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【オフィス移転PJTチーム対談】部署関係なくメンバーがカルチャー作りに挑んだ軌跡

みなさんこんにちは!FinT広報担当です。

FinTは、「みんなの強みを活かして、日本を世界を前向きに」をパーパスに掲げ、前年比約200%で成長中のマーケティングを強みにしたSNSソリューションカンパニーです。そんなFinTは2024年8月、100坪だったオフィスから300坪の新オフィスへと移転しました。

そのオフィス移転プロジェクトは、コーポレートコミュニケーション マネージャー石原に加え、ディレクター神保とデザイナー木村の2名が事業部での通常業務がある中で加わってくれました。今回は、その3人にオフィス移転の背景やきっかけ、新オフィスのコンセプト、プロジェクトを通じて感じた変化などを聞いてみました。

正解がないプロジェクトだからこそ、FinTらしさを忘れない。

-まず初めに、りなさん(石原)から今回のオフィス移転の理由を簡単に教えてください。
石原:
旧オフィスに人が収まらなくなってきたからという理由は前提としてあります。しかしそれ以上に、昨年5月にベトナムでチームを発足させてASEAN進出を果たし、FinTのカルチャーが国を超えて広がっていくのを目の当たりにしたことが大きなきっかけです。グローバルで事業成長や組織作りができている成功体験をみんなが感じられるようになってきたことが大きいと思っています。

【石原 里奈(りなさん)】
コーポレートコミュニケーション マネージャー
中央大学卒。大学1年生の時に「出張トリミングサービス」で起業。新卒でサイバーエージェントの株式会社シロクに入社。自社事業であるN organicのマーケティング・CRMを担当。2021年にFinTに入社し、広報部門の立ち上げを経験、現在は広報だけではなく、組織・カルチャー作りなども担当。

また、海外進出だけではなく、最近では国内の大手企業様をはじめたくさんの方々とお付き合いさせていただく中で、私たちがやったことが成果として出ていたり、社会にインパクトを与えているんだという実感を、ゆいさん(代表大槻)含めてみんなが持つことが増えており、FinTとして次のフェーズに進む覚悟ができました。
多分、このオフィス移転はまだ「身の丈に合っていない移転」かもしれません。でも、会社として意思決定をし、みんなで新オフィスに見合う会社にしていこうとする覚悟が表れたのが今回の移転だと捉えています。

-今回のオフィス移転プロジェクトは、まりーさん(神保)とまみみさん(木村)も加わり、3人で実行されました。お2人がジョインしたきっかけを教えてください。
神保:まずそもそも、2023年の忘年会でゆいさん(代表大槻)から全体に向けて今後の方針や目標に関するお話があり、その中で「2024年にオフィス移転をする決心をした」という話がありました。忘年会が終わった後、たまたまゆいさんと一緒に歩いていて、「次のオフィスはこんな感じがいいよね」という話をしました。個人的には、忘年会でのゆいさんのお話を受けて、2024年に向けてワクワクした気持ちが湧き上がっていました。その後年明けに、改めてりなさんから正式に「一緒にやらない?」と声をかけていただいて、プロジェクトに参画することになりました。

【神保 真理也(まりー)】
インフルエンサーマーケティング ディレクター
中央大学卒。大学時代からSNSのライフスタイルメディアでインターンをし、2021年9月にFinT入社。ディレクターとして食品系、ライフスタイル、商業施設など幅広いクライアント様のSNS運用やインフルエンサーマーケティングを担当し、プランニングも行う。

木村:私はデザイナーとして全社撮影などのプロジェクトから入っていて、その流れで参画させていただいた形になります。ふんわりとしたスタートでしたが、何年に一度あるかないかのまたとない機会なのですごく光栄でしたし、純粋に面白そうなプロジェクトだなと感じ、やってみたいと思い参画することになりました。

