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インタビュー技法の普及やご指導についてなど~ウェビナーアーカイブのご紹介

前回、普及やご指導について申し述べました。
しかしながら、実態はこのところ平日も週末も業務に忙殺されている状態で勤務先での案件対応だけで手いっぱいの状況ではあります。
現在も週末でありながら営業稼働中の息抜きタイムですw。

まあ、それだけ新規事業開発に本腰を入れるクライアントが増えている情況ではあるということで、大変ありがたいというか、希望が持てるというかの状況ではあります・・・。

また、インタビューの方法論などお話ししだせばとてもではないですが、一日や二日では語りつくせるものでもなく、中途半端なことをしましてもご満足いただけるわけもありません。私の矜持や経験として昨今流行りの短時間のオンライン相談のようなことは、相手がそれなりの経験を持たれている方ではない場合は避けた方がよいと思っています。過去、FGIやIDIと呼ばれるインタビュー調査の成果、評価が高まってこなかったのは、私に言わせますと、理論的な裏付けのない未熟な経験論による「いい加減な指導」が「聞き出すチカラ」のようなキャッチーな旗印の下で横行したからです。

私自身の経験を申しますとインタビューの理論・技術の習得にあたっては、分割しながらですが、実技も含めて「セミナー」の体験だけで確か、延べ3週間以上の合宿による理論と実技の集中トレーニングを受けてようやく駆け出しレベルになったと記憶しています。昨今、企業がリサーチャーやインタビュアーの養成にコストをかけなくなったので、それは非現実的なことなのかもしれませんが、そんなに簡単なことではないということを申しあげたいわけです。

※「意識マトリクス理論」などの発見によって、それでも、インタビューの理論と手法の習得は当時からすると相当に体系化でき、習得機関も短縮てきてはいると自負はしていますので、できるだけ早い時期に出版などを目指したいとは思っています。

一方で現実はこのような稼働状況です。すなわち、対応させていただく場合には相当のコストも見込まれるわけです。故に、それなりの人数を集めていただけるような場合でないと当面はインタビュー技法のご指導については個別のご相談に応じることは困難だと思われます。

というわけで、関心をお持ちいただいた方々へのこの状況での対応として、まずは私が勤務先で行いましたウェビナーのアーカイブで、私が行っておりますことの一端をご覧になっていただければと思います。視聴には個人情報の登録が必要で、競合の方はお断りするのが勤務先のルールですが、その場合にはご相談いただければと思います。私は事情が許す限りなるべく多くの方に見ていたきたいと考えています。第五回のみ二時間、その他は一時間の内容です。

※以下、各回タイトルからそれぞれのアーカイブにリンクを貼ってあります。

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<成功商品開発を多数手がけたリサーチング・マーケターが解説>
ニューノーマル時代をリードする画期的新商品開発
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第一回:未来を創造するマーケティングの方法と理論
~新たな時代をつくる画期的新商品・サービスを意図して開発するには!?〜

□時代・トレンドを創造した天才創業者と画期的新商品の発想フレームが解き明かされた!
□解き明かされたフレームをマーケティングリサーチに展開すればシステマティックに画期的新商品が開発可能
□未来は「予測」するものではなく「創造」するもの~「予測」されている間に「創造」したものが勝ち

第二回:生活の中にある未来創造のヒントを生き生きと探り出す方法と理論
~「アクティブリスニングインタビュー」とは?〜

□「5次元を超越」する手法~未来創造のために最も効率的かつ破壊力のある情報収集手段
□「質疑応答」と「傾聴」の違い~未来創造に必要な情報は「質問」ではわからない
□潜在ニーズは「訊きだせる」ものではない~深層心理に迫る分析手法
□オンラインインタビューとの親和性~オンライン化のメリットを最大限に生かせる

第三回:時代の変化から新たなニーズを創造する理論と手法
「拡張ニーズスパイラルアプローチ」とは?
□世の中は常に変化し、常に新たなニーズを生み出している~コロナ禍はその大きなものにしか過ぎない
□時代の変化、生活の変化、ニーズの変化、商品・サービスの変化は連鎖している
□変化の連鎖をどうとらえるのか?
□創造されたニーズからの商品コンセプトを開発

第四回:マーケティングを成功に導くインタビュー調査のノウハウ公開
「アクティブリスニングインタビュー」の実際

□本当のインタビュアーの役割と資質とは?~「聞き出す力」ではない
□「伝統的お作法」には重大な意味・・・~思いつきや都合でおろそかにしてはならない
□企画・実査・分析はシステマティックに連鎖している~一体運営されないと成功しない
□深層心理に迫る分析法~潜在意識は科学的分析でしか把握できない

第五回:好評につき、当社自主調査の解説付き実査映像を公開
「アクティブリスニングインタビュー=オンラインGD/GDI」を体験してみましょう!

□ご好評につき、4回に及び理論、手法、事例についてご紹介をいたしました「未来創造を可能にするインタビュー調査」の実査映像ダイジェスト版を公開することにいたしました。
□テーマは「コロナ禍における生活変化と潜在未充足ニーズの把握」です。6名120分で当社社員を対象に昨年6月に実施したものです。
□分析により、今現在もまだ未充足のままのニーズが多数把握できるものです。
□今回は実査映像をご覧になっていただくことを主体としますが、講師により理論・手法や発言内容の分析についてのコメントを挟む形で進行します。
※今回は内容の性格上、2時間での実施とさせていただきました。

第六回:BtoBマーケティングにおける新規事業開発のアプローチ
□5回に及び理論、手法、事例、実査映像についてご紹介をいたしました「未来創造を可能にするインタビュー調査」のB2Bビジネス版のアプローチをご紹介します。
□「現場情報は宝の山」とも言われますが、多くの場合、見出されるのは「カイゼン」のヒントでしかなく、新規事業を生み出すようなヒントは潜在してしまっています。そうなるにはそうなる理由があるのです!
□EGISは現場に埋没しているそのような新規事業開発ヒント情報をアクティブリスニングインタビュー理論に基づいて発掘しようとするオリジナル手法です。
□今回は、実際に新サービスコンセプトの開発にまで至ったシステマティックな事例を通してそのアプローチについて理論、手法の両面でご紹介をいたします。
□EGISアプローチは従業員モチベーションや組織力を強化する作用を持っており、その効果も期待できます。

※大変お手数ですが、ご覧いただくには無料会員登録が必要となっております。
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これらのウェビナーの特徴は、インタビュー調査をインタビュー技術の観点から語るだけではなく、その使い方、つまり成果の出し方の観点からも説明をしているということです。それをやっているが故の「リサーチング・マーケター」なのですがマーケティングリサーチというものは、マーケティングから離れては存在意義を失うわけですから、それらをセットでご理解いただく必要があるということです。

また、インタビュー調査を志す方は少なくとも、梅澤先生、油谷先生のインタビューに関する著作を、図書館や古書店で手に入れてでもご一読されることをお勧めします。昨今のノウハウ本的な「インタビュー入門本」とは違う「重み」や「厚み」を感じられることでしょうし、学校の先生やリサーチしかやってこなかった人達が書かれたようなものに対しては、自らが調査だけではなく商品開発に携わってこられた実践での凄みを感じられることと思います。というか、感じる「べき」です(笑)。

尚、これらのアーカイブをご覧になって、実際の調査の実施などに興味をお持ちの場合は、私の勤務先に「アーカイブを見た」ということでお問い合わせください。


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