラダをつくってみてください。

それでは〜👋

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