【木村 真美(まみみ)】
デザイナー
慶應義塾大学卒。新卒で出版流通を担う株式会社トーハンに入社し、書店向けの新商品開発を担当。グラフィックデザイナーを目指し、退職後デザインを学び、2022年6月にFinTにグラフィックデザイナーとして入社。クライアント様のSNSクリエイティブ制作を中心に、社内イベントのデザインやコーポレート写真のディレクションなどを担当。

-りなさん(石原)から、2人に声をかけた理由を教えてください。
石原:まずまりーから話すと、まりーは2021年の9月入社なので丸3年間FinTに在籍しているんです。なので、長年いるからこそFinTのカルチャーへの理解度も高いだろうという理由で声をかけました
不動産の決め方から空間の作り方など、オフィス移転は何が正解か分からないことが多く、あらゆることの意思決定が難しいんですよね。そんな中で、「FinTらしさってこうだよね」「多分ゆいさんだったらこうするよね」「FinTメンバーだったらこれが喜ぶよね」というFinTの"らしさ"を暗黙知で把握できるメンバーがいることで、このオフィス移転を成功に導けると思ったんです。
また、まりーはFinTメンバーと満遍なく仲良くしているイメージだったので、メンバーの意見をまりーなら体現してくれるだろうと考え、彼女を巻き込みました。
ただ実は、家の引っ越しもしたことがないという事実を昨日聞いて驚きました(笑)

神保:1人暮らしをしたことがなくて…。

-人生初の引越しがオフィス移転になりましたね!(笑)

石原:
まみみに関しては、普段から仕事を一緒にしている中で、前提デザイナーさんならではのセンスを持っているだけでなく、いつも会社目線・メンバー視点で「本当はこうした方がいいんじゃないか?本質的にはこういうことが正解なのではないか?」と鋭い意見をくれるんですよ。今回、まみみに入ってもらえたことで、デザイン視点を持ちながらも会社目線でディスカッションさせてもらえる機会が多く、本当に助けてもらいましたし、オフィス家具は全てまみみのOKをもらってから買いました(笑)


-今回、全社プロジェクトということもあって各メンバーに意見を聞いたと伺いました。その上で会社としてのベストを新オフィスに落とし込む過程は難しかったと思いますが、3人の中でどのように決めていったのでしょうか?
木村:「FinTのメンバーはこの空間だったらこういうことをするよね」「この空間ではこういう会話が生まれるよね」など、普段一緒にいるからこそわかる「新オフィスにみんながいる情景」を想像しながら、3人でディスカッションしました。
実際に移転する直前も、「どこに何を置くか」「どんな動線にしたらどんな会話が生まれるか」「どんな人たちと話すことができるか」など、家具の仮位置をガムテープを貼ったりしてみんなの行動を思い浮かべながら進めていきました。

石原:FinTって執務室が賑やかなんですよ。メンバーにとってオフィスはそれくらいラフに会話が生まれる場だし、コミュニケーションがすぐに起きる場です。なので、そのような賑やかさやカオス感を無くさないようにすることにこだわりました。

神保:私はプロジェクトの冒頭で、新オフィスで実現したい4つのゴールを決めたことで、それを軸に進めていけたと思っています。ゴールはFinTの行動指針のワードをところどころに盛り込み、メンバーが自分ごと化しやすくなるように心がけました。

【新オフィスの4つのゴール】
・今すぐのディスカッションで意思決定を後押しできる場作り
・ワクワクと没頭の両立で最大限のパフォーマンス発揮
・全員がFinTのカルチャーを体感して、ワンチームを意識できる
・THINK BIGの視点で会社のリスクマネジメントを強化する

3人のこだわりが詰まった新オフィスはこちら!↓


オフィスを作るワクワクを、FinTのみんなに感じてもらいたい。

-プロジェクト全体の中で、どんなことが思い出に残っていますか?
神保: “前夜祭”が一番の思い出です。私たちが考えた完成形のオフィスを見てもらうのではなく、初めに"まっさらな箱"の状態を見てもらいたいという想いで企画しました。「ここが新しいオフィスです」と紹介されるよりも、「この場所をメンバー全員でFinTのオフィスにしていこう」と同じ目標に向かって目指す方が、FinTらしいなと思ったんです。まずはみんなに、新オフィスを見てワクワクしてもらう場を作りたくて前夜祭を決行しました。

