
個人事業主日記 2024年11月1日
たとえば、家族と共に過ごす大切な時間を犠牲にして仕事しなければいけないとき。
その仕事は、苦役でなければならないだろうか? 苦役であれば家族が報われるわけでもないのに。
しょうがなく嫌々やらされていなければならないだろうか? やらされ仕事でないほうがいい仕事にはなりやすかろうに。
このまえ出張があった。息子は寂しいと言ってくれる(いつまで言ってくれるだろう)。「寂しいから行かないでほしい」と言われたときに何と答えるか。
「おれも本当は行きたくないんだ」「仕事だから仕方なく行くんだ」という答え方もできなくはない。
あるいは、家族と楽しく生活していくためにはお金を稼ぐ必要があって、つまりは仕事が大切で、その仕事には出張も必要で、つまりこれは家族のための出張なんだ、という理屈も立てられよう。
家族に対しては「本当はイヤだけど仕方なく」という言い方のほうが角は立たない。「イヤな気持ちになるおれたち」で仲間になれる。いっしょに乗り切ろうね、頑張ろうね、おれのせいじゃないからさ、おれのことを責めるなよな。
でも、会社員ならまだしも、個人事業主なんだから、本当に行きたくないんなら出張のあるような仕事は断ればいいのだ。もちろん受注後に予期せぬ出張が発生する場合もあるからそのときは「仕方なく」になるだろうが、本当の本当に出張を避けるなら受注の段階で出張不可の旨を確認することは可能だ。おれはそれをしていない。
おれは、おれの決めたように仕事をしているし、おれが決めた仕事に必要だから、出張にも行く。つまり、出張に行くのはおれが決める。おれの責任において家族と相談し、調整し、協力のもと、行く。寂しいのはおれのせいである。
と、いうように特に息子に対しては言っていきたいし、示していきたいと思う。自分で決めるんだぜ。それって楽しいことなんだぜ。だから出張も楽しいんだぜ。寂しいけどね。夜も朝もビデオ通話するけどね。おれはよーしゃなくきびしか人ぶぁい。
てなわけで日本全国津々浦々の皆様、スコピーにお気軽にお声がけくださいませ。必要に応じて札幌からエイヤーと馳せ参じます。早く札幌に新幹線こないかな。よろしくどうぞ。
【おしごと】
つうけんアクティブ
つうけんグループの一員として、情報通信インフラの整備やICTソリューション提供を行っている、つうけんアクティブさん。ウェブサイトのリニューアルにあたりコピー全般をお手伝いしました。「LIFE ENGINEERING」というコンセプトの設定はSTANDの上田崇史さん。STANDさんのお仕事です。