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計画には修正がつきもの

方向がずれているのに軌道修正をしないまま行動し続けることは、時間や労力の大いなる無駄となります。場合によっては事業が傾きかねません。

行動を修正する唯一の方法がアクションプランのチェックです。

アクションプランなくしては、すべてが成り行き任せとなる。
途中でアクションプランをチェックすることなくしては、成り行きの中で意味のあるものとないものとを見分けることすらできなくなる。

P.F.ドラッカー『経営者の条件』

アクションプランは一種の仮説の集合体であり、実践することによって質と量を検証することが可能に…要はここまでして初めて「評価」することが可能になるということです。

  • 質…成果はあがったか、そもそも成果のあがらない行動ではないか

  • 量…時間や行動範囲など、量は足りているか

計画を立てたにもかかわらず、その計画を確認することもなく勝手に行動するようでは即日で形骸化してしまうことでしょう。

形骸化させるのはいつの時代も形骸化させるように思考し、形骸化させるように行動する人間です。

ルールや手順自体もふりかえり対象ではありますが、そのように扱うルールや手順にさえなっていればルールや手順から勝手に形骸化していくことは決してありません。

また、行動の修正とは詰まるところ

 「始める(Insert)」
 「やめる(Delete)」
 「減らす/増やす(Update)」

の4種類しかありません。
情報の修正、データリソースへのアクセス(CRUD)と全く同じです。

一日、一週間、一か月単位で量と質をチェックすればやめるべきこと増やすべきことなどが見えてきます。そしてその成果は、行動を逐次マネジメントできたかどうかにかかっています。

管理とは「現状を把握する」行為のことではなく、

 「計画通りに進んでいるかを監視し、
  計画通りに進みそうにないと分かった時点で、適宜コントロールする」

行為を言います。

ひとことで言うと

 やりくり

ができて初めて管理であり、そのやりくりができる人間をマネージャーと言うのです。そのため皮肉なのでしょうが、世の中で最もマネジメントが適している職種は”(やりくりの上手な)主婦”なのではないかといつも思っています。

 

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