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両親にマスクを その後

昨日、作ったマスクが両親の元に届いたらしい。使う前に煮沸消毒するように伝えてあったので、まずは煮沸して、しっかりと乾いてから父と母とふたりでマスクを着けた写真を送ってくれた。

高齢者に入る父と母は、2月下旬ごろから自宅でおとなしく過ごしている。普段なら、母は週に3度ほど、父も週に2度は出掛けているのに、すべてが中止になってしまった。少し記録力の低下もある父に対して、母もついつい苛立ってしまうことも多いよう。父もあまり気を遣えるタイプではないので、母の気持ちも分かる。

それでも、家の中でそれぞれやりたいことをやって、なんとかこの局面を乗り越えようと頑張っている。ストレスもたまりにたまってきているところへ、私のマスクが届いたので、うれしかったのかな? 送ってくれた写真は、こちらが想像していた以上に嬉しそうな笑顔だった。母は、使い捨てのマスクよりも肌触りがいいと言ってくれて、父も「かっこいい」と父も気に入ってくれたみたい。作ってよかった!

「使い捨てのマスクがないのなら、作ればいいじゃない」的な言葉をSNSでもよく見かけるけれど、みんながみんな作れるわけではないと思う。母は、昔は裁縫もよくやっていたし、私なんかよりもよほど器用な人だけれど、年齢的にそういう作業をするのはもう億劫になってしまっている。ネットもよく活用しているほうだけれど、マスクの作り方を検索して、たくさんの商品の中からマスクに使えそうな生地を探して、値段を検討して……それだけの作業はやはりできないと思う。

政府からの布マスク2枚というのは、それ以上を期待していれば確かに「ん?」となってしまうけれど、最低限なにか欲しいと思っている方たちには重要なことなのかもしれないと思った。各国でも、全世帯にマスクを配る動きもあるようだし。

私も自分用のマスクをわかいい生地で作りたいと思っているのだけど、生地屋さんが忙しいみたいで、もう少し時間がかかりそう。生地屋さんも頑張ってくれているんだろうな。

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