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【#35】ネガティブシンキングだからうまくいく

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。株式会社ネクスト 取締役
大学卒業後、医療機器商社に就職し病院の移転に関わるコンサルティング業務に携わる。その後、成果主義の営業に憧れ大手の住宅販売の会社に転職。しかし、軍隊式の企業風土に馴染めずわずか半年で退職することに。その後、少しの引きこもり期間を経て、再度成果主義の営業マンとして挑戦することを決意。投資用不動産の販売会社に就職し、全くの未経験ながら試行錯誤の末、独自の営業スタイルを確立しトップ営業マンになる。2022年4月に独立。新たな不動産営業の形を作るべく日々奮闘中。

今回はネガティブシンキングだからうまくいくというテーマでお話し致します。
このタイトルは森川陽太郎さんという作者が書かれた本のタイトルとなっています。
メンタルコントロールについて書かれている本で、ムリなポジティブシンキングは効果的ではないんだなと気が付かせてくれた本です。
筆者はメンタルトレーナーで奥様はプロゴルファーの横峯さくらさんです。
元々、海外でプロサッカー選手として活動されていた経験を活かして現在の活動をされています。
正直、本書の内容をなかなか日々の実践まで落とし込めてはいないのです。(笑)
改めて読み返すと凄く学びが多く、面白かったので僕の実体験も含めて内容をまとめました。

自信が持てない人
ポジティブシンキングに疲れた人
ストレスの溜まっている人
に是非読んでいただきたいです。

この本に書かれている事の中で
①    感情を平等に扱う
②    OKラインを設定する
という2点が特に心に残っていて、それぞれ説明します。

感情を平等に扱うとは、無理なポジティブシンキングを手放すということでもあります。
例えば
「楽しい、ワクワク、自信満々」
「つまらない、不安だ、緊張する」
これらの言葉群を見比べたときに、上の言葉にはポジティブなイメージがあるし、下にはネガティブなイメージがあると思います。
通常のメンタルコントロールの本では、このネガティブな感情をどの様にポジティブに変換するか?が書かれている事が多いです。
その考え方の根底には「ポジティブ=善」「ネガティブ=悪」という考え方がありますね。
しかし、このネガティブからポジティブへの変換は何%の人が実践できているのでしょうか?
頭では分かっていてもネガティブな感情が消えてくれないという経験をしたことのある人も多いように思います。

この「頭では分かっていても」というところがミソです。
そもそも、人間の脳の構造的に最も奥深い部分で感知するのが「感情」で、その外側の部分で「思考」が感知されます。
つまり、思考によって無理矢理ネガティブをポジティブに変換しようとしても、その時には既に感情は生まれてしまっている状態で、ネガティブな感情が消えることはないということです。
人は思考はコントロール出来ても、感情はコントロール出来ません。
自分の感情と思考がミスマッチを起こしている状態が俗に言うストレスです。
このストレスを回避するために、本書では「ポジティブ=善」「ネガティブ=悪」という考え方をそもそも辞めることを薦めています。
感情に良いも悪いもない為、感情を評価することもしません。
ネガティブな感情は良くないという考えを手放し、例えば「緊張する」という感情を持っていたとしても結果を出すことの出来る思考を作っていく。
過剰なポジティブシンキングは結果を出すことではなく、ポジティブになることが目的となる危険性を伴います。
大切な事は自分の感情を正しく捉え、感情に思考を一致させていくことです。

次にOKラインを設定する事の大切さです。
OKラインとはここまで出来ていればOKとする「自分で」決めたラインのことです。
一般的に、このOKラインを非常に高く設定してしまっている人が多く、そうなると「失敗」「反省」の繰り返しに陥る危険性があります。
自己肯定感を高める為に、OKラインは確実に達成できるレベルに引くことが大切なのだそうです。
このOKラインを適切に設定し、自分にたくさんのOKを与えることで自己肯定感が高まっていきます。

例えば、ダイエットに例えれば「毎日、筋トレをすることをイメージすればOK」というようなライン設定でも良いとのことです。
とにかく、確実に達成できるレベルにOKラインを引き、毎日達成できるようになれば「1回だけ筋トレをやればOK」という風に少しずつレベルを上げていく事で最終的には自分の目的を達成できます。

この本にはケーススタディや作者の海外経験の時の外国人と日本人のメンタルの違い、テンションとモチベーションの違いなどの内容も盛り込まれており、非常に読みやすい構成になっています。
上記以外にも、「結果を出す努力ではなく、不安を解消する努力になっていないか」「罪悪感をなくすための努力をやめる」などハッとする内容も多いです。
ストレスを軽減し、モチベーションを育て、確実な自信を構築する上で是非一度読んでみてはいかがでしょうか?

ではまた!

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