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絶叫マシン到来。初めての西武園ゆうえんち

読み飛ばしてもよい前置き


時は昨年の11/3に開催され、自身も現地へ赴いたゴジラフェスにまで遡る。


毎年11/3に行われるゴジラが初めて公開された記念日かつゴジラのお誕生日。

数年ぶりのオフライン開催で沢山の人が集まる中、突然発表された新作国内ゴジラの発表。
歴史的瞬間に立ち会い身体の底から武者震いしたのを覚えている。


が、そのすぐ後の「山崎監督」という文字で会場の空気感がなんとも割り切れないモヤモヤした感じになり笑ってしまったのを未だに覚えている。



永遠の0だとか三丁目の夕日ドラ泣きのドラえもん等の人、という印象はあったが実は1つも作品を観たことがない。完全なるミリしらエアプ。

前者2つは面白そうだけどしっかり観るほど興味が惹かれない…という印象がずーっと続いてる中でお出しされたのがドラ泣き・ユアストーリー・ルパンの3連打。

一時期妙に3Dのアニメ作品に拘る風潮があったが質感の違和感に正直気持ち悪いとしか思えなかった。


おまけに悪名高いユアストーリー。又聞きでしかないが大戦犯だと思う。

ドラクエの中で特にVが好きだという大学の後輩があまりのショックで数日寝込んだほど。

陰りもなく素直で人懐こい性格の後輩で、心から楽しみにしていたのを微笑ましく思っていただけにとにかく不憫で可哀想だと自分以外にも多数の人が同情した。


なんだこの監督。
それが第一印象だった。


しかし個人的に悪印象しかない監督を迎える声もあった。
その対象がゴジラ・ザ・ライドだった。

とはいえ全国的に発信された映像作品ならまだしも地域限定のアトラクションなので大多数の人が確かめる術もなく…

それと個人的にゴジラ・ザ・ライドより淡路島のニジゲンノモリのほうに興味が沸いていた。
調べたら都内からでも相当な時間と費用がかかるのを知り愕然とした。

それからしばらく経ち今度はウルトラマン・ザ・ライドの発表。
次第に解禁される新作ゴジラ、マイナスワンの情報。

おまけに改めてザ・ライドを開催する西武園ゆうえんちについて調べてみたら意外と都内から近いことを知った。

更にはウルトラマンと入れ替わりで休止中だったゴジラ・ザ・ライドがなんと同日公開。
てっきり日替わりで入れ替わると思い込んでいたのでものすごい嬉しかった。


そんなわけでゴジラ・ザ・ライドが再上映する今日、たまたま休日だったので初めて西武園ゆうえんちへ行くことに。…もちろん1人で。



おっさん1人の西武園ゆうえんち


まず開園直後はウルトラマン。その後14時辺りを境に閉園までゴジラのライドに切り替わる。

なので開園と同時に着いても次のゴジラまで3時間以上待つことになる。

さすがにそれは退屈なので11時ちょっとに到着。
3駅しかない路線に乗換するのは初めてだったかも?

電車を降りた段階でライドが上映されている夕陽館が見える。本日のメイン。

入場券売り場。
乗り物乗り放題チケットと園内専用通貨を購入しいざ、、

リニューアルした昭和レトロの街並み…だけど散々YouTubeやTwitterで既に拝見していたので特に目新しさはなく、、




ウルトラマン・ザ・ライド


とにかく真っ先に夕陽館へ。

文字通りそびえ立つと言ったところ。
館内に入り待機列に並ぶ…が2列が基本なのでぼっちだと団体さんに申し訳なくなる。

開場までそこそこ待ち念願のウルトラマン・ザ・ライド。


映画館の4DXみたいな物だろうなーと予想していたら座席が予想だにしなかった挙動をする。えっ嘘でしょ??そこ開くの??

呆気にとられていたら容赦なく始まる映像。
比べ物にならないぐらい揺れが激しい!ベルトがきつい!!気を抜いたら吐きそう…



えっ、吐きそう??



