夢をみたい

さむいな、きっと、寒いから。

だからこんな寂しく、切なくなってしまうんだと思う。だって冬だし。

私には少し前から気になっていた人がいて、最近その人を好きになってしまいました。

バイト先の先輩。
とても優しくて、眠そうで、でも仕事はちゃんと出来て。優しい話し方をする人で、大変な時、いつも助けてくれる。

ふふっ、って 微笑んでくれる。


それだけで、学校出会った嫌なこととか、バイトでミスしたこととか、お客さんにムカムカされて疲れたこととか。全部吹っ飛ぶくらいに、

私はその微笑みと優しさに救われていました。

クリスマスイブの日、私は欲張りでした。

この微笑みをもっと近くで見たい、貴方ともっと関わりたい、そう思ってしまった。

思い切って、「LINE、交換してもいいですか」

言ってしまった。心臓がバクバクだった。
先輩は、「いいよ」とQRコードを差し出してくれた。

その日は恥ずかしくて、

ありがとうございます お疲れ様です

とだけ言って先に帰った。

その後、まさかの先輩からお疲れ様 というLINEが来て、心臓がもっと跳ね上がったのを覚えてる。嬉しかったなあ、すごく。

そこからちょっとずつ話して、話して、話した。特にこの話題でめちゃくちゃ盛り上がる、とかはあまりなかったけど、楽しかった。

通話もした。私のイヤホンが壊れててスピーカーで通話するからちょっと迷惑だったかな、？

分からないけど、とにかく楽しかった。

でも私は楽しみすぎた。
浮かれすぎて、好きの気持ちを、何度も何度も匂わせた。

○○なの嬉しい、楽しい、一緒にいると落ち着く、2人でどこかに行きたい、だなんて。

男の人は、追う生き物だと。
追われるより追われる側の、人間なんだ。

私は恋愛に対しての落ち着きとか、策略とか、まだまだ未熟だな、。

舞い上がって舞い上がって…駆け引きなんてできなかった。最初は頑張っていたけど、だんだん、一方的な雰囲気になってしまった。

どうすればよかったんだろう、いつもこうだ。

最初は「おはよう」も「おやすみ」も相手から送ってくれた、質問もしてくれていたのに。


もうあっちから話しかけられることはないんだろうか、悲しいな、かなしいな、ああ。

お風呂に入るとか、ご飯を食べるとか、バイトに行くとか、そんな些細なことでも送ってくれていた君から、1日LINEが何も来ないだけですぐに不安になった。怖くなった。



そもそも付き合ってもないのに、舞い上がり過ぎたんだ。きっと。


シフトが被るとあんなに嬉しかったのに、今では明日の同じ時間のバイトが怖くて仕方がない。

今までの君だったら私は何も思わない、逆に、安心する。でも。でも、？

もし。避けられてしまったら。

もし、不機嫌になっていたら。

いつもより冷たかったら。

どうしよう、バイトどころじゃなくなってしまうかもしれない。

どうして精神的に不安定になる時期が、今やって来てしまったんだろう。タイミングが、悪い

でも、仕事は仕事なんだ。

がんばらなくちゃ、怖いけど。

頑張るしかないんだ、明日なんだし。
今更引き返せない、自分のせいだ。

お願い、神様。
もう少し、夢をみせて。

もう少しだけ、

長いのに読んでくれてありがとう。続きは気持ちが落ち着いたら書くと思います、また。