8月のマガジン運営報告とお礼

8月も終わりです。

僕の住む広東省では、暑さのピークは越えたかのように思うものの、風がまったく吹かない蒸し暑い日々が続いていて、ちょっと外を歩くのも億劫です。

厳しいゼロコロナ政策が続いていると言われる中国ですが、僕の住んでいる街ではそのことを意識することも今はあまりなく、少なくとも普通に生活している限りでは平穏な日々です。

ただ、中国の各地を見るとそうでもなく、封鎖管理が始まるというニュースが複数の場所から相次いでいます。一説には夏休みが終わり、学校が始まるのに合わせて措置が厳しくなっているという話です。お子さんを持つ家庭は振り回され、大変そうです。

僕の住む地域も、いつ何が起こるかわかりません。気は引き締めておかなければ、と思って過ごす日々です。

そんななか、今月もnoteの更新を続けていくことができました。今月は自分で言うのもなんですが、思っていることが過不足なく書けたというか、書きながら自分なりの手応えを感じられる記事が多かったという実感があります。

これまで「どうやって書いていったらいいんだろう?」という迷いで前が見えなくなるようなことも正直に言ってありましたが、ひょっとしたら少しずつその暗闇を抜け、一皮剥けることができつつあるのかな、と思っています。

そんな手応えが読者の皆様にも伝わったのか、今月は多くの人に定期購読を開始してもらうこともできました。数だけで言えば、マガジンを開始した初月以来の大きな伸びです。みなさま本当にありがとうございます。

最近、購読を開始してくださった方、これまでずっと応援してくださった方関わらず、これからもいまの中国の空気感がわかるようなものや、他のメディアではあまり言葉になっていない中国のことを言葉にするコンテンツをお届けしていきたいと思います。

読者の皆様に1日ひとつ、何か新しい視点や、中国にまつわる知見、日々を少し楽しくするアイデアのようなものを提供できれば。

よろしければ、これからも応援していただければ幸いです。

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今月は月初にペロシ氏による台湾訪問があったこともあり、台湾に関するトピックをいくつか書きました。

実は台湾には大昔に旅行で行ったことがあるのみで、そこまでの知見があるというわけではないのですが、「中国(大陸)から見た台湾」という視点をみなさんにシェアすることには一定の価値はあるのかなと思い、いくつか書いてみました。

これらの記事は比較的多く読まれ、やはり今の情勢で多くの人が台湾について気になっているのだな、ということが実感できました。今後も、動きがあれば追っていきたいと思います。

そのほか目立ったのは、特に直近の日本で盛り上がる「日本叩き」的な風潮や、日本に対する風当たりの強さに関するトピックです。

個人的には生活実感としてそれらを感じることはあまりなく、別に日本がこれまでに増してことさらに嫌われ始めているということでもないようには思います。日本が一定数の人に嫌われているのも、日本のこととなると冷静になれない人がいるのも、今に始まったことではありません。

ですが、いっぽうでネットを中心にこれだけ「日本叩き」が無秩序に増えてくると、何か不穏な香りが漂ってこなくもありません。暴力的な行動や、悲劇的な形でこれが噴出しないように祈るばかりです。

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まあ、そんなことを言いつつも、そうなったらそうなったで思いっきりこの場でネタにして荒稼ぎしてやろうとも思っていますが。それくらいの肝が据わってないと、逆にこの国で生きていくのは難しいですからね。僕も中国に来て、ずいぶんとたくましくなりました。

と、金の亡者な一面を見せたところで今月はお別れです。本当にそれでいいのかという気持ちといま葛藤していますが、書き直すのが面倒なのでこのままです。

また来月からも、よろしくお願いいたします。

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