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国語のテストで100点をとるまで

このところ、娘の勉強方法のことを書いてきたので、今日は小学校のときの息子の国語について書こうかな。

息子、どの教科も比較的意欲的に学習に取り組むので、それほどテストの点数が悪いというわけではなかった。
ただ、国語だけは点が取れない。
漢字の勉強も好きだし、本を読むのも好きなのに、テストで点が取れない。
テストを見直して見てみると、点が取れていないのは文章題。
「〇〇とはなにかを文中から抜き出して答えなさい」とか、
「△△は、このとき何を思ったか書きなさい」みたいな。

息子の答えを読んでみると、全く見当違いなことを書いているわけではなくて、国語のテストの技術がないなという感じだった。
問題文の中にある文章をそのまま書けばいいのに、自分の思いついたことを答えに混ぜ込んで、やたらと長い回答になっていることも多かった。
何度も何度も、「答えは問題に書いてあるんだよ」「ここを抜き出すだけでいいんだよ」と説明したけれど、よく分からないまま5年生を迎えた。
娘は1年生のときから何の問題もなく答えられているから、得手不得手っていうのは生まれ持ったものがあるんだろうなと思う。

5年生の担任は宿題を出さない主義だった。
たぶん、5、6年生になると、ほとんどの子が塾に行っていて、宿題を出すと勉強が大変になるという考えだったからじゃないかと思う。違うのかもしれないけど。
自主学習ノートに「好きな勉強をして提出する」という指示だったのだけど、息子は毎日毎日、ノートに適当なことを書くだけだった。
読んだ本の感想と絵だったり。
それ、勉強じゃないから。

「それでいいの?」と聞いても、「だって、何でもいいって言ってるもん」と言うだけで、全く勉強らしい勉強をしてくれない。
5年生の1学期はそれで終わってしまい、2学期になって、いや、やっぱりこれじゃダメなんじゃない? と、私の中で危機感が生まれた。
結局、どんな勉強でもいいと言われても、何をしていいのか分からなかったのだと思う。
夏休みごろに買っておいて問題集を、自主学習ノートの代わりに提出するのでもいいか、担任に確認するように息子に伝えたら、それでもいいとのことだった。
というわけで、5年生の秋ごろに「この問題集を5年生が終わるまでに、全部終わらせてごらん」と息子に提案した。

そして、国語の文章題にも取り組むことになった。
そのうち、学校の国語のテストで「説明文」のテストはかなりいい点を取れるようになってきた。説明文は、どこを抜き出すのかが分かりやすいみたい。
そして、物語文でも満点に近い点を取れるようになっていき、100点を取ることも増えた。

5年生だったか、6年生だったか、クラスでひとりだけ100点を取ったことがあり、担任から発表までされたことがあった。
息子は、帰ってきてその話を得意気にしてくれた。
そして、彼は言った。
「国語のテストはさ、問題文に答えが書いてあるのに、なんでみんなできないんだろう?」
キミの口からその言葉が聞けるとは!!
お母さんが何回も何回も言ってきたことだよ?
やっと分かってくれた?

いやいや、1年生から5年くらいかかっちゃったよ。
でも、問題を解くことで、国語の回答の技術が身についたんだと思う。
問題集をコツコツとやらせてよかったよー。

まあ、でも算数のところでまあ、いろいろとごたごたした思い出はあるんだけど、それはまた別の機会に。

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