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【#25】自分の意思決定の傾向とストレスを分析してみる

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。株式会社ネクスト 取締役
大学卒業後、医療機器商社に就職し病院の移転に関わるコンサルティング業務に携わる。その後、成果主義の営業に憧れ大手の住宅販売の会社に転職。しかし、軍隊式の企業風土に馴染めずわずか半年で退職することに。その後、少しの引きこもり期間を経て、再度成果主義の営業マンとして挑戦することを決意。投資用不動産の販売会社に就職し、全くの未経験ながら試行錯誤の末、独自の営業スタイルを確立しトップ営業マンになる。2022年4月に独立。新たな不動産営業の形を作るべく日々奮闘中。

今回は自分の意思決定の傾向とストレスを分析してみるというテーマでお話し致します。

「ストレス」と向き合う

今年も残すところ2ヶ月となりました。
独立1年目の今年、僕の中で最も意識が変わった点はストレスとの向き合い方です。
今までは会社に属していることで周りに仲間がいて、支え合ったり競い合ったり時には愚痴を言い合ったりして一緒に頑張ってこられました。
そもそも自分にストレスがかかっているかどうかは関係なく会社員としてやるべき仕事が存在したので、仲間の助けと僕自身の気合いと根性で何とか乗り切って来られたんですね。
でも、今は個人でやっているのでストレスの処理も全て自分で何とかする必要があります。
個人でやっていると少しのストレスで本当に生活に大きな波が出来てしまいます。
寝付きが悪かった日の朝に無理にいつもと同じ時間に起きる義務がない。
やるべき仕事を放置していても怒ってくれる人がいない。
テレビを見ながらダラダラ仕事をしていても、別に仕事に支障はない。
こういう状況だと「自律」「自制」は本当に難しいんです。

「自律」「自制」を妨げる1番の理由は圧倒的にストレスです。
ストレスは思考の速度も精度も狂わせますし、心に波を作ってしまいます。
こんなことが日々続くと、「そもそも、自分はどういう意思決定をしていけばストレスを最小限に抑えられるんだろう」という事が気になりまして、自分の現状に至る自分自身の意思決定のプロセスを深掘ってみようと思った次第です。

自分の意思決定の傾向を深掘りしてみる

思い返すと、学生の時のスポーツやクラスの行事など、新卒の時の就職活動の時からそうなのですが僕は好きなことよりも得意なことを仕事として選んできた傾向があるなと思います。
基本的に「出来ないと面白くない」という考えが強いんですよね。
なので、例えば単に遊びのボーリングやダーツなんかでも、気が付けばつい本気になって競ってしまう傾向があります。
もっと深掘りしてみると、そもそも「出来ないことが出来る様になる」というプロセスが好きなんであって取り組む種目のこだわりがあまりない事に気が付きます。
例えば仕事は不動産の営業マンをしていますが「何を販売したいか」という様なこだわりはそんなにないですし、長年続けているサッカーも仮に幼い頃に兄が他のスポーツを選んでいたら僕も真似してそちらを選んで結果的に熱心に取り組んでいたんだと思います。
正直どちらも得意だからやっているし自分が熱中出来ていることが重要という感覚です。

ストレスがかかる状況とその原因

そこから考えると、僕の中で最もストレスがかかる状態は「頑張っても勝てない、上達しない状態が続くこと」「熱中出来ていないのに続けなければいけない状態が続くこと」になります
そして、僕が熱中することが出来る原動力は「上達したい」という向上心であり探究心です。
これらのことが妨げられなければ基本的にそこまで大きなストレスを抱えることなく日々を送れそうです。

では、このなぜこのストレスを抱える状況を作ってしまうのか、を考えていきます。
僕の悪いクセとして、「頑張ってやってみたら出来るかな」と思ってしまって何でも引き受けてしまうところがあります。
種目のこだわりがあまりないことのデメリットで取り組む際のハードルがやけに低く設定してしまっているんですね。
その結果、自分が本来取り組むべきでない(=そもそもそれやる時間が取れない、不得意な事項で上達する見込みがない等)仕事を受けてしまって、「頑張っても勝てない、上達しない状態が続くこと」「熱中出来ないのに続けなければいけない状態が続くこと」の僕の中での2大ストレス要因を抱えることになるわけでこれは避けたいです。
また、そもそも「出来ないのはこちらの実力不足」という考えが僕の中に根深くあることも問題です。
本来、僕がやる必要のない様な事でも「出来ない」ことは自分の中でモヤモヤが残るんですね。
加えて、例えば自分が苦手な人と付き合う際も「上手く人間関係が築けないのは自分の人間力・コミュニケーション力不足だ」と考えてしまうわけです。
こうなると、本当に悪循環で苦手な仕事を苦手な人と行わなければならない、という目も当てられない状態に陥ることになります。

ストレスのかかる状況の回避方法

こういう事態をどうすれば回避出来るのか?
まず間違いなく言えることは「考え方を変える」といった曖昧な方法では絶対に何も変わらないということです。
読書やYou Tubeで学ぶことの落とし穴はここにあると思っていて、新しい考え方を知って学ぶだけで変われる程、人は強くないし現実は甘くありません。
では、どうするのか?
まずは「手放す」ことだと思います。
今までの自分の意思決定を「変える」ことは容易ではないんです。
簡単に変えられないからここまで来てしまっているわけですからね。
現状、手持ちの問題・課題を「入れ替える」のではなく、一旦全て手放す。
「何をやるのか?」ではなくて「何をやらないのか?」を決める。
恐らく、瞬間的には手放したくないことまで手放してしまうケースもあると思います。
ただ、それでも手放した事の代わりに新しい何かが入るスペースが生まれるわけで、その結果、「変わる」のだと思います。

僕で言えば、何でも引き受けてしまうクセをなくしたいわけですから、その場で即断即決することを手放す。
一旦、落ち着いて考えて本当にやりたいことならやると回答すれば良いわけです。
それによって、瞬間的に「決断力のないやつだ」と思われることもあるかも知れないですが、これは一時の悪影響であって長い目で見たら十分取り返せる範囲内なのではないでしょうか。

この「手放す」事の効果はリアルタイムでまた記事にしていきたいと思います。
現状を変えたいときに何かを「変える」「増やす」のではなく、「手放す」ことで新たなものがその空いたスペースを勝手に埋めてくれるというイメージです。
これを試していきたいと思いますし、皆さんももし実践されましたらコメントなどで結果をお知らせ下さい。

ではまた!

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