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「今ここ」はどういうことか?

「今ここ」という言葉が最近の課題である

しかし、「今ここ」にいるとは実際にどういうことか分かりづらい。

そこで、「今ここ」にいるとはどういうことか、
なぜ「今ここ」が重要視されているのかについて簡単にまとめてみたい。

「今ここ」にいるとは思考を手放すことである

簡単に言うと

「今ここにいる」とは「思考」から抜け出し、
「現実」や「身体」に自分に 意識を向けることである。

「今ここ」でない「過去・未来・どこか」にいる状態は、
全て思考によって生み出されている(いわゆる考え事をしている状態)

反対に、

現実や身体は今ここにしか存在しない。
だから思考から抜け出し、
そこに意識を集中できる人は

「今ここ」にいることができるのである

「現実」とは五感を通して外界で
見えるもの・聞こえるもの・感じられるものである。

なぜ「今ここ」にいることが重要視されているのか?

簡単に言えば、「現代人の不安が格段に減る」からである。
人の悩みは全て思考が生み出しているのかもしれない。

現実はただ現実として存在しているわけだし
身体には
快・不快はある、
自由・不自由もある

思考から抜け出し「今ここ」にいることは、悩むことをやめ、
不安を軽減する効果がある。

マインドフルネスは「ストレス低減法」とつけられることがあるが、
それはまさにこの理由である。

また、「今ここ」にいると
存在感やつながりを感じることができる

俳優は「今ここ」にいるを訓練されている
「それは存在感やつながりが大事な俳優にとっては当たり前のことと言える」

このように書くと、思考に入ることが悪いことのように思われるかもしれない。しかし、そういうわけではない。思考は人間が進化できた大きな理由のひとつである。

問題は、
思考に「偏る」ことである

思考に偏ると、人は不安が増幅して
行動できなくなったりする。
自分に駄目出しをする

同様に、偏ることの問題は「身体」「現実」でも起きる。

例えば身体に偏る人は
現実が見えなくなったり、
現実逃避したりし社会に疲れやすい

また、現実だけに偏る人は、
思考ができなかったり、身体(特に感情)が分からなくなってしまうので、
反応するだけの人になりやすい。

こういう人は「自分の頭で考えよう」とか言われたりする。

重要なのは、バランスを取っていくことである。

とはいえ、現代人のほとんどは思考に偏っているので
「今ここ」にいることが重要性が高いのは事実である。

バランスを取るというと「全てを同時に」と捉える人もいるかもしれないがそうじゃない。

僕が思うのは相手を見て感じて聞く。
そしてそこから出てきた
直感に従って動き進めていく。

「頭の回転が早い人は」
むしろ思考していると動けなくなるので、思考は時々に抑えて、
基本は現実や身体に従っているというのかもしれない。

現実と身体思考のバランスには、人によって癖がある。

僕は頭で余計に考える癖があり
思考がとても強く、
次に身体に反応がくる

現実が少ないタイプである。
そのことよって、不安が生まれたり、ズレが生まれたりしやすい。

だから最近は現実を直視して見ること
「今ここ」を心がけている。

しかし人によってはもっと身体に従ったほうがいい人もいるし難しい
もっと思考したほうがいい人も稀にいる。


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