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私の公認心理師受験記1

2022年7月17日に第5回公認心理師試験を受験しました。
合否は同年8月26日に出る予定です。一つの区切りとして、試験勉強をきちんと締めくくりたく記録に残します。

自己紹介

  • 仕事に関すること

教育職(中等教育)、私立別学校、関東、社会人歴は20年ちょっと

  • 個人に関すること

女性、40代後半、ひとり親(18歳男児、10歳女児)SF上位(個別化、収集心、戦略性、社交性、コミュニケーション)、MBTI(ESFPエンターテイナー)、多動傾向たぶんあり、実用英語技能検定準10級(程度)、今まで頂いた最低点100点満点中6点(高3微積)

  • 趣味に関すること

料理、観劇(宝塚他ミュージカルなどなど)、音楽鑑賞、時々映画
食べ歩き、不動産…

きっかけ

オンラインコミュニティ「はろこみ」で教員をしている友人が、公認心理師試験を勉強していると話していたので。2021年6月上旬あたり。この頃、メンタルヘルスマネジメント検定に挑戦しようかな、と考えていて、1から公認心理師試験を調べ始めました。
→受験を決めたきっかけについてはまた別のnoteで

現任者講習

すでに最後の現任者講習を締め切っている団体もあり、今から申し込めるところ…ととにかく探しました。辰已法律研究所が主体になっている一般社団法人 東京メディカルアンビシャスのオンライン講座を2021年7月1日から受講。以後、コンスタントに1.5倍速でw、夜や職場の昼休みなどに聴き始めました。
9月半ばに視聴終了。10月上旬に修了証が届いてます、たしか。

試験勉強

無関心期(あえて受験から目をそらす期)

現任者講習を終え、現任者テキストの巻末の第1回試験にチャレンジするも、ほぼ分からない。どうやって勉強したらよいか、何をどれだけやったら受かるかも分からず、勉強を放置…。

辰已法律研究所から通信教育(オンライン講座)の案内メールが来る

Gルートケアパックなる、講座と模試とのフルパッケージを知る。
10年前の私なら、見向きもしなかった(そしてその結果独学で玉砕していた)と思うが…ここは時間のない社会人(+子育て中+しかもフルワンオペ)、金ならある(そんなことない!)!と早割&現任者講習割を使って申込み。総額20万弱。もうあとには引けない…

押し寄せる教材の嵐
辰已法律研究所から何度かに分けて大量の紙媒体が…送り付けられてくる(頼んだのは私。嫌がらせではない)。1科目あたり、たいてい「インプット冊子」「映像スライド」「演習問題」「問題解説」の4種類。バインダーに挟もうかと思って、断念(バインダーがいくつあっても足りない)

予備校を利用することに決めた理由

端的に言えば、自分がGルート(心理学未習者)だったから。
公認心理師試験の出題範囲が非常に広かったから。
忙しかったから。
自分の性格的に、自分を追い込めるタイプではなかったから。
文字よりも映像や音声が頭に残るタイプだったから。

予備校選びで「辰已法律研究所」を選んだ理由

結論からいうと、辰已法律研究所のGルートケアパックを受講。
参考 https://sinri-store.com/kouza/g_rute_carepack1/

大手だとLECや河合塾KALSなどで同様の対策講座を開講してました。
LEC https://www.lec-jp.com/shinri/kounin/kouza/

河合塾KALS 


また、合格者による個人塾のようなものも結構ありました。オンラインコミュニティ的なものやLINEを使ったものなど。
LECや河合塾KALSは基礎、実践のようにパックが複数分かれていて、どれをどれだけ受けたらいいかわからなかった。色々と取ると、辰已法律研究所のフルパッケージよりも値段が高額になりそうだった。等の理由で選びませんでした。
辰已法律研究所は講座と模試とが一緒になったフルパッケージだったので、「何度も申し込まなくてよさそう」「大事な模試や講座の取り忘れがなさそう」と1度きりの申込みで済む手軽さが魅力でした。
値段はパッケージなので高額でしたが、早割と現任者講習割で40,000円ほど安くなり、20万円を切る値段でしたが…やっぱり一括で払うときには「高いな…」と思いました。私、節約家(≒ケチ)なんです、すごく。

対策講座を受ける時点で、模試は受けていませんでしたが、ネットの情報では「辰已法律研究所の模試は他社の模試に比べてとても難しい」とありました。易しい模試を受けて、本番失敗するよりは、難しい模試を受けて、本番失敗したほうが(いずれにしても本番で失敗する設定になっていますが…)よいのではないか。レベルの高い授業を受けられるのならそちらの方で元を取ろう(妥当性0w)と思ったのも辰巳を選んだ理由です。
ちなみに、親族に辰巳関係者はいませんwステマでもないです。

