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【#5】1%の喜び

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。大学卒業後、医療機器商社に就職し病院の移転に関わるコンサルティング業務に携わる。その後、成果主義の営業に憧れ大手の住宅販売の会社に転職。しかし、軍隊式の企業風土に馴染めずわずか半年で退職することに。その後、少しの引きこもり期間を経て、再度成果主義の営業マンとして挑戦することを決意。投資用不動産の販売会社に就職し、全くの未経験ながら試行錯誤の末、独自の営業スタイルを確立しトップ営業マンになる。2022年4月に独立。新たな不動産営業の形を作るべく日々奮闘中。

こんにちは。今日は映画監督の紀里谷和明(きりやかずあき)監督の話をしようと思います。

今は離婚されましたが、一時期宇多田ヒカルさんと結婚されたことで話題になった方で、ご自身でもアーティストのMVや映画監督としてたくさんの作品を残されています。
ハリウッド映画の「ラスト・ナイツ」は僕も大好きな映画で日本の忠臣蔵をモチーフにした構成となっていて、この作品でハリウッドに初進出されました。

その「ラスト・ナイツ」の完成に伴うインタビューがありまして、僕はその記事が本当に好きで。
それがこの記事です。

https://logmi.jp/business/articles/103328

このサイトは最後が有料会員しか読めない設定になっていますがインタビューの9割くらいはそのまま読めますね。
僕が営業マンとして成果が出せなかった時期に親友からこの記事を紹介されて、そこから1年間は大袈裟ではなく毎日読んでいました。(日によっては1日に2回~3回読んでいました)

紀里谷監督の仕事に対する姿勢や考え方を自分の仕事に置き換えて考えたときに、「楽しいと喜びって違う」「そんなにリスクを心配するほど、あなたは何を持っているの?」「(日本は)周りがぬるいからこそチャンスがある」という言葉に幾度となく奮い立たされました。

「まだまだやれることはあるな」「自分は自分のすべきことを全うする。その結果どういう評価を受けるかはオーディエンス(周りの人)が決めることだ」こういう気持ちにならないと、全くの未経験で個人のお客さんに2,000万円、3,000万円の不動産を僕から買おうという決断をしてもらうことなんか出来なかったんですね。
僕は何か新しい挑戦をするときに「今のままの自分」で達成できると思ってはいけないと思っていて。
僕の体感ですが、今は情報化社会で自分が変わらなくてもより良い方法や手法さえ学べば上手くいくと思っている人が多い気がします。
でも、今のままの自分がやり方や手法だけを変えて達成できることなんて新しい挑戦でも何でもないではないでしょうか。

新しい挑戦に立ち向かって達成したときは喜びがあります。紀里谷監督が言うように1%の喜びを味わうために99%の苦しみに耐えないといけない。僕以上に自分自身に対してストイックにやられている人もいるのかも知れませんが、それこそこの記事を読んでいた当時、僕の中では「これ以上、何かをやれと言われても無理」と居直れるレベルまではやりきりました。本当におかしくなるくらいずっと営業のことを考えて実践し続けた日々があったんです。
それは結局今でも続いていて。苦しみの先にある1%の喜びが癖になっているんですね。

年齢を重ねると当然色んな経験が積み重なります。それはプラスに働くことも多いと思いますが同時に足を引っ張ることもあります。
なんかちっぽけなプライドみたいなものが生まれてしまうんですよね。
自分の積み重ねてきたものが凄く大切に感じるし、重要なものの様に思うし、失いたくないと思うわけです。
もちろんそれは悪いことではないんですが、僕はあえてそれを0に出来る勇気も必要だと思っています。
過去の実績を持っていることが凄いのではなくて、過去の実績と同等かそれ以上のことを今からでも0から成し遂げることが出来る能力や気概を持っていることが重要だと思うんです。

別に根性論を言いたいのではありません。
ただ、僕は本当に過去の自分の実績や苦労話になんか本質的には何の価値もないと考えるように意識しています。
勘違いして欲しくないのは、周りの人の過去の実績に関しては素直に凄いとは思っているんですよ。
「そんな大変な思いをされてきたんだな」「こんなことをやろうと思う人だから、きっと面白い人なんだろうな」という感情は僕も人並みに持っています。
でも、「自分の過去の実績を凄いと思って欲しい」とは思わないという感覚なんですね。
もちろん自分のしてきたことを褒められると素直に嬉しいんですけど、でもそれはオーディエンスが決めること。こちらからは望まない様にしています。

過去にどれだけ頑張ったかを話している人よりも、今こんなことを頑張っているんだということを語れる人になりたいなと。個人的にはそう思うわけです。

紀里谷監督が言うように命を差し出してでもやりたいことがある、という人は現実的にそこまで多くないのかも知れないですね。
でも、いざそのやりたいことが見つかったときに実行に移せる自分でいるかどうか。
この準備をしておくことは誰にでも出来る事だと思っています。
せっかく本当にやりたいことが見つかったときに「でも、、、」とか「やっぱり、、、」とか、そんなことは言いたくないじゃないですか。

99%の苦しみを覚悟して1%の喜びを取りに行く機会なんて人生の中で何回も訪れることではないと思います。
その時に即実行に移せる自分でいることが凄く重要で、これはもう習慣の問題でしかない気がします。
日頃から決断から実行までのスピードを上げていくこと。恥をかくこと、失敗することに慣れること。「本当にやりきったか?」と自問自答すること。
これらの地道な繰り返しが本当の喜びを掴みに行く唯一の道なのではないでしょうか?

ではまた!

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