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【本紹介】コンサル一年目が学ぶこと -コンサル流デスクワーク術-

こんにちは!本日は前回同様「コンサル一年目が学ぶこと」の紹介です。今回は第三章のコンサル流デスクワーク術について書いていきます。

前回のまでの記事はこちらから↓

16.文章作成の基本、議事録書き

文章作成のすべては議事録書きから始まります。議事録とは会議で決まったことを書くものです。ではコンサル仕込の議事録書きとはどんなものなのでしょうか。

それは決まったこと、確認したいことを簡潔に書いて、関係者に確認し、決定するものです。決定事項を書いて証拠に残すものです。

最低限書くべきことは

・日時

・場所

・参加者

・アジェンダ

ビジネスマンとして重要なのが

・決まったこと

・決まらなかったこと

・確認が必要なこと

・次回にて向けてのTODO(誰がいつまでに)

決定事項、決まらなかったこと、確認が必要なこと、次回に向けての課題を簡潔にまとめる。自分の文章スタイルが確立するまでこれを続ける。

17. パワポ作成術

コンサル流のパワポはシンプルイズベスト。言いたいことが明確で、シンプルで、分かりやすい。

その原則はワンスライド・ワンメッセージです。言いたいことを一つに絞るのです。この原則を守ると資料がシンプルになり、再利用などの差し替えが便利で生産性も上がります。

ワンスライド・ワンメッセージの基本的な構成は①根拠となる事実や数字②自分なりの解釈や主張。このワンセットです。もっと見せたいデータがあるなら別のスライドに書きましょう。

パワポはワンスライド・ワンメッセージ。構成は根拠となる事実数字+自分の解釈や主張のワンセット。一枚に多く書き込みすぎない。

18.エクセル、パワポは作成スピード勝負

コンサルの納品物は報告書なので資料作成時間を短縮できれば考える時間を長く取れます。つまり資料作成時間を減らすことが即生産性向上につながるのです。

これを実現するにはまずショートカットキーを使いこなすことです。これによりいちいちマウスを操作せず時短になります。

もっと具体的には『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新聞)に時短術が書いてあります!

コンサルは資料作成時間を短くする。これが生産性UPに直結。まずはショートカットを覚えて使いこなす。

19.最終成果物から逆算して作業プランを作る

何か資料を作るときは普通の人はまず資料集めからはじめます。しかしコンサルタントは仕事を始める時点ですでに最終成果物の骨組みを作ってしまい、そのアウトプットから逆算して作業をします。

具体的にはパワポを使って、タイトルだけで中身のないスライドを作っていきます。このように大枠を作ってから中身を埋めていく作業をするのです。

これをすることによって得られるメリットは5つあります。

①最終成果物をイメージできる

②必要な作業を洗い出すことができる

③ワークプランができる

④それぞれの作業を切り出して、複数人同時に依頼できる

⑤うっかりミスがなくなる

どんなことでも最終成果物から逆算して考えるクセをつけておく

20.コンサル流読書術

コンサルの読書術は以下の3つが基本です。

・読書の目的を絞り、明確にする

・目次で該当箇所を拾い、重要な部分だけ読む

・多くの文献を広く浅く読む

コンサルタントは40,50枚ある資料を「明日までにざっと読んで要点をまとめてきて」といわれることがよくあるそうです。隅々まで読んでいては間に合いません。そこでコンサル流の効率のよい読書術が役に立ちます。

目的ありきで本を読む。目的に沿って多くの本を読む&拾い読みする。

21.仕事の速さを2.3倍にする重点思考

コンサルタントの仕事はとにかく早いです。その秘訣は「余計なことをやらない」ということにつきます。これを「重点思考」または「20対80の法則」といいます。

これらは80%という大多数を決める20%の要素にだけ注目しましょうという意味です。例えば「売り上げの80%をわずか20%の顧客がもたらしている」「組織のパフォーマンスはトップ20%の人の働きによるところが大きい」など。

20%だけ検討すればいいので、スピードは5倍になります。もしくは20%の重要な部分を5倍の密度で掘り下げて作業ができるようになります。

早めに重要な部分を見極めて、それ以外は切り捨てましょう。

重点思考で作業スピードを上げる。努力を最適化する。

22.課題管理表

プロジェクト管理のツールとして課題管理表というものがあります。複数人でプロジェクトを進めるときにメンバーの進捗や課題を管理する便利なツールです。

まずはエクセルで表を作り、課題をどんどん書いていきます。ここまではTODOや備忘録と変わりません。これを役に立たせる重要な3つの方策があります。

①担当者

②期限

③方向性、課題に対してどう取り組むか

課題管理表に記述する際は曖昧に書くのでなく、誰が見てもわかるように明確に書きましょう。

課題管理表で課題を共有し、役割を決め、期限を切って進めていく。


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。

コンサルタントは非常に効率重視で仕事を進めているということが分かる内容でした。毎度言っていますが、これらの仕事術は必ずコンサル以外の人も役に立ちます。

日本は今後さらに人口が減少して国内生産は下がり続けます。そんな時こそコンサルの超効率重視の仕事術が生産性を上げていくのではないでしょうか。

私も来年から社会人としてもこの仕事術を実践していこうと思います。

本日もありがとうございました。よろしければフォローとスキよろしくお願いいたします!

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