ここしばらく体調が妙に安定しないのと、ジェットコースターのような絶叫系に乗るのがよく考えたら10年以上ぶりな気がする。とはいえジェットコースターは大好きなタイプ。


そう、漠然と体感型アトラクションだと思っていたら紛れもない絶叫アトラクションだったのだ。なんてこった…



画面に酔うことはなく、きつすぎないベルトが激しい揺れで常に腹を圧迫してくるので長年腹痛が持病に自分にとって別の意味でしんどかった。
乗る前に飲酒したり二日酔いだったら確実に吐いてた気がする…

地面に衝突するかのようなアングルに急降下!キャーと響く乗客の悲鳴!
抑える吐き気!…慣れるまでそこそこしんどかった…



内容は既に公開されているようにウルトラマンとゼットンが戦うものだが、アトラクションに乗る前の前説でサプライズがあったので驚いた。


映像もCMなどで断片的に見覚えがあったが風に揺れ、更には水飛沫が実際に加わると喰らいつくのに精一杯。普段ジェットコースターの手すりに掴まらない自分が掴まなければ、と意識するほど。

CMだと光線銃:スパイダーショットのようなものを撃つシーンもあったが特にそのような操作はなかった

文字だけだとディズニーランドのアトラクションを連想しなくもないが迫力と勢いはそれ以上。比べ物にならない。
何というかビールとウイスキー、七味とババネロみたいな桁違い。



場面切り替えが見事で上映の約10分間が本当にあっという間だった。テンポがよく飽きさせる部分がない。
細かなストーリーだとか描写はないものの、やはりウルトラマンはかっこいい、とウルトラマンを詳しくない人にも思わせるには十分な内容だった。

ウルトラマン知らないけど好きかも…と感想を言い合ってたバチバチの現代ギャルを観測したのは面白かった。罪深いな初代マン…

かつてジェットコースターを平気で周回した余力も今回のザ・ライドでは発揮できず。
快調でなければさすがに危ないしゴジラも控えてるし…と今回は周回を断念した。



閑話休題


ウルトラマンのライドを経て次のゴジラまで1時間強。

昼飯がまだなので目星をつけていた飲食店へ。

園内で唯一?コラボメニューを扱っている舶来グリル。「ふねき」かと思っていたが「はくらい」だった。

ウルトラマンのコラボメニューはデザート系、おまけに食べられない果物推しなので除外。



となるとゴジラなのだが、1番気になっていたバーガーのメニューは自分で具材を焼く珍しいセルフ式
予習はしていたが実際のグリル機だとか勝手が分からないので今回は見送り。

インパクト大なフットカレーは予想以上にデカいらしく今の状態では完食が怪しい、というかもしかしたらシェアする量かもしれない…


となると消去法でホットドッグしかないな。久しく食べてないし丁度良い…

いやでっか。
比較写真を忘れたが手のひら以上のサイズだった。

どう被りつこうか戸惑っていたらぼとっと落ちてしまうウインナー。ちょっと凹んだがすぐパンズに戻して喰らいつく。

焼きたてのウインナーだからこそ肉汁が溢れる溢れる。すぐ次を齧り付きたくなる。

具材も多くなく至ってシンプルだった。
西武園通貨だから疑問を抱かず満足しているが実際の値段に換算したら一体いくら…いややめておこう…


昼飯を挟んでもまだ時間があるのでチラッとだけ見た夕日の丘商店街をぶらぶら。

基本的に懐古厨で小さい頃から駄菓子屋だとかレトロゲームが好きなので、既に予習していたとはいえ昭和の街並みを練り歩けるのは嬉しい。

当時を生きた爺さん婆さんだけでなく親子連れのお子さんも見知らぬ景色に目を輝かせていたのが微笑ましかった。異世界だとか違う国のように見えているのだろうか?


住人になりきった?キャスト?適切な呼び方がわからないが唐突に始めるパフォーマンスもポツポツとやってはいたがタイミングが絶妙に合わず。てっきり不規則だと思ったら意外にも時間が決まっているらしい。ガチ勢だったら推しの人を見つけて通ったりするのだろうか…



レトログルメも食べたかったので悩んだ結果揚げパンを購入。聞いたことはあるものの意外と食べたことがなかった。

あ!これが揚げパンか!
形は様々だろうが初めてでもなく漠然と過去に食べた記憶はあった。

頬張る度にまぶされた砂糖がこれでもかと口の周りにびっしり。否応無しに童心に返らされる。


その後はアトラクションを見て回る…が、運が悪いのか観覧車だけでなくバイキングにメリーゴーラウンドと軒並み運休。バイキング好きなのに…

ジャングル大帝レオのレオランドは原作を知らないし…とスルー。

富士見展望台だけ乗ったのだが、普段全く気にしないぼっち巡りでもテーマパークのアトラクションを1人は少しきついなと尻込みしてしまった。



ゴジラ・ザ・ライド


何だかんだでゴジラの時間。
その気は無かったのだが2ヶ月ぶり?の運行初回の参加。


…なのだがなかなか始まらない。やはり同日中に切り替えるのは難しいのだろうか。

夕陽館に入場して既に20分は待たされた気がする。最悪見合わせで今日は無理かな…とも身構えていたがなんとか始まって安堵した。


先にウルトラを体感していたので勝手は分かりきってる…のだが相変わらずの吐き気。やはりこの揺れなかなか苦しい…
執拗に迫り来るギドラと同じくらい吐き気と戦っていた。

