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中国に「厚切りジェイソン」は存在しえないだろう、という話

普段はバラエティ番組などのカルチャーをもとに中国社会や中国人のことをnoteにしている、STさんのこんな記事を読みました。

僕が気になったのはこの部分です。

よくあることですが、中国人が外国人に「あなたは客観的に発言しているね」「あなたの意見は中立的な立場だね」と言う場合、高確率で中国寄りの意見、中国を褒めている発言です。中国を褒めていないものは、主観的な意見とみなされます。

上掲記事より

ああ、それそれ! と思ったので、今日はこれをテーマに書いてみたいと思います。

字義的な「中立」は「中立」ではない

中国の人にとって「客観」「中立」とは、現実にはかなり向こう側に寄せた意見である、というのは、僕もこれまでの中国生活で何度も実感してきました。

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