見出し画像

noteの定期購読マガジンの仕様がイマイチわかりにくいので、自分なりに整理してみた

もうそろそろnoteの毎日更新を始めて1年。おかげさまでたくさんの人に読んでいただけるようになりました。

まだ時期尚早かなと思いつつも、最近は少しずつではありますが有料定期購読マガジンへの準備を始めています。まだ具体的なことはそれほど決めていませんが、順次皆様にお伝えしていければいいなと思っています。

+++++

さてそんな中、前から少し気になっていたことがありました。noteの定期購読マガジンを購読するときの仕様が、特に「過去の記事が読めるかどうか」と言う点において、ちょっとわかりにくいなと思っているのです。

noteのヘルプページには解説があるのですが、noteを熱心に読んだり書いたりしている人にはすぐ理解できそうな反面、普段noteをあまり使っていない人にはちょっとピンとこないのではないか、と思います。特に「定期購読マガジン」なのに「無料記事」と言っている点など、「購読」なのに「無料」? と混乱します。

そんなわけで、中国で学んだおせっかい精神を無駄に発揮して、普段お世話になっているnoteというプラットフォームのためにこれらの仕様を自分なりにわかりやすくまとめ直してみたいと思います。

過去記事の扱いは、運営者によって2つのパターンがある

まず理解しなければならないのは、ひとくちに「定期購読マガジン」といっても、運営者の方針で「購読中は過去の記事が読める」ようになっている場合と、「購読中でも過去の記事は別途購入が必要」な場合がある、ということです。以降、前者をパターン①、後者をパターン②とします。

ここで、ある定期購読マガジンを5月に購読開始し、6月中に解約した場合を考えてみましょう。

運営者がパターン①の方法をとっている場合、5月に購読料を払った時点で、4月以前の記事もすべて読めるようになります(例外あり、後で詳述)。そしてもちろん、5・6月に更新される記事も読めます。購読料を払っているのだから当然ですね。

そして解約してからの扱いですが、この場合7月に入った瞬間に4月以前の記事は読めなくなります。逆に、購読料を払っていた5・6月の記事はいつまでも読むことができます。また言うまでもないですが、7月以降の記事は購読料を払っていないので読むことができません。さらに、このパターンの場合は記事を単品で購入することはできず、読みたい記事があったら購読を再開する必要があります。

対して、運営者がパターン②を選択していた場合、5月に購読を始めても4月以前の記事は別途購入しなければ読むことができません(これも例外あり)。4月以前の記事については別途、単品購入をする必要があります。ただ、購読料を払っていた5・6月の記事は解約後もずっと読めるという点はパターン①と同じです。

表にまとめるとこんな感じです。

定期購読マガジン内の「無料記事」「有料記事」の違い

なぜこのような差が生まれるかというと、定期購読マガジンに追加される記事にも実は「無料記事」と「有料記事」の区別があるからです。ここでnoteヘルプセンターにある表をもう一度見てみましょう。

「定期購読」なのに「無料記事」といっているのは「マガジン購読者にとってはいつでも読める」という意味であり、「有料」といっているのは「マガジン購読者でも別途単品購入が必要」という意味なわけです。

パターン①の運営者は過去記事を「無料記事」に、パターン②の運営者は過去記事を「有料記事」に、それぞれ設定しているということです。

ちなみにパターン①の人でも個別に「有料記事」を設定すればその記事は購読者でも別途購入が必要な記事として扱われますし、逆もまた然りです。これが先述の「例外」です。ただ、この「例外」を運用しているマガジン運営者はほとんどいないように思います。それこそ購読者から見てややこしい上に、メリットがあんまりないですからね。

繰り返しますが、これは個々の運営者の方針による違いです。「過去記事もなるべく多く読んでほしい」という人はパターン①を選択しますし、「過去記事は別に買ってほしい」という人はパターン②を選択しています。

特殊な例として、「東南アジアここだけの話」を執筆されている野本響子さんはパターン②を採用しながら、過去記事を月ごとにアーカイブしてまとめ買いができるようにしています。これだと記事を単品で買うよりもはるかにお得です。

このへんの仕様については僕自身もnoteを本格的に始める前はあまりわかっておらず、定期購読マガジンを購入したら過去記事は全て読めるようになるのだと思い込んでいました(初めて購読した白饅頭さんのマガジンがパターン①だったため)。そして、別の定期購読マガジンを購読し始めたときに「あれ? 過去の記事が読めないぞ」と思ったのです。

この「過去記事に関する仕様がマガジン運営者の方針によって違う」ことは、noteの運営側のほうがもうちょっとアナウンスしていったほうがいいんじゃ……と少し思っています。ウザめのお節介かもですが、僕のnoteはたま〜にnoteのエラい人にも読まれている気配を感じるので、意見として拾ってくれたらいいなあ、なんて。

+++++

さて、自分がマガジンをやるとしたらどっちのパターンがいいかな?

できるだけたくさん読んでほしいから過去記事も読めるようにした方が良さそうな気もするし、かといってそれはサービスしすぎな気もするし……と取らぬ狸の皮算用をしています。いいからお前はさっさと手前の問題として、もっとクオリティの高い文章を書け。

などとセルフツッコミしながら、今日はここで終わりです。また明日。

いただいたサポートは貴重な日本円収入として、日本経済に還元する所存です。