勉強スケジュールの全体感

  1.  現任者講習を2021年7月〜9月の半ばまで

  2.  予備校の通信講座(100時間)を2022年12月〜4月上旬まで

  3.  自宅で受ける基本問題模試やプレ模試を4回 2022年4月〜5月

  4.  このあたりからYou Tubeなどの対策動画(他塾の先生が無料で公開してくださっているもの)などを見始める

  5.  会場受験の辰巳模試2回+ファイブアカデミー直前模試 2022年4月中旬と5月下旬+6月

  6.  最後は公共図書館の自習室で追い込み

模試の結果については、別の機会に書こうと思います。

使った参考書

  • 『現任者講習会テキスト』(現任者講習会のときと、最後に苦手分野のみ復習した)

  • 『河合塾の赤本』 解説部分はまとめノートを作って(章ごとにばらつきがあるものの)最も多い章で4回くらいやった

  • 『一発合格! 公認心理師対策テキスト&予想問題集』 赤本と分野ごとに比重が異なり、解説も異なるので購入。問題は2回くらいやった

  • 『青ペンギン』 買ったものの時間があまりなく、最後に総復習のつもりで1周回したら全然できなかったので焦った。

試験を受けて

第5回は現任者最後の受験チャンスでもあり、総受験者が非常に増加したようです。職場に受験者は居ませんでしたが、業界の友人から「知り合いが何人か受けていたよ」とあとから聞きました。
試験の内容は予備校や対策動画の先生方や受験者の方の感想と同じで、「難問だった」と感じました。
特に問1の要保護個人情報は、過去問?(問題集?)に出ていたのに、深掘りをしていなかったので見事に間違えました。
脈絡叢は聞いたことがなかったし、正常圧水頭症は知っていたけれど症状まで細かく追っていなかったので間違えました。
Basedow病は親戚にたくさんこの疾患持ちがいるので、正答できました。
特定少年について頭に叩き込んでいたけれど、少年院で高卒程度認定試験の支援をしているなんて知りませんでした。
キャリア発達はスーパーとシャインしか存じ上げておらず、
愛の三角理論は(諸事情→離婚により)体感的に経験できておらず涙、誤答。

多くの方がおっしゃる通り、付け焼き刃でない知識を問う良問だったと思います

言葉は知っていたけれど表面をさらっただけなので、正答にたどり着けなかった問題がたくさんありました。ビッグ5はOCEANの頭文字で覚えるにとどまったので、正解できてません。

医療系が答えやすい問題があった

自分の専門でないから感じたのかもしれません。また、医療分野であっても答えられなかったのかもしれません。
ちなみに私は教育系ですが、いじめ防止対策推進法など結構知識があやふやで、試験を期に学び直した感じです。評価や指導法についても恥ずかしながら「へぇ!」と初見の知識も勉強している中で結構あったので…。
でも、周囲でも医療系の問題が多かったという声があったので、何がいいたいかというと、

医療系で活躍する心理職が必要とされているのではないか

という試験実施者のメッセージのようなものを感じた、ということです。
私は教育系なので、入学試験など試験を実施する側でもあります。業界では、小学校のお受験から、大学入学共通テストまで、「入試問題は学校からのメッセージだ」とよく言われます。どんな人に入学してほしいのか、入学時に必要な知識はもちろん、入学後に不適応を起こさないために学校生活を無理なく過ごせそうか、この学校で楽しめそうか、卒業後に活躍できそうか。入学試験にはそうしたことを測る意味もあります。
入学定員を超えないための試験と、一定の知識と技能を持っているかを測る資格試験とは、試験の意味合いが異なるため、違いもあります。
ただ、資格は取得後に活用されてこそ意味があるので、需要と供給という点も見逃せないのではと感じます。
私の憶測に過ぎませんが4回までの試験で公認心理師資格を取得した「教育系」はかなり多いのではないかと思います。ただ、教育系にはスクールカウンセラーなどすでに配置されている心理職がいます。
医療系は、何らかの疾患というそもそもメンタルヘルスが損なわれやすい環境であるうえに、もしかしたら教育系ほどには公認心理師が生まれていないのかな?この分野で必要とされているのかな。と、邪推しています。

合否発表は2022年8月26日

1日が長く感じられる日々ですが、このnoteを書きつつ、これまでの試験を振り返り、今後どうやって学びを続けていくかを模索していきたいです。

次回は、心理学未習得者のGルート受験生である私が、これまで職務や職務外で受けてきた研修について書きます。

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