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9月のマガジン運営報告とお礼

9月が終わろうとしています。

僕の住む広東省はいつまでも真夏のように暑いですが、それでもさすがに厳しい暑さは日中だけで、朝晩には心地よい風が吹いてくるようになりました。また、日が徐々に短くなってきて過ごしやすい時間が増えています。朝、走りに出かける時に見る朝焼けに、毎日の活力をもらっています。

と、まるで天気の話ばかりするつまらないジジイのような書き出しになってしまいましたが、ともあれそんな気候を生き抜きながら、今月もnoteの更新を続けていくことができました。毎度のことながら、ひとえにいつも読んでくださる皆様、スキを押していいただける皆様、シェアやオススメをしてくれる皆様のおかげです。今月も本当に、ありがとうございました。

今月は中国をめぐってあまり大きな事件も起こらず、ぶっちゃけネタあつめに少し苦労しながら書いていた部分があるのですが、そういう時こそ自分の地肩というか、ふだんからどれだけ多くのことを考えているかというのが試される月になったように思います。

そうしてひねり出したもののなかから、少しでも皆様の心に届くものがあったのなら、これに勝る喜びはありません。

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おそらく今は日本で中国のゼロコロナ政策が話題になることは少ないかと思うのですが、僕自身は中国に住んでその微妙な変化というか、フェーズがまた変わったのかな、ということを感じるようになりました。

そしておそらく、そういうふうに外側からは大きな動きがないように見えている時こそ、むしろ大事な変化が起こっているのではないか、ということをよく考えました。その考え方に基づいたnoteもいくつか書きました。

中国という大きすぎる国、かつ政治的にもさまざまな特殊性を抱えた国にいると。どうしても中国で起こっていることに総合的な注意を向けたり、他所で起こっていることに想像力を働かせることが難しくなってきます。

でも、そういう環境だからこそ、いわゆる中国において「普通の」「ただしい」道筋を通らずにここにいる外国人の自分はそれに抗い、不断にものを考えながら過ごしていかなければならない、と思います。

来月からも、この国でただ漫然と過ごすことなく、国外の人々のみならず中国の人自身も見逃しているかもしれない変化に身を向け、言葉にしていければと思います。

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また今月は、中国人の行動原理や考えていること、それの日本との違いなどについてのnoteもいくつか書きました。最近はあまりこういうnoteを書いていなかったような気がするのですが、書いてみるとやはり発見があり、自分のなかで中国に暮らす人々をとらえ直すことにとても役に立ちました。

もともと僕はそういった日本人と中国人の違いであったり、考え方の差であったりというのを中心にnoteを書いていました。それらは中国に関わったことのある人を中心にそれなりの好評をいただいてたのですが、有料化してからはこういうのってあまり需要がないのかな……と思ってちょっと避け気味になり、時事ネタであったり中国社会全体のことについて書くものを増やしていました。

でも、やっぱり「中国人」という存在について考えたり、それが日本人とどう異なっているのか、あるいはどう同じなのかを考えていくことは、やはり僕がライフワークとしてやっておくべきことだと、いくつかのnoteを書きながら改めて感じました。

これからも、定期的にこういうものを書いていければと思います。

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明日から10月。今年の初めから始めたこのマガジンも、とりあえず1年間の継続が見通せるようになってきました。今後も皆様に楽しいもの・面白いもの・中国について考えてもらえるようなものを絶えず提供しつつ、もっとたくさんの人にこれを届け、大きくしていく努力を続けたいと思います。

まだ構想の段階ですが、毎日更新を再開したり、別アカウントを立ち上げることを考えたり、メンバーシップ機能を使った企画なども何かできないかなど、いろいろ模索中です。続報をお楽しみにしていただければと思います(永遠に続報が来ない可能性もありますが、気長にお待ちください)。

来月からも、よろしくお願いいたします。

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