鈴木拓磨|スコピー

コピーライターです。言葉を使った整理・企画・表現各種。2021年よりフリーランス。北海道札幌市。 https://sucopy.jp/

鈴木拓磨|スコピー

コピーライターです。言葉を使った整理・企画・表現各種。2021年よりフリーランス。北海道札幌市。 https://sucopy.jp/

    最近の記事

    個人事業主日記 2023年3月1日

    2月の終わりにもなってガツンと降り積もった雪をマインクラフトのブロックのように四角く切って捨てる。個人事業主としての生活もマイクラのように終わりがない。自分で勝手に目的を設定し、自分で勝手に達成し、自分で勝手に達成を諦め、いずれにしても死なないように気を配り続けるサバイバルモード。のんきにクリエイティブモードで遊んでる場合じゃないけど、おかげさまでそれなりに楽しくやっております。あと、自宅で仕事をしていると除雪のタイミングも融通が利くのでありがたい。 この1年を振り返る瞬間

      • ブランディングとは一貫性の付与である

        スコピーのささやかな私見メモ。お役立ち記事ではない。 ブランディングとは一貫性の付与である 「よく見せる」とか「信頼を得る」とか以前のブランドの機能として。最初に触れたときも、後日再び触れたときも、ある範囲内での不変を保証するのがブランド。ブレていたらブランドではない。その一貫性をより魅力的にしようとするのは、ブランディングの目的からすれば至極当然なことだけれど、何が魅力的かというのは人や時代やどういう商売をしようとしているかによって違ってくる。 一貫は不自然なこと

        • コピーライターによる言語化と「言葉を使った整理」について

          言語化について言語化してみるよ。 「言葉を使った整理・企画・表現各種」 コピーライターとして独立開業する際、スコピーのタグラインとして「言葉を使った整理・企画・表現各種」というのを使うことに決めた。このフレーズはもともと独立より少し前、コロナが始まった頃にTwitterのプロフィールに書いたもの。 ほら、コロナの初期ってたくさんの人が自分の仕事の本質なんかを見直しがちだったでしょう。で、おれもまだ勤め人ではあったけれど「コピーライター、定義が仕事のくせに自分の職能を定義

          • 個人事業主日記 2023年2月1日

            年末進行を越えた先にあるものなーんだ? 年始進行である。 近年、年末より年始のほうが立て込むようになってきたと感じているのはおれだけだろうか。なんせいろんな人が年末に「ま、年明けから」なんてやるのである。おれもやる。無理しない。年末に追い込まない。それはそれでやさしいムードはあるものの、やっていることは単なる先送りであることがほとんどだ。 正月休みが明け、数日はリハビリなんつってるうちに成人の日の三連休、気づけば月も半ばで、かといって締切は後ろに倒れない。すぐに3月末、

            個人事業主日記 2023年1月1日

            2022年、スコピーは過去最高益を達成いたしました! ありがとうございます!!!!! 1年前の日記には、年を越せてうれしいけれど、そこまで感慨ないかもと書いた。あれから丸一年、1月から12月までの2022年を生き抜いたなあということをひしひしと噛みしめている。稼ぎの額についてというより、とにもかくにも「フル尺いけた〜!」という実感が大きい。予想通りの感慨だ。 スコピーは開業が7月だったので、1期目(と、個人事業主でもいうのだろうか?)は5ヶ月半しかなかった。12ヶ月あっ

            個人事業主コピーライターの買ってよかったもの10選 2022年

            2022年も残りわずか。必要経費をもう少し使っておきたい個人事業主さんの参考になりますように。ならないかも。 (厳密にいうと去年11月〜今年11月ぐらいまでの買いもの。本などは書き出すとキリがないので除く) AirPods Pro 超普通で恐縮ですが。MacとiPhoneで仕事をしている自分には超快適。昨年購入して1年ほぼ毎日使い倒している。テレカン時はこれ。テレカン時以外も息子がいて仕事するときなど。ノイズキャンセリングが素晴らしく息子のYouTube視聴音も気にせず

            個人事業主日記 2022年12月1日

            独立から1年と数ヶ月。発行してきた請求書の通し番号が100に達した。ありがとうございます。 これが多いのか少ないのか、早いのか遅いのかはわからないけれど、他人と比較する必要がないということはわかる。 とにもかくにも自分自身が続けていけるかどうか、目下の課題はそこなのである。 持続可能性ってあくまで「可能性」であって、実際どうなるかなんて蓋を開けてみなくちゃわからんわけで、そこは腹をくくらなくちゃなんねえわけですが、そんなもん生きていくってそういうことじゃんね。確たる数字

            個人事業主日記 2022年11月1日

            10月、ちょっと忙しかったです。9月に比べて。とはいえ休みなく働いているわけでも徹夜しまくってるわけでもない。概ね健やかにやっております。健やかじゃないといい仕事できないんすよ、おれ。よわよわだから。体つらいとすぐに泣いちゃうから。 どんなところで忙しさを感じるかっつうと、仕事以外のことあんまりやってないなーということがわかったとき。あんな勉強、こんな取り組み、継続したいと思っているあれこれがおろそかになる。読みたい本がたまっていく。必要火急な予定だけで埋め尽くされていく。

