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2021全米オープン車いすテニス 国枝選手8度目の優勝!

9月12日に全米オープン車いすテニスの部、男子シングルス決勝が行われ、国枝選手が今シーズン初めてのグランドスラムタイトルを手にした。
女子シングルス決勝に臨んだ上地選手は準優勝となった。

国枝選手の相手は、今シーズン3連敗を喫していたイギリスのアルフィ・ヒューエット選手だった。
23歳と若いヒューエット選手のは強烈なパワーヒッターで、対国枝戦は11勝12敗と、ほぼ互角の成績を挙げている。
東京パラリンピックのシングルスでは対戦せずに済んだけれど、この決勝は厳しい戦いになるかもしれないと予想していた。

だが、第1セット早々に、国枝選手が3ゲームを連取した。
ヒューエット選手は、トレーナーを呼び、肩の治療をした。
車いすテニスの選手たちは、パラリンピックで8日間ほぼ連日遅くまで試合をこなし、休みなく全米に参戦してきていたため、どの選手も体はボロボロだったようだ。
準決勝の相手、ゴードン・リード選手も試合中にトレーナーを呼んで治療を受けていた。

ヒューエット選手の肩も、かなり疲労があったのだろう。サーブの確率が低く、そのために国枝選手にブレークを許ししまい、第1セット6−1で国枝選手が奪った。

第2セットも国枝選手が3ゲーム連取の3−0とすし、その後も、4−1とリードしていた国枝選手だったが、ヒューエット選手が3ゲームを連取し、追い上げを見せ4−4とする。
だが、ヒューエット選手の粘りもここまでだった。
国枝選手は、再び2ゲームを連取し、第2セット6−4で勝利。全米オープン8度目の優勝、グランドスラム24勝目を飾った。


今シーズンの車いすテニスは、9月27日〜10月2日にイタリアで国別対抗戦ワールド・チーム・カップが行われる。
国枝選手は参加しないが、上地選手、大谷選手、菅野選手らが参戦予定となっている。
ワールド・チーム・カップは、今年もジュニアの活躍に注目したい!

10月31日〜11月7日には、シーズン最終戦、シングルスマスターズとダブルスマスターズがアメリカで開催される。
上位選手は、おそらく、この大会が今シーズン最後の試合になるのではないかと思う。


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