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2人でいることを、足枷にしないために

最近、将来のことについてよく考えます。具体的には、「将来どこに住むのか?」という件についてです。

問題の軸のひとつは、中国のどこに家を買うのか、という部分です。ある地方都市に当たりをつけて物件探しなどをしてはいるのですが、本当にここでいいのか? という思いがなかなか消えません。家は基本的に一生の買い物ですし、一度決めてしまえばなかなかそこから動くことができません。失敗したくないという思いから、なかなか踏ん切りがつきません。

そして、「どこに住むのか」という点で言えば、日本に住むという選択肢もまだ自分の中では完全には消えていなかったりします。それは上の記事に書いたような、できれば中国の住宅を買いたくないという逃避的な考え方でもあるのですが、それはそれとして、日本で暮らすのも悪くないのではないかと思っています。

物価も上昇基調とはいえ、コスパで見れば中国よりも圧倒的によい。社会保障費は高いけれど、おそらくQOLと生活にかかる費用のバランスで見れば、日本のほうがよい暮らしができそうに思っています。地方都市に二束三文の家を買い、あとは車とそこそこの仕事(あるいはすべて在宅で済ます)でもあれば、なんとかなりそうな気がします。

実際、そういう話を嫁にそれとなくしてみると、そこまで反応が悪いわけでもありません。「本当に仕事はあるの? 生活は大丈夫なの?」というあたりは懸念事項になっているようですが、日本に住むこと自体はやぶさかではないようです。

計画をもうちょっと具体的に詰めれば、もうちょっとなびいてくれるかも? という感触はあります。それならいっそ、中国よりも日本での生活を志向して将来を設計した方がいいかも、と思います。

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と、そこまで考えてみたものの、今度は僕自身に「本当に嫁を日本に連れて行っていいのか」という考えが頭をもたげてきます。

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