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【嫌われる勇気】課題の分離について
こんにちは!本日は昨日の続きです!「嫌われる勇気」の課題の分離についてまとめていきます。
まだ前回の記事を読んでいない方はこちらから!↓
嫌われる勇気とは
前回も紹介いたしましたが、簡単に説明します。この本はアドラーという心理学者の哲学を読者に分かりやすく説明している自己啓発本です。アドラーは、フロイト、ユングに並ぶ心理学三大巨匠のうちの一人です。
アドラー哲学は「世界はシンプルで、人は誰でも幸せになれる」という考え方を持っています。これをもとに構成されているとても読みやすい本です。
世界はシンプル
前回の目的論からの続きです。アドラー心理学は「世界はシンプルで、人は誰でも幸せになれる」でしたね。目的論は「幸せになる」というところに直結した話でした。
では「世界はシンプル」というところはどうでしょうか。年を重ねるにつれて社会を知るようになります。すると周りの人や環境を気にしなければいけなくなり、悩みが増えて世界が複雑に見えてくるでしょう。
しかしアドラー哲学は「世界はシンプルだ」と言い切ります。
それはその悩みの大体が「あなたの課題ではない」からです。
人の悩みは全て対人関係
アドラー心理学では「人間のすべての悩みは対人関係だ」といいます。例えば「他人との比較による劣等感」「恋人とうまくいかない」「上司が嫌い」など。
反論として「お金のことで悩んでいる人はどうなんだ!」というものが来るでしょう。しかしもし地球にあなた一人しか人間が存在していなかったら、貨幣など価値のない紙切れでしょう。「お金持ちになりたい!」「貧乏から抜け出したい」という悩みも全て他者が存在しているから出てくる悩みです。
このように人間が持つすべての悩みは人との関りがあって生まれるもの、つまり「対人関係」なのです。
課題の分離
この対人関係の悩みを解消するのが課題の分離という考え方です。
課題の分離は「自分の課題(自分でコントロールできること)と他人の課題(自分でコントロールできないこと)を分離しよう」というシンプルなもの。
例えば「人から嫌われたくない」「他人から認められたい」と考える人がいたとします。私もそうでした。しかし課題の分離ができている人は嫌われたくないなんて考えません。
なぜなら他人が自分を嫌うかどうかは他人が決めることなので、そこに介入しようとしないからです。つまり承認欲求はないのです。
もし課題の分離ができないと「あの人から褒められるから~をしよう」「認められるから~をしよう」となり、自分の行動が他人によって決められてしまう不自由な状態になります。
親が子供に「勉強しろ!」というのも課題の分離ができていない状態です。子供が勉強するかどうかは子供が決めることなので、強制をしてはいけません。
イメージとしては「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲むかどうかは馬次第」という感じ。親は子に教科書や机を用意するが、勉強するかは子ども次第です。
課題の分離ができず、他人によって行動を決めてしまうと常に周りを気にして対人関係で悩みができやすくなります。そうなると「世界は複雑だ」と考えるようになってしまうのです。
世界はシンプルと考えるために対人関係を良くしたいのなら課題の分離をしましょう。
まとめ
「嫌われる勇気」の課題の分離についてまとめました。世界はシンプルだと考えるためには対人関係の悩みを克服しなければなりません。対人関係の悩みを解消するために「課題の分離」という考え方があります。課題の分離とは、自分の課題(自分でコントロールできること)と他人の課題(自分でコントロールできないこと)を分離することです。これにより悩みがなくなり世界はシンプルになります。
課題の分離は実生活でも役立つので覚えておきましょう!
次回は「共同体感覚」についてお話します!
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