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条件分岐に対するテスト観点

今日はソフトウェア品質のなかでも、テスト工程における簡単な観点について1つ触れてみましょう。

条件分岐。すなわちif-else文で行うべき確認観点を説明する前に、if句に設定できる『条件』について説明します。

プログラム言語の中で言う「if」句は、どのプログラム言語であっても、原則

 真(1)または偽(0)を評価する

条件式となっていることが求められます。基本的には関係演算子によって評価されるのが一般的ですが、そのまま数値を代入しても、処理は行えます。

条件が満足されることを真になる、その逆に満足されないときに は偽になるともいいますので、その表現も覚えましょう。「真になる」場合には1が、「偽になる」場合には0が返されるということも、基礎ではありますが、大事なポイントです。

では、その点を踏まえ、条件式の評価を行いますが、ここで注目しておくべきは、関係演算はその名の通り「通常の算数」とは異なり、計算がしたいわけではありません。

 右辺と左辺の関係性を表現する

のが目的です。

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これらをプログラムの世界では「比較演算子」と言います。プログラム言語によって、微妙に演算子の表現が異なることがありますが、C言語ベースのプログラム言語であれば、概ね上記のような様式になります。

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