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トヨタ産業技術記念館に行って学んだこと箇条書き

場所

〒451-0051 愛知県名古屋市西区則武新町4丁目1番35号

入館料金

大人1,000円、大学生500円、中高生300円、小学生200円

開館時間

午前9時30分~午後5時
(入場受付は午後4時30分まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始

世界の繊維

  • メソポタミア→羊毛、エジプト→麻、インダス→綿、中国→絹を世界に広めた

  • 1884年世界初の化学繊維人造絹糸レーヨンをフランスのシャルドンネが開発

  • レーヨン→ガラス繊維→アセテート→キュプラ→塩化ビニル→ナイロン→ビニロン→ポリウレタン→ポリエステル→アクリル→ポリプロピレン→炭素繊維の順で発明された

色々な繊維
  • 糸作りは農家の副業として行われていた

糸の紡ぎ方
綿の実を種から分離する→綿から繊維出す→繊維を撚る→撚った繊維を巻き取る

機械紡績工程
フワフワにする→潰す→綺麗にする→フワフワにする→袋詰めにする

  • 糸作りの工程はライン製造だから車製造に応用できた??

  • トヨタ自動車はトヨタ自動織機(自動車部)時代があった

  • 機械動力は人力→蒸気→石油→電力の順

  • 1733年の糸から織物を作る(織布)機械の効率化を経て、糸が足りなくなったので綿から糸を作る(紡績)機械の開発が急がれた

  • 産業革命は1760年代イギリスで発明された紡績機から始まる

  • 1850年代にはイギリスの紡績機、力織機が世界シェアの70%を占めた

  • それまではインドが強敵であったが、機械化に成功した後は逆に綿を輸出する側に回った

  • 1867年薩摩藩がイギリスから紡績機を、導入したのが始まり。

  • 1次大戦で紡績機械の輸入が困難になったのを機に国産化が本格的に進んだ

  • 1856年薩摩藩の島津斉彬が水車を動力にして織物をしたのが日本で初めて

  • 日本初の本格的な紡績工場は1883年の大阪紡績(東洋紡)の工場

  • 1890年に綿糸の生産が輸入量を超えた

  • 日清戦争後、日本は軽工業から重工業育成に力を入れた

  • 1次大戦で化学工業の国産化に力を入れる

  • 1926年世界一の人絹生産国、1933綿布輸出額世界一

  • トヨタグループ創始者豊田佐吉は1867年静岡県湖西市生まれ

1885年 日本で特許制度が始まる
→これを機に豊田佐吉は機械の発明を志す
糸紡ぎの機械化より難しい機織りの発明を志す
1890年 木製人力織機を発明し東京へで売るが全然売れず、動力織機の発明を目指す
1894年 糸繰返機発明。尾張で需要が多いことを知り、名古屋進出、豊田代理店伊藤商店設立。順調に売れる
1896年 日本で最初の動力織機、豊田式汽力織機完成。得意先と提携して高品質な綿布の大量生産に成功。また、石油発動機も完成し、蒸気から石油へ動力を進化させることに成功。
1899年 政府が綿布輸出を推し進めていたため、三井物産と共同で国策に協力→不況の影響で発明活動困難→辞任
1905年 佐吉の織機とイギリス、アメリカの織機
の性能比較をされ、イギリス織機に軍配が上がる→完全な自動織機の発明を目指す
1907年 豊田商会を豊田式織機株式会社に
1910年 アメリカで自分の織機は必ずしも劣っていないことがわかり、自信取り戻す。その後イギリスで紡織工場などを調査
1911年 現在のトヨタ産業技術記念館の地に豊田自動織布工場建設、稼働
1914年 1次大戦の特需で業績拡大、個人経営から豊田紡織株式会社に。佐吉は日中関係改善を願っていた
1925年 G型自動織機の製品化。世界最高レベルだと評価される
1929年 イギリスの繊維機械メーカーであるプラット社と特許協定を結ぶ。国産技術者に大きな自信を与える
1929年 プラット社との交渉の機械に欧米の自動車工業の実情を視察し、佐吉の息子、喜一郎が自動車の国産化に取り組む決意を固める
1930年 佐吉逝去。世界恐慌の影響もあり従業員の士気下がる
1933年 シボレー分解調査→たくさん試験機が使われた、材料試験室、試作工場建設
1934年 豊田自動織機製作所に自動車部を設ける
→トヨタが自動車業界に参入するのは結構後発だった
1936年 トヨダからトヨタへ→濁点ない方が字面も見た目もスッキリ、企業の公共性的に個人名じゃない方がいい、トヨタは八画で末広がりで縁起いい
1937年 トヨタ自動車工業株式会社設立
1938年 挙母工場操業開始→挙母市は後に豊田市に

他自動車メーカーの状況

1886年 ダイムラーとベンツがそれぞれガソリン自動車完成させる
1890年 ダイムラー自動車会社設立
1899年 ルノー社設立
1903年 フォード自動車会社設立
1904年 東京自動車製作所が自動車製造工場設立
1908年 GM社設立
1909年 ダンロップゴム会社設立
1910年 東京瓦斯電気工業(日野自動車)設立
1925年 クライスラー社設立

試験機の数々

豊田喜一郎は飛行機の生産も夢見ていた

  • 自動車部設立時、国内に鋼板鋼材を安く安定的に供給できる能力なかった→製鋼部設立

車載オーディオ

1955真空管ラジオ
1962トランジスタラジオ
1969カセットプレーヤー

  • 1990年代に合成繊維の生産量が綿花を上回った

  • 繊維の生産量は年を経るごとに上がっている

  • 綿花生産量第1位は中国、2位はインド(2011年)


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