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朝のエレベーターで感じた日本と中国の違い

今朝、朝の散歩に出掛けていくエレベーターで、3組の親子連れと乗り合わせました。たった数十秒間だけの出来事でしたが、その数十秒間だけでも「やっぱ日本と中国って違うなあ」と思うことがいくつかあったので、それを急ぎ書き残そうと、散歩から返ってすぐnoteの編集画面を開いております。

記憶も新しいうちに、いきおい書いてみたいと思います。

そもそも「小学生を送り迎えする親」という存在

まず、その親子は3組とも小学校に登校する子どもと、それに付き添う親でした。なぜわかったのかと言うと、子どもがみんな学校の制服(学校指定のジャージ)を着ていたからです。子どもたちはおそらく、小学校1年から3年くらいです。

この「登校への付き添い」ということからして日中の違いがあります。おそらくですが、この親たちは単に見送りだけではなく、子が学校にたどり着くまで付き合うことになるでしょう。小学校に上がるとさっさと自分たちで登校させる日本とは、もうこの時点で違っています。

嫁に聞くと、高学年になるまでは子どもだけで登校させる親は少ないし、低学年は必ず親が送り迎えするように指定している学校もある、と教えてくれました。

治安も良くなり、ずいぶん安全になった中国の都市部の社会ですが、まだまだ小さい子どもを安心して一人で登校させるほどには至っていないらしく、結構大きな子どもでも親は自分で学校まで届けたい、ということのようです。安全なのはよいことですが、親御さんたちは大変だろうなと思います。

ちなみに、そもそも論として学校が近所にあって徒歩で通うというパターン自体がそれほど多いわけではなく、郊外から子どもを通わせる場合は車での送り迎えになったり(登校/下校時間に小中学校の前で車がごった返しているのをよく見ます)する場合もありますし、学校側がスクールバスを用意している場合も多いようです。

お父さんが送り迎え

ここまであえて書いていなかったのですが、エレベーターで居合わせた3組の親子のうち、親は全員が男性、つまりお父さんでした。これも、なんか中国っぽいなと思った部分です。

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