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狩猟採集生活ってどんなの?実体験より

読書感想文

アフリカでの狩猟採集生活の体験談の本を読んで

・狩猟と採集の生活
・20キロ歩きまわって、基本とれへん。狩猟行ったら3日ゴロゴロ
・採集生活の安定性の高さ
・主食となる11種の植物は豊富で、一年中の食生活を保証している
・水は90%以上植物に依存している
・植物の選択性が高く、食べられる植物でもほとんど顧みられないものが多い。
・労働力、労働時間は比較的小さく、休養、レジャーに多くの時間を費やす。

めちゃめちゃ意外だった。

狩猟採集生活なんて、今日食べれるもんもみつかるかどうか、という生活を想像していた。

肉食いたくはなるけど、狩猟できなくても生きてはいけるから、精神的余裕がある生活。植物も毎回同じものというわけではなく、食卓の変化はある。

男の場合、狩猟以外はゆっくりゴロゴロする生活。あー暇やなあとか、あの子と付き合いたいなとか考えてたんかな。明日のことについて考えるとかせーへんかったんかな。


毒は甲虫の幼虫からとったもので強力だが、即効性はない。毒がまわって倒れるまでには、小さな動物でも数時間、大型だと約20時間、キリンだったら3日もかかるのである。
水を飲むことは許されるが、食物を口にすることはできない。狩人が食物を口にすれば、傷ついた獲物もまた元気にを回復し、逃げ去ってしまうと信じられているからである。その日は一旦キャンプに引き上げる。次の日の昼ごろには獲物に追いつく。

毒って意外とこんなにかかんねんな。途中で毒ほんまに聞いてるんかな?ってなりそうやけど、ずっとおいかけるねんな。そして、狩人独自ルール(笑)分からんでもない発想やけど、キリンに毒さした時、3日間も断食するんはほんまにきつそう。1日でも限界やのに。


労働というのは普通、遊びと休息、娯楽とレジャーといったものとの対概念として考えられているが、それは我々の勝手な解釈であって、もともとはこのように大変未分化な、区切りのないものであったと思われる。
羽つきのような遊具があって、7.8歳から20歳前ぐらいまでの男の子がよく遊ぶものがある。この遊具を、やはりもう50歳にもなった大の大人の男が、30分ほどもかかって夢中になって作っている。自分でそれを使って遊びだした。あるいは年配の女性が、食器として使っているホーロー引きのボウルを、突然頭に被って歌をうたい踊りだすというような場面もたびたび見かけた。

50歳のおじちゃんかわいい(笑)。いやでも何歳になっても子どもみたいな心って持ってるやんな。ほんで大人も人の目気にせず、楽しんでた方が魅力的な気がする。


しばらく会わなかった2頭が初めて出会ったときの戸惑い、あるいはそうした社会的緊張を、接触行動によって緩和しているのだが、こうした挨拶行動がチンパンジーでは非常に発達している。

ちょうど昨日、見ず知らずの60代くらいのおじさん、おばさんが世間話を始める場面に遭遇した。見知らぬ人と会話できるってええなー。

社会的緊張を緩めるってどんな相手でも、場面でも必要!挨拶+何気ない声かけを意識してみよう。

最後まで読んでもらえて嬉しいです