地方民の上京開拓調査22…所沢・清瀬市「るぽ」

休日！

夜勤で働く身なので丸一日休日はかなり貴重。

出勤日は夜勤の準備や仮眠を取らねばならないし、夜勤明けも空腹の調子だとか眠気で半日は消し飛ぶ。

立て続けの訃報にどんよりしている中ちょっとだけ意外な情報が流れてきた。

仮面ライダークウガの聖地で有名だったポレポレ…珈琲店るぽが今月末で閉店だそうだ。

上京したからには一度は行ってみたい場所だったがまさか閉店するとは…

本日は土曜日。
ゆっくりしたかったし絶対に混むだろうが明日日曜は夜勤な上に今度の平日もまた悪天候らしい。

久々に天気が良い休日にずーっと家に籠るのも勿体無い。いざ行こう。

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場所を調べてみたらやはり都内からやや遠め。それでも先日の横浜や西武園ゆうえんちよりは近そうだった。電車の乗り換えも難しくなく…

と思っていたら駅に着いた途端人身事故。乗り換える予定の電車だった。
とはいえ違う駅で降りてまた乗り換えを調べればなんだかんだで着くだろう。

乗り換え予定の駅まで2駅ぐらいでなんとまた人身事故…そんなことある…？


こうなると3〜4回乗り換えて交通費が倍どころか3倍以上、片道だけで千円越えてしまう…

さすがにそれは無理。
ついでに巡る予定だったポケふたもあるしこうなりゃひたすら歩こう。

東所沢駅で降りてひたすら歩く。

まだ今日は暖かいと思っていたが風が思っていたより強め。刺すほどじゃないもののまあしんどかった…

途中なぜかアニメ関連のマンホールが沢