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乳ガン日記39 ~退職しました~

こんにちは。Ottoです。
昨年11月に乳ガンが発覚、今年1月に手術、6月に抗ガン剤治療を終了、先月に放射線治療を終え、現在はホルモン療法中です。
過去の日記は下記のマガジンから御覧頂けます。

今回は普通の日記のようなものですが、乳ガン日記に含もうと思います。
表題の通り、主に「仕事を退職しました」という内容です。

昨年の初夏あたりから心身共に疲れが取れず、日常生活にも支障を来してきたため、休職し始めたわけですが…。
昨年の秋、そろそろ復職か退職か迷っていた矢先に乳ガンが発覚、休職を延長することになりまして…。
その休職のリミットが先月末だったので、退職しました。
私の職場では、非正規雇用の人は年度を跨いで休職する場合、年度始めから半年間(9月末)までが休職期間の限度と定められています。

正直、復職か退職か、とても迷いました。
私の職場は福利厚生も良いし、合理的配慮もしていただけるし、人間関係も悪くないホワイトな環境です。
公的機関(医療機関)なので、やりがいのある仕事だと最初は誇りを持っていました。

しかしながら、そもそも休職に至る時に思ったことを振り返ると、この機会に退職する他にないという決断に至りました。

退職せざるを得ない主な理由として、、、

  • 業務の量が尋常ではない。

  • それに対して労働時間も人員も圧倒的に少ない。(法律上、労働時間には限りがあるので圧倒的マンパワー不足。)

  • 特に私の業務はコロナ禍の影響が甚大で、閑散期と繁忙期とのバランスが崩れ、その落差がエグ過ぎた。

  • それらを上手く調整する能力が上司に無い。

  • そもそも他の業務に携わる歴代担当者達(主に非正規雇用)も激務で体調を崩し、短期間で退職に至ることが多発している。

  • 正規雇用の人でさえ5年以内に何かしらの理由で退職に至ることが大半。

  • 私の休職期間中(約1年間)でも正規雇用の人達が数名も何かしらの理由で退職、非正規雇用の人も休職になった。

  • 部署の異動先によっては業務を一切回さないハラスメント行為があるため、異動にも希望を持てない。

  • 正規雇用者並の業務をしているにも関わらず非正規雇用者の給料が低い。上がるのは社会保険料で、むしろ手取りは下がっている。

  • それらを改善する能力が上司に無い。(大事なことなので二回言った。)

  • あれ、私の所属部署、組織のヒエラルキーにおいて底辺オブ底辺なのでは?

  • ホワイト企業の定義とは??

  • そんな職場に必死にしがみついても未来は明るくないのでは???

以上の理由により、退職しました。
「医療機関の事務員の、ヒエラルキーの低さは何処も同じだろう。」、「こんなに手厚い配慮のある職場は、他にそう無いのでは。」と思われますが、 それでも私はこれを機会に「自分に合った働き方とは」考え直したかったのです。
優しい人達に囲まれ支えられながら仕事をしてきたのに、こんな形で退職というのは少し残念でもありますが、やはり自分の気持ちの根っこでは「いやもう無理やろ。無理、無理。」という気持ちがあり、それを余計に悪化させてはいけないと最終的に判断しました。

上司には「万全な体調で復職できないので…」と話しましたが、それも決して嘘ではありません。
ホルモン療法による副作用で更年期障害のような症状(手指の強ばりや関節痛など)が未だにあり、元通りバリバリ働くのに程遠い体調なのは事実です。
この機会を逃したら、もう好機はなかったでしょう。
まずはもう少し療養に努め、それから転職活動に臨もうと思います。
今まで御世話になった職場は一番長く従事できたので、培われたものも大きく、その糧はきっと次に活かせるでしょう。

そして退職して約1週間が経ちましたが、今、体調が不思議とマシになってきております。
先月は「ヨガを始めて身体の柔軟性を取り戻さねば…!」と危機感を感じるくらいでしたが、気がついたら腕の筋肉の突っ張った痛みはほぼ治り、伸び伸びできております。
ホルモン療養の副作用は相変わらずですが、身体の自由が利き元気です。
涼しくなり過ごしやすくなったからか、無職になった解放感からか分かりませんが、油断せず引き続き療養に努めてまいります。
この調子なら転職活動を始めるのも、そう遠くはなさそうかもしれません。

今回の日記は以上です。
最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。

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