            個人事業主日記 2022年10月1日

            9月はわりと出かけた。さっぽろ紙まつりや、寺島デザイン30周年展、オータムフェストなどのイベント。そして、初めての福井や石川へ。それぞれに楽しく、それぞれに心揺さぶられた。行ってよかった。 コロナ前で会社勤めのときは毎日出かけるのが当たり前で、今もそういう人が多いかと思うけれど、おれはすっかりそうでない人になってしまった。自宅が職場になり、リモートでの打ち合わせが当たり前になり、息子の送り迎えやランニングで家の外には出るけれど、それは出かけるのとはなんか違う。 そんな生活

            個人事業主日記 2022年9月1日

            2022年の3分の2が終わったと取るか、夏が終わったと取るか。 海には行かなかったがプールに2回行った。そこへは初めて行ったのだけれど想像よりずっとよくて息子もたいそう楽しんでいたようだった。未就学児限定で遊べるゾーンがあって、来春小学生になる息子は今年が最初で最後だったので、とても名残惜しそうにしていて、明らかに疲れ切っているのに粘って遊び続けようとして、ちょっと叱られた。でも、名残惜しい気持ちはとてもよくわかるので、きつく叱りすぎるのも躊躇われて、あまり経験したことのな

            個人事業主日記 2022年8月1日

            頚椎椎間板ヘルニアの調子は上向いているものの左腕の力は依然として入りにくい。日常生活にはほぼ差し支えないが、うっかり左手で重いものを持ったときに落としそうになり危ない。ストレートネック仲間たち、こうならないように気をつけような。 「気をつけよう」で済むなら警察は要らないし、社外コピーライターも要らないのである。具体的なアクション、あるいはアクションを喚起するコンセプトの提示が必要だ。そこでおれは考えた。 姿勢王である。 いかにも、私が姿勢王である。 姿勢王に即位したか

            1周年と、この1年の暮らしについて。個人事業主日記 2022年7月16日

            周年というやつ。周年を機にというやつ。コピーライターとしてお手伝いすることも少なくない周年コミュニケーション。一般的にやることといえば、内外に感謝を伝え、これまでを振り返り、これからを展望し、いまの決意を発するといったところか。さらには周年を口実に普段と違う事業や取り組みを行ったり、アイデンティティを見直したり、などなど。今月の「ブレーン」がちょうど周年特集ですね。 とはいえ、こんなたいそうなことはおれという個人事業主のたかだか1周年において明らかに過剰。じゃあ何をやるかっ

            個人事業主日記 2022年7月1日

            梅雨のある地域で、梅雨が早めに明けまくっているらしい。ふと、例年なら、現代の暦において七夕って梅雨のあいだのイベントなんだなということに気がつく。梅雨がなく、七夕も8月にやってくる北海道の民としては新鮮な気づきである。暑いでしょうか。お元気でしょうか。 あの日の札幌も暑かった。太陽がギラギラ照りつけ、税務署の駐車場で車の中はすぐに熱された。昨年の7月16日、開業届を提出してからもうすぐ1年が経とうとしている。 この1年を振り返るのはちゃんと1年経った後にするとして、このと

            個人事業主日記 2022年6月1日

            独立して初めての健康診断に行った。独立前に行っていた病院と同じ病院で。かつては会社の総務の方に対して希望日を出して日程を決めていたりしたのが、自分で病院に電話をして、予約を取って、自分でお金を払って、なんだか不思議な気分だった。 結果はまだ出ていないのだけれど体重が増えていることはわかった。よくわかった。痛いほどわかった。独立前から在宅勤務はしていたから、独立が原因ということでもなさそうだけれど、まあ加齢とか、息子の残したものをよく食べているとか、そのへんだろう。 事実と

            個人事業主日記 2022年5月1日

            突然メールをいただいたり、突然メッセージをいただいたり、突然お誘いいただくことが、3月、4月は何度かあって、連絡を取り合ったり、リモートでおしゃべりしたり、仕事が始まったり始まらなかったりした。 新たな縁、古い縁、想像だにしなかった角度から縁がつながる。ありがたいことである。 何事も最初は突然なのである。大なり小なり突然からすべては始まる。その突然に、びっくりするぐらいはいいけれど、ひるまないことが大切なんじゃないかと最近思う次第である。なぜなら、仮に何事も最初は突然なの

            個人事業主日記 2022年4月1日

            新年度あけましておめでとうございます。うちの息子はひとつ進級しますが、おれは特になんにも変わりません。 息子は一年の始まりが4月だと思っているらしく、その理解はある意味で正しいのだけれど、正しいだけに説明が難しい。一年の始まりは1月だけど、4月でもあるんだよ。ふたつあるんだよ。年と年度。いやもうそれなんなの、っておれも子供の頃から思ってるし、なんなら今でもちゃんと説明できないでいるよ。そのふたつが併存していることの意味。 「わからないなら辞書を引け」が言葉を生業とする者の