「花色」ー歌詞の意図
こんにちは、SUCHAです。
今回は、ゼロカラコンピに応募したメラさんとの作品
”花色”という楽曲の歌詞の解説をしていきたいと思います。
上のリンクからご視聴いただけますので、ぜひ聴いた上で最後まで見てみてください🌟
1. 曲の大きなテーマ
「花色」と聞くと、皆さんはどんな色を思い浮かべるでしょうか。
日本人であればまずは桜が頭の中に思い浮かび、薄いピンクのような色を思い浮かべるのではないでしょうか。
いいえ、実は「花色」とは、日本の伝統的な【青色】なのです。
この「花色」に対する先入観と実際の色合いの認識を【恋愛観】に落とし込んだのが、今回の”花色”という楽曲です。
恋愛も一見華やかな世界のようですが、実際人と付き合ってみると地道にコミュニケーションを積み重ねていくことが大切です。
その地道な対話をお互いが諦めた時、その人とは離れ一人で力強く生きていこうと決めた人を想像して歌詞を書きました。
タイトルを決めようと思い色々調べていた時、【恋愛=ピンク(華やか)】ではなく【恋愛=青色(地道な作業)】というのが一言で表せたようでとても感動しました☺️
2. 歌詞から読み解く
「岨道」というのは、岩がゴツゴツとした山道のことです。
人が前向きになろうとする時、何かのせいにすることは少なからず必要だと思います。
別れた責任を一旦自分には置かず、その状況が苦しくとも、とにかくゆっくりひとりで進んでいけばきっとより良い人に会えるのではないかという期待を持っています。
あなたと一緒にいた時の自分は、とても保守的だったのではないか?
もっといろんな思考を持つべきなのではないだろうか?
季節的にも、「蠢く」という言葉を入れたいなと思い使ってみました。
思い返せば二人でいた時の自分は、思考が凝り固まり自由な人間ではなかった。
あなたが勝手に諦めたのに、「別れる」と言ってくれないあなたなんてこちらから願い下げだ。
なかなかそういう気持ちに持っていくのが難しいと感じる方も多いと思います。
それでも、無理やりにでも前を向く為に、責任を向こうに押し付けて前を向く行為は”悪”ではないでしょう。
自分に悪いところがあっただなんて、自分が一番わかっているのですから。
これはコーラス部分ですが、頭に中でぐるぐる巡っている思考を表しています。
いや、別れの言葉をこっちに言わせるなんてナンセンスだし。
これでよかったはずだ。
次への一歩と思いつつ、どうしたらいいんだろうか…
そんな葛藤を繰り返し、徐々に時間が解決していくのでしょう。
同じスープを飲む、つまり同じ朝を過ごしているような場面だけを切り取ったあなたと私は、きっと側から見れば”確かに”パートナーに違いないでしょう。
それでも、それは二人の関係の一瞬に過ぎません。
関係を構築していくという、どのコミュニティでも何よりも大切なことを諦めてしまったのは自分だという気づき、恋愛の本質を見ます。
ラストのサビは、力強く生きるという強い気持ちをより強調した作りになっています。
そして、『私が言った』という言葉で、パートナーに頼り切っていた自分とは決別し、成長します。
次の自分はもっと上手くいく!という強い思いで。
3. 【希望】というテーマとの繋がり
今回この”花色”という楽曲は、テーマが【希望】のゼロカラコンピというコンピレーションアルバムに応募する為に制作した楽曲です。
人との別れを経験してすぐに強く生きる、というのはとても難しいことです。
徐々に、時間をかけて暗く厳しい道を行けばいい、そしてその先に「自立」という光が見えてきます。
そして、自立を知った人間は、よりよい人に恵まれるでしょう。
それがこの曲を通して伝えたい【希望】です。
4. 総括
今回はメラさんという素敵な方と一緒に楽曲を創らせていただきましたが、自分だけでは作れないような素敵な作品を作ることができました。
ぜひ、メラさんの素敵な歌声を何回も何回も聴いていただけると嬉しいです!
最後まで見ていただきありがとうございました。
それでは、また次の記事まで。
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