-実際に前夜祭をやってみてどうでしたか?
神保:
本当にやってよかったです。まず空の状態のオフィスをみんなに見てもらうこと自体が叶いましたし、「ワクワクした」と言ってもらえたことも嬉しかったです。「『ここを埋めていきたい』『このオフィスも人でいっぱいにしたい』と頑張ろうと思えた」という趣旨の感想もたくさんもらえました
石原:真っさらな状態をみんなに見せることになるので、公開にあたってまりーが地図を作ってくれたんです。地図には、どういう意図でその場所にそのものを配置しているのかや、「こういう使われ方になるのではないか」など、私たちが考えてきた仮説や想いをメッセージとして伝えてくれました。

神保が作成したマップと、
そのマップを手にオフィスを見学するメンバー

木村:私も、自分が初めてこのオフィスに来た時の感覚を、みんなが同じように感じている様子が表情から伝わってきていて、それを見ることができたのが嬉しかったです。みんなものすごくわかりやすくワクワクしている顔をしていたのがとても印象的で、この光景を見られて良かったと感じました。
(前夜祭などの社内イベントの様子はこちら

動画にもまとめました!↓


会社の成長に寄与するメンバーになりたいと、改めて感じた。

-このプロジェクトを通して、会社に対する考え方で何か変化はありましたか?
神保:物理的に会社が大きくなっていることを肌で実感しました。もちろん普段仕事をしている時も、毎月新しいメンバーが入社してきているのを見たりして感じてはいましたが、別の視点から会社が大きくなっていることを垣間見れました。FinTの未来を、絵としてイメージできたことでますます自分も会社に寄与していけるメンバーになりたいと思うようになりました。

それと同時に、場所や雰囲気は大きく変わったけれど、移転前のカオス感・雑多感はこのオフィスでも引き継がれるだろうなというイメージも持てました。それは、先程お話ししたゴールが大きく関わっているし、「FinTらしさ」を意識したからこそだと思っています。会社が大きくなっていくフェーズでもFinTらしさを大事にしていけてるんだということを体感できましたし、みんなが持つFinTのイメージ像に向けて、カルチャーもどんどんさらに濃く幅広くさせていき、 このオフィスをFinTらしくしていきたいです。

木村:プロジェクトに入る前は、「もうちょっとこうしたい」という風にオフィスを少し改善するイメージだったのですが、移転の段階で「どうしたらみんなが働きやすいか」を考えたことで、より自分視点ではなく、みんなのことを考えるようになったと思います。
実はちょうど同じ時期に、普段デザイナーとしてクライアント様の案件に関わっているのですが、ディレクターも兼務するチャレンジを始めました。それもあって視野が広がり、「ディレクターはどうしたら動きやすいだろう」「逆にデザイナー側からするとどうだろう」と考えるようになりました。違う職種の人の動き方や働き方をイメージできるようになったので、オフィス移転をきっかけにこの考え方をどんどんアップデートしていきたい、もっとみんながのびのび働きやすい環境を作りたいと思うようになりましたね。

-オフィス移転を通して得た2人の変化は、「自分で会社を作っていく」感覚が強いと思うのですが、FinTとしてその価値観を重視している理由を教えてください。
石原:数年前にFinTの行動指針を設定し、「FinTのメンバーに求める言動」を言語化した際も、メンバー全員でディスカッションし、考えをまとめていきました。当時からトップダウンではなく、ボトムアップでカルチャーを作っていきたい。そうした想いをずっと持っているので、今回のオフィス移転もメンバーが多くの意思決定に入ってくれています。かつ、メンバーが主体的に動いてくれたのは、これまで形作ってきたFinTのカルチャーが流れている今までの結果だと受け止めています。

また、私自身が前職でサイバーエージェントにいた時に、「会社を”自分が作ってる感”を味わえるかどうかで、人が出せる力ややりきる力が大きく変わる」ということを強く感じていました。
自分の力によって天井が上がっていったり、自分のアクションによって変動幅が広がったりする経験をFinTでできればできるほど、みんな想いを伝えてくれるし、 手を挙げて新たなプロジェクトを作ってくれるきっかけになります。そのサイクルがあればみんなでより良い会社を作っていけると思うので、 余白を残しておいたり、新しい芽をみんなで広げていく動きを、会社としてもっとやっていきたいですね。今回、オフィス移転というプロジェクトをとても良い形で締めくくることができたので、これを成功体験に、中長期的な観点でも新たにプロジェクト制度を作ったりなど、みんなが主体的に会社を動かすプロジェクトや仕組みをもっと作っていきたいと考えています。そういった意味では、二人には感謝してもしきれません。

オフィスもカルチャーも働き方も、FinTなら未来をより良くしていける。

-ありがとうございます。オフィス移転を経て環境は変わりましたが、今後の働き方やキャリアについてどのように考えているかを最後に教えてください。
神保:
正直今の働き方は大変なことも多く、体力で乗り切ってきた部分もあったので、「こうした働き方は若いうちならではだな」と思っていました。でも、今回のオフィス移転を通して、FinTらしさを大事にしながら新しいFinTのオフィスを作っていくという経験を実感として得られました。そのため、FinTならチャレンジしていける環境を持ちつつ、今いるメンバーが長く働ける環境を作っていくことを目指せるんじゃないかと思えるようになったことが、このプロジェクトを通じて大きく感じたことの1つです。

また、プロジェクトを通してゆいさん(代表大槻)と話す機会が増えたことで、よりゆいさんが思い描いているビジョンが明確にイメージできるようにもなりました。それは、本気で世界での日本のプレゼンスを上げたい、日本を世界を前向きにしたいと考えているということ。自分自身も海外旅行の際に日本の存在感が下がってしまっていることを感じることが多いので、今の時代に日本がどうなっていけるのか、どう前向きにしていけるかを本気で考えて目指していきたいし、FinTでその目標を叶えていきたいです。

木村:FinTはいい意味でも悪い意味でも、若者の力が原動力となっている会社です。私としては、来年30歳を迎えるにあたって、もっとチャレンジしたいけどライフイベントも大事にしたいので、同世代のみんなと協力し合いながら、1つのロールモデルを切り拓いていきたいですね。

石原:今回のオフィス移転は、メンバー自身で作り上げたり、またそれに対してみんなワンチームで応援してくれたりサポートしてくれたりというFinTのカルチャー・FinTらしさをすごく実感できたプロジェクトでした。そしてこれはメンバーのライフイベントの変化でも同じ考えで捉えられると思っています。誰かがそういう状況になったらきっと手を差し伸べてくれるし、私たちが土俵とする最先端のSNSやIT技術を駆使して働き方も含めて日本の未来を明るくできるーー会社としてどんどんアップデートしていきたいと2人の話を聞いて感じました。

コーポレートコミュニケーションのマネージャーという立場では、メンバーの成長を促すこと、メンバーの強みを磨ける機会をたくさん用意することをもっと頑張っていきたいですね。
FinTを選んで入社してくれているという時点で、「早く成長したい」「若手のタイミングから裁量を持って活躍したい」と思ってきてくれているはず。だからこそ、FinTには大手企業から転職してきてくれた優秀なメンバーも多いです。みんなが強みを活かして成長していける、チャレンジしていける機会や環境をマネージャーとして最大限作っていきたいと思っています。

神保:メンバーとして、とてもありがたいです!
私は、仕事とプライベートを”分断”して考えるというよりは、仕事とプライベートもまとめて私の人生だし、両方合わせていい人生にしたいなと思っています。今回のように仕事で成功体験を作ることができたら、プライベートでも前向きになれますし、二つは確実に繋がっていると思うのです。なので、自分の人生を楽しむ一つの手段として、FinTでたくさんのチャレンジを積みながらこれからも成長していきたいです。

-素敵なお話をありがとうございました!

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