やがてゴジラが登場。ここからが絶叫のターンで油断した…

ウルトラマンの絶叫が前半ならゴジラは後半だった気がする。相変わらず勢いが凄くてレバーを握る手に自然と力が入る。
周りから聞こえる悲鳴が凄いこと凄いこと。


ウルトラマンの最後が「ありがとうウルトラマン!」という安堵ならゴジラは最後の最後まで迫力。油断できなかった。



ウルトラマンもゴジラも構図としては映画館と同じ「映像を見る」に過ぎないのだが、それでも画面の向こう側にいるキャラクター達をグッと引き寄せる体感アトラクションが見事にマッチしていた。

ただ風や音が出るだけじゃなく風が出る向き、視界の隅から現れるなど細かい部分まで拘っていて確かに目の前に「いる」臨場感。


先のゴジラフェスやウルサマでは目の前にそのものがいて、実際に触れ合ったがそれに劣らぬ実在感。

満を持して現れるウルトラマンに咆哮と共に現れるゴジラと何度も観た光景でありながら思わず泣きそうになってしまった。




正直な話がどうせ4DXみたいなもんだろうと高を括り、同日上映が発表されるまで「日を改めてライドのためだけに来るのも費用が…」と渋っていた。


全くそんなことはなく体調が安定していればずーっと一日中ゴジラ、明日は一日中ウルトラマンを堪能していたと思う。

むしろ同日上映なので片方を数時間と限られてるのが惜しい…!とすら思うほど。早めに行けば良かったと半ば後悔した。



グッズと感想

ウルトラマンのライドを終えた時点でグッズ売り場を物色、価格をメモしていたのでゴジラを終えた時に真っ先に買って帰宅した。
以下購入したグッズ。

クリアファイル3点。
昔から妙にクリアファイルを集めているので記念に。

それと妙に食べたかったチョコクランチ。
ついでに何かに使えるアルミ缶も欲しかったので丁度良かった。


以上これだけ。えっ?

本来なら2万用意していて、入場チケット口で約1万。グッズでもう1万分買おうと意気込んでいたのだがやはり味が容易に想像できるお菓子には微塵も興味が持てず、グッズも実用せずかさばるのが予想できてしまい…
貢ぎたい気持ちはありつつ食指が動かない辛さ。


今回初めての西武園ゆうえんち、ライドが予想以上に楽しかった。
刺激が欲しい時にふらっと行って周回して充電蓄えてくるのもありだし、高いと思っていた入場料もライドが周回できるだけで十二分に元が取れると思った。

個人的に失敗したのが荷物の管理
ライドに乗る際の注意書きに「大きい荷物はコインロッカーに預けてください」と書いてあるが、普通サイズのリュックサックぐらいなら座席下のスペースに余裕で収納できたこと。

先を考え過ぎてウルトラマンの時は大人しくロッカーに入れたのだが無駄に出費してしまったなと…

個人的にレトロが好きなので街並みを歩けるのも良かったのだが、あくまで遊園地なのでディズニーのような多種多様で最先端のアトラクションに飢えている人には合わないと思った。


おまけにライドに加えて夕日の丘商店街で実際に触れ合える程近い距離感、一体感としての要素が突出してるように思えた。

極端な話がライブパフォーマンスが1番の特徴のように思え、体感西武園ゆうえんちの魅力の半分が夕日の丘商店街、3割がライドで残り2割が他のアトラクション、という感じ。そりゃアトラクション派の人には需要が合わないかなと。


なのでライドだけを楽しむなら空いている平日が狙い目だし、キャストさん?のパフォーマンスをみんなで楽しむなら混んでる土日が狙い目だと思う。



とはいえ個人的には大満足だったし、今回揚げパンは食べれたが1番食べたかったのにキャパの都合で見送った魚屋?のイカ焼き肉屋のコロッケと心残りがあるので今度はグルメ目当てに行きたい。



そういえば西武園通貨で買い物した際にもちゃんとレシートが発行される。

わ…わからん…

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