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やり抜く力と栄養 前編

本日は「GRIT -やり抜く力」アメリカの心理学者 アンジェラ・ダックワース著書の本。数年前ですか?日本でもベストセラーになりましたよね?

今回はこの「やり抜く力」をテーマに前半、「やり抜く力と栄養」をテーマに後半に分けてお届けします。

オリンピック選手やアスリートこそ「やり抜く力」が強い!と言ってもいいのではないでしょうか?

「いやいや、もともと持っている才能でしょ?」と言う方もいらっしゃるかもしれません。

「GRIT -やり抜く力」著者のアンジェラさんは、心理学者ですが、過去に教師の経験もある方です。

数学教師をしていた時に、あることに気づいたんです。

クラスにはIQ が高い子、頭の回転が速い子がいるが、決して彼らは成績がいいとは限らない。むしろ普通のIQの子、もしくは呑み込みの悪い子のの方が成績が良い場合があると。
それはなぜか?
呑み込みが悪い子の方が、休憩時間に先生に質問したりして習得するまで努力をしていたそうです。

これは学校の成績だけのことでしょうか?

アンジェラさんは、陸軍士官学校の生徒で厳しい訓練を最後までやり遂げる士官候補生、アスリート、ビジネスマン、アメリカ陸軍特殊部隊から英単語のスペルの正確さを競う大会に出場する子供達まであらゆる人たちに、彼女が開発した「グリット・スケール」というアンケートに答えてもらい、彼らの「やり抜く力」を点数にして評価していきます。
その結果あらゆる分野で、この「グリット・スケール」の点数が高い程、厳しい訓練に耐え抜いたり、仕事の定着率が良かったり、大会で優勝したりと結果との相関関係が見られるのです。

実は「グリット・スケール」は「情熱と粘り強さ」を測る物差しなのです。

アンジェラさんはこう言います。

「努力は才能よりもはるかに重要」だと。

また「やり抜く力」が高いと、人生の幸福度も高くなるという研究結果も。

そして「やり抜く力」は誰でも努力次第で高めることが出来ます。

そして年齢が上がる程「やり抜く力が強い」という調査結果も出ています。

では、どうしたら「やり抜く力」を高めることができるのでしょうか?

「やり抜く力」を強くする4ステップ

①興味・・・「この仕事が大好きだ」という興味と子供のような好奇心によって「情熱」が生まれる。

②練習・・・「きのうよりも上手になるように」と日々の努力を怠らない事。

③目的・・・「他の人々のためにと役立つと思えること」

④希望・・・希望は困難に立ち向かうための「粘り強さ」

そしてアンジェラさんは「目的意識を持つこと」を非常に重視しています。

「目的」すなわち人々の幸福に貢献したいという意志も、情熱の源となります。

本著の中でレンガ職人のお話がとても面白かったので、下記に引用します。

ある人が3人のレンガ職人に「何をしているんですか?」とたずねました。すると、三者三様の答えが返ってきました。

1番目の職人は「レンガを積んでいるんだよ」

2番目の職人は「教会を作っているんだ」

3番目の職人は「歴史に残る大聖堂を造っているんだ」

1番目のレンガ職人にとって、レンガ積みはたんなる「仕事」にすぎない。

2番目の職人にとって、レンガ積みは「キャリア」。

3番目の職人にとっては、レンガ積みは「天職」を意味する。

以上引用終わり

あなたの現在の仕事は、この三つのレンガ職人のうちどれにあてはまりますか?

ちなみに、私の「グリット・スケール」は 自己評価で3.1 。5点が最高。私はおそらく中の下ぐらい。

あんまりグリット力ないですね~。これから鍛錬してがんばります!

明日は、さらに「やり抜く力と栄養 後編」のお話です。 お楽しみに~♪

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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