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チャイナマネーが押し寄せてくるなら、商売にせんかい

こんな記事を読みました。

岩手県の安比高原に、英国式のインターナショナルスクールが開校されるらしいのですが、その実態は中国の富裕層向けである、といいます。さらに記事は後編へと続き、「チャイナマネーが日本の教育にまで及んでいる、中国による経済支配の始まりだ、ああ恐ろしや」というふうに結びます。

前編記事の冒頭文を引用してみましょう。

この夏、岩手県に英国式のインターナショナルスクールができる。日本の地方にも国際化の波が押し寄せているのかもしれない。だが、その背後には実態のわからないチャイナマネーが蠢いていて……

うーん。そんなことでいいんでしょうか。

今日はこれについて書いてみたいと思います。

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まず、このスクールの存在以前に、日本には大量の中国人留学生が既にいます。

文部科学省によると、2020年の時点で日本にいる留学生約28万人のうち、12万人が中国人。実に3分の1以上が中国人という現状です。

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