心新たにお客様をお迎えする!
宇宙一外食産業が好きな須田です。
今日あたり、近畿圏が自粛解除になりそうですね!
自粛解除の動きが加速していますが注意しながらも歓迎すべき動きですね。
でも、くれぐれも注意は怠らないようにしましょう。
一部の店舗とはいえ、飲食店からクラスターが発生したことも事実です。
クラスターとなった飲食店は全体の中の一部分ではありますが、多くの方を守るためには全ての飲食店を規制の対象にしなければならないのは、国民の安全を守っている立場の方としては当然の対応ですから、自ら注意して感染の発生源とならないようにしましょう。
さて、間もなく自粛解除となりますが、お店を再開する前に必要なことは清掃と仕込みだと思います。
清掃で一番注意して行わなければならないのは厨房内です。
床と壁面、棚、冷蔵庫内等を清掃しましょう。
使用しない期間があったので空気の対流が少なく雑菌が繁殖している可能性があります。
賞味期限の確認がてら、棚卸もかねて清掃をおすすめします。
心新たにお客様をお迎えするので、消毒を含めて清掃を行ってはいかがでしょうか。
特に冷蔵の清掃を強くお勧めします。
賞味期限の確認と在庫量の確認などを含めてキレイにしてください。
先ずは、冷蔵庫の確認を行い食材の在庫量を把握して、兄貴の食材を中心にメニューを考えて発注をすることになると思います。
さて、次は仕込みになると思います。
使える兄貴の食材はそのままに、これから新たに仕込みが必要になるものも多いと思います。
必要な日数をかけて仕込みをシッカリと行いましょう。
この際に必要になることですが、メニューをどうするのかということです。
私の個人的な見解ですが、自粛前のメニューの全てを提供することは得策と思えません。
理由は、まず客数が読めませんので提供数が見えません。
すると仕込み量が把握できません。
しかも、スタッフの確保もままならないと思います。
提供する体制が以前とは違ってきていると思います。
すると生産量に限界があることは容易に想像が出来ますので、限定メニューにすることをおすすめします。
特に注意すべきはスピード提供です。
感染防止の観点からも、特に客数が見込めるランチ営業は、お客様が店内にいる時間を短くするため、商品はスピード提供をしてお店もお客様も守ることを考えましょう。
メニューを決める際に基準となることは、ある一定量を仕込めること、限定した食材で複数のメニューを提供出来ること、Aランク商品であることを基準とします。
特に、Aランク商品を中心にしてメニューを組むことは大事な施策と言えます。
積極的にアフターコロナに対処する意図をもって、自店のポジショニングを考えて、改めて自店は何を主力商品として商いを行っているのかを、お客様に強くアピールすることにしましょう。
Aランク商品は、間違いなくお客様に支持されている商品群です。
そこを強く押し出し、あなたのお店が何のお店なのかを強くアピールして新たな顧客の開拓を行いましょう。
我々は商売人です。
常に前を向き貪欲に商いを行うことが使命であり、お客様に正しく自らの在り方をお伝えすることは重要なことです。
ブランディング戦略の、基礎の基礎です。
今までの営業の中でお客様に向き合って来られたと思いますが、いつの間にか増えてしまっているメニューがあるのなら、この機会でメニューを絞り込み効率営業をすることは勿論ですが、自店のポジションを改めてアピールしましょう。
いついかなる時も前向きに、隠れている可能性を見る目を持って商いを行いましょう。
ナポレオン・ヒル著の思考は現実化するには、
「逆境の中には、すべてそれ相応かそれ以上の大きな利益の種子が含まれている」と、
書かれています。
ピンチはチャンスとも言われています。
この期間を活用し、これからの新しいお店の在り方を再構築してみてはいかがでしょうか。
さて、最後に清掃の話しに戻ります。
絶対に清掃をしていただきたい場所があります。
それは、グリストラップです。
私は居抜き物件を視察する機会が多くありますが、その際に異臭がする物件があることはしばしばですが、異臭の発生源のダントツ1位はグリストラップです。
水が流れていないグリストラップの中では、雑菌が爆発的に発生しています。
ですから暫らく営業をしていなかったお店の場合、営業を限定的にしていたお店も同様に、グリストラップの清掃を必ず行ってください。
異臭の発生源の第2位は、冷蔵庫です。
冷蔵庫も沢山の食材を保管している関係上、雑菌も多く存在しています。
特に納品された段ボール箱のまま冷蔵庫に保管している場合、雑菌は繁殖している可能性が高いです。
ですから、グリストラップと冷蔵庫、必ず清掃してください。
食中毒で営業停止になると、影響が大きすぎるので絶対に清掃をすることを強くお勧めします。
こんな地味なことが、実は一番大切だったりしますので。
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