サッカー選手の私が一番嬉しかった事


サッカーをプレーしている時いつも思っていたのは
見ている人が楽しい、ワクワクする、面白いと思う、美しいなぁと思うサッカーをしたいという事でした。


試合に勝てば、見に来てくれている人のその日のビールは美味しくなり、負ければ苦いものになる。
(ビールは元々苦いよな!)
何百人もの人のその日のビールの味を決めるんだ。絶対勝つ!!と本気で思って毎試合していた。
さらにさらに、私のプレーを見て、明日ちょっと早く起きてボールでも蹴ってみようかなとかサッカー始めてみようかな。とか。私のプレーで他人の起きる時間や行動さえも変える事ができるかもしれないなんて、すごい。
サッカー選手としてそこが一番面白いところだなと思っている。

私がINAC神戸にいた2年ちょっとの間、試合にでれたのは2試合。2年間で2試合。まじかよ!!笑
(いまウィキペディアで見て自分でびっくりした。笑少なっ!)

今思うと中々厳しい2年だった。
それまでの私のサッカー人生はメンバーに入らない、全く試合に絡めないという経験がなかった。
練習でも少しずつ自信がなくなっていき、力を出し切れていないのが自分でもわかる。
試合前日のメンバー発表では、呼ばれる事はないのだろうなと思いつつも心のどこかで呼ばれたらいいなと思ってしまう。
ここで割り切れるのならいいのだが、少しの希望があるから実際名前が呼ばれなかったら本当に悔しい。
試合前日の軽い練習の後は、めちゃめちゃ走って、試合の日も自分でトレーニングをしていた。
でもすげー悔しくて、半分泣きながら走ってたこともある。

でも、やっぱりサッカーは好きで好きでたまらない。はやくグラウンドに出てはやくボールを触りたい。あれもこれも出来るようになりたい。もっとうまくなりたい。
毎日そう思っていた。



その神戸で出会った姉妹がいる。
初めは、練習をよく見に来てる小脇にメルちゃんを抱えたかわいい女の子がいるな〜くらいだったが、手を振って、挨拶をして、いつのまにか止まって話しをするようになった。
(メルちゃんの名前を聞いたら佐々木監督だった😂😂)


話していると、サッカー始めたよ〜!と。
メルちゃんをボールに持ち替えて笑、スクールに入ってサッカーを始めた。
女の子のお姉ちゃんもサッカーを始めた。

私が岡山に移籍しても試合を観に来てくれた。
やっとちゃんと試合しているところを見せられて嬉しかった。

その時姉妹のお母さんが
「なつがサッカー楽しそうにやっているのが伝わって二人がサッカーやりたいって言ったんだよ〜。なつみたいになりたいんだって!」
と言ってくれた。


私のサッカーが好きな気持ちが伝わって、サッカーを始める女の子がいるなんて。


今も二人はサッカーをがんばっていて、男の子の中でバリバリやっています。





これが私がサッカー選手をやっていて一番嬉しかったことです。








サッカーっていいよね。





やっぱりサッカーがすきだなぁと思ったのでちょっと振り返ってみました。









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