個人事業主日記 2024年8月1日
今年も夏休みがやってきた。おれではなく、小2の息子の。おれは決して休みではないのに、休みのムードが家を満たす。家は、おれにとっては職場でもある。なんということだ。おれも休むしかない。
そういうわけにもいかないので、がんばるしかないのである。
がんばるはがんばるのだが、せっかくの夏休み気分を息子からちょっとだけ拝借して、勉強というか研究というか、に意識的な期間にしてもいいのかもしれない。夏休みの宿題、夏休みの自由研究じゃないけれど。まあ、ちょっと本を多めに読んでみたり、ぐらいのものかもだけど。
新しい仕事との取っ組み合いがいちばん勉強になるっていうのは完全にそうなんだけど、自分なりの研究テーマを追うことというか、自分なりにじっくり思考を練り上げていくというか、そういうのもまた超だいじだなーと最近思っている。そのほうが自分的に楽しいということでもあるし、そのほうが対外的にもいい感じになるんじゃないのという思惑もある。
だって、せっかく個人事業主というやつをやっているのだから、かえのきかないやつになりたいじゃないですか。いや、ビジネスとしては究極「かえはきく」であるべきなんだが、それでも「こいつに任せなければ、こうはならないよな」ってやつにさ、なりたいもんですよ。
日々の業務にいそしみながらそういうことをやっていくのは簡単なことではない。簡単なことではないからこそがんばるのである。「余裕ができたら」なんて構えていたら一生やらない。自分で余裕を作っていくしかない。個人事業の再生産体制。
しかしまあ、なんだかんだよくもまあ、こんなにちょうどよく働けているもんだなあ、と不思議になることが非常にしばしばなのである。
もちろん多少の繁閑の波はずっとあり、心もずっと凪いでいるというわけにはいかないが、それでも体を壊し家庭を犠牲にするほどの極端な忙殺もなければ、事業のすべてを断念しそうになるほどの極端な暇もない。
受注産業なので外的要因は大きく、たいへんありがたいことだが、外的要因に完全に依存するとやべーので、なんとか自分でコントロールできるように一生懸命やっている。風で進むんだけど風に吹かれるままなわけではない帆船のようなものだろうか。
ひとつひとつの仕事をがんばることと同じように、仕事を続けていけるようにバランスをとり続けることもがんばらなければならない。
昨夏の猛暑をうけて北海道の小中学校は夏休みを延長した。今年の札幌はお盆が明けても夏休みが終わらない。いいぞ、時間はたっぷりある。おれたちの夏は始まったばかりだ! 「パパあそぼう! パパあそぼう! パパあそぼう!」よろしくどうぞ。
【おしごと】
YAE C5 CLINIC
再生医療に特化した美容クリニックの開院に伴い、ウェブサイトのトップページ、アバウトページのコピーをお手伝いしました。Extractさんのお仕事です。
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