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行動してしまえばあとは楽

行動力のある人というのは「行動してしまえば、あとは楽」と知っています。これまでの経験から、

 「行動さえしてしまえばあとはどうにかなるものだ」

という体験を何度も何度も積み重ねているからです。

行動力というのは「雪だるまづくり」に似ています。

雪だるまづくりでは、最初に小さなおにぎりサイズの雪の塊をつくりますよね。その雪の塊を雪上に転がしていくとどんどん雪がくっつき、あっという間に一抱えもある大きな雪の塊になります。

行動力もこれと同じです。

大きな雪の塊をいきなりつくるのは、一見すると大変に思えるかもしれません。しかし、最初は小さな塊でいいのです。小さな塊だったとしても少しずつ転がせばどんどん大きくなるわけですから何も問題はありません。


今あなたは、日本語を苦もなく使いこなしています。

聞くことも、話すことも大抵のことは不自由がないでしょうし、難しい小説もネット上のニュースも難なく読んでいるでしょう。

しかし、小学生のときは、どれほどの言葉を知っていたでしょうか?
漢字もどれくらい知っていましたか?

学習を始めなければ現在のあなたはなかったはずです。

わからなかった状態でも、少しずつ学習と言う経験を積み重ねたことで現在のあなたがあるのです。

 「行動をすればあとはなんとかなる」

というのは"行動する"ことで自分と自分を取り囲む環境がそれだけで変化し、成長するから起きることです。もともと困難だと見えたものでも行動することによって、少しだけ困難度合いが減少していきます。

行動しなければ自分は変化せず、環境だけが変化して困難度合いが高まってしまうかもしれません。時間が経過すればするほどややこしくこじれてしまうかもしれません。

それよりも一歩行動し、自分と環境の両方を変化させたほうが問題は解決しやすくなるものです。

問題と自分の能力の関係は常にそういうものです。

新人や若手のためにもう少しわかりやすく言うと、最初から100点狙いでなくても良いと言うことです。まずは及第点…なんなら20点狙いでいいのでまずはやってみるのです。

怒られるのが怖いなら、

 「ちょっと試しに書き出してみるので、
  いろいろご指摘いただいてもいいですか?」

と聞いておきましょう。相手も不完全なものが出てくることがわかるため、あらかじめ段階的に精度が向上するものと思って構えてくれます。

指摘上等、やり直し上等、わからないことは答えを教えてもらって進むしかありません。最初はだれでもそういうものです。何歳になっても、どんなベテランになっても、自分にとって未知の領域に飛び込むときは新人や若手とやってることは変わらなくなります。

プライドで解決ができたり、パフォーマンスが上がったりするのであれば、プライドに固執するのも良いでしょうけど、少なくともプライドがそうした効果を表した事例を私は知りません。

また、わからないことを他人に聞くとしても、漠然とした質問をしたところでおそらくはまともな答えが返ってきませんし、質問に対して答えることが嫌な人やコミュニケーション能力が残念な人もいます。

「教える」「伝える」になると案外ハードルは高くなりがちです。

ですが人は自身に責任が無いと思って「指摘する」「ツッコミを入れる」立場になった瞬間、なぜか流暢に言葉が紡がれるものです。「本当にこの人、コミュニケーション苦手なのか?」と言うほど湯水のように指摘がわいてくる人だっています。「最初から教えてくれればいいのに…」と心の中でストレスがたまることもあるでしょう。

それでもそうなることを予め予測して、相手の回答を自分のコントロール下において引き出す術を修得しましょう。相手はしたり顔で指摘しているつもりかもしれませんが、そうなるようコントロールしてあげればいいのです。

それができれば「行動してしまえば、あとは楽」と言う状況は、いつでも思い通りに作り出せるようになります。これは自分自身に対しても同じことが言えます。

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