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お肉の情報館に行って学びになったこと箇条書き


住所:〒108-0075 東京都港区港南二丁目7番19号
開館時間:午前10時~午後6時
休館日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始
入館料:無料

1867 イギリス公使館に牛肉納めるため牛肉と場が初めてできる
1980と畜解体作業は東京都直営に

豚妊娠114日周期、1度に10頭
牛妊娠285日周期

卸売り市場の役割
生産者への代金決済、買受人をあつめてセリをおこない価格形成、生産者へ情報発信

牛の餌
8ヶ月から14ヶ月まで牧草 1日5キロ
14ヶ月から22ヶ月まで藁 1日8.5キロ
22ヶ月から藁と大麦 1日11キロ

肉は魚野菜と違ってそのまま直接販売できない

和牛→品種、国産牛→原産地
和牛には黒毛の他に褐毛、日本短角、無角の4種ある
外国で生まれても日本で飼育期間が長ければ国産牛になる

豚は決まった場所に排便する清潔な動物

革になるまで
洗浄、薬品で毛取り除き、なめし(腐りにくくする)、染色・加脂、仕上げ

牛→大動物、豚→小動物という名称になっている
牛→空砲銃撃(気絶させる)
と畜銃を使ってショックで失神させる
すぐに頭を切り落とす
検査で不合格になった内臓は廃棄
牛は肉以外にも
脂→調味料、石鹸、蝋燭
革→カバン、太鼓、革靴、ボール
骨(コラーゲン)→接着剤、ゼラチン
になっている

豚→ガス麻酔(眠らせる)
豚は頸動脈をきるだけで頭部をすぐには切り落とさない
豚は肉以外に
脂→ラード
革→財布、スーツ
内臓→試薬(ヘパリン、リパーゼ、ムチン)、飼料
血液→医療用血清
骨→ゼラチンカプセル(薬のカプセル)
になってる

と畜できるかできないか調べる、と畜検査員は獣医師免許持った人の中から知事や市長が任命する
肉眼検査以外にも顕微鏡などを使った精密検査もおこなう

ひき肉、鶏肉、レバーな十分に加熱してで食べた方がいい

と場で加工したあと定価で関連事業者に売って、それを相対価格で小売や加工業者に売る

食肉の歴史は縄文弥生で猪や鹿肉を食べていた歴史の後、仏教が伝わった飛鳥時代に食肉禁止令がでてから江戸時代までの7世紀もの間、食肉を悪とする習慣ができてしまった。
しかし実際は猪肉を山鯨といって食べていた
江戸時代、動物を殺したり皮を剥ぐと地獄で自分の皮が剥がされるという迷信があった

差別の手紙が展示されていた(なかなか腹立つ内容)
小説とかで「まるで屠殺場のようだ」みたいな比喩をするのは良くないと思った
屠殺場を異常な場所の例えにつかうのも良くない
都会にと場があるのはおかしいという品川の人間がいる
新潟の小6の子が工場見学後に食肉市場に宛てて書いた手紙の内容泣いちゃう

屠殺場勤務であることで結婚差別、就職差別がある

牛500頭、豚800頭セリにかけられ売れる
皮剥作業が質を分ける
毎頭ごとに器具は80度以上の熱で滅菌、消毒してる
屠殺場は皮剥、1頭の2分割など手作業や衛生検査の熟練技術が山ほどある
牛1頭50分、豚1頭25分で解体から冷蔵まで終わる

屠殺場のは殺の部分がフォーカスされがちだが、殺の部分は本当に一瞬しかない、他は切断や検査が多い
苦しみが続く戦争とか殺戮現場とは違うと感じた
枝肉に押される格付け印はハンマーみたいなものを使ってポンポン押されてる。気持ち良さそう
保存するために行う、皮の塩漬け光景が思ったより面白い

搬入車は場内の洗浄スペースで洗浄して、全身消毒液を浴びた後に場外へ出る

滞在時間:1時間半くらい


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