ある誇り高き()上海人の話
上海のロックダウン(行政側は一貫してロックダウン(封城)という表現は使っていませんが)が解除されたという報道が出ています。
現実には学校での対面授業が再開されていなかったり、映画館やスポーツジムは営業を許されていないなど、完全に元通りというわけではありませんが、大半の市民がほぼ制限なく外出できるようになり、ひとまず区切りがついたということは間違いないでしょう。
まだ予断を許さない状況ではあるかと思いますが、在住者の方におかれましてはひとまずお疲れさまという言葉を贈らせていただきたいです。くれぐれもお体に気をつけながら、これまでの暮らしを少しずつ取り戻してもらえるよう、切にお祈り申し上げます。
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さてそんな中、本日のnoteはタイトル通り、この難局を乗りきった上海のみなさまを労い、賛辞を送るもの……ではありません。すいません。あくまで「誇り高き()」であることにご留意ください。
実はある読者の方が、上海人の気質のようなものに関して、生粋の上海人に話を聞いてくれたのです。その内容が非常に興味深かったので、noteで扱わせていただくことにしました。
では、始まりです。
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上海の人々には、あるステレオタイプがあります。
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