安倍元首相の事件について、中国のネット「以外」の反応
安倍元首相の暗殺事件については、当然ながら中国でも盛んに報道されています。
先日のnoteでも少し触れたのですが、この件に関して中国のネットでは事件について喜んでみせるような、不謹慎なコメントが多数見られるなどの現象が起きました。
極端な例では、日本にいた中国人の留学生が安倍元首相に肯定的なコメントをするとそこに批判が殺到、削除せざるを得ないなどという事態もあったようです。
個人的な観測範囲では、安倍元首相は中国において不人気でした。特に防衛問題に関する発言などが中国を挑発していると捉えられることが多く、いい印象を持っていない人が多そうだな、という感じです。今回の反応は、そういった感情の表れだと捉えることもできるかもしれません。
ただ、これらの反応をして「中国の反応」と言ってしまうのは、ちょっと早計だとも思ってはいます。これも個人的に見えた範囲ですが、こういった反応に対する違和感を唱える人も、リアルでの付き合いを中心に少なからずいたからです。
今日はそんな反応のいくつかを紹介しつつ、これらの「中国人の反応」について所感を述べてみたいと思います。
不謹慎アカウントをブロックする嫁
まず、一番身近な嫁の反応から。
嫁のWeChatのモーメンツ(LINEでいうタイムライン機能)にも、いわゆる不謹慎投稿をしていた人が2人ほどいたそうです。見つけた瞬間に、その人をすぐにブロックしたと言います。
その嫁に話を聞いてみると、こんな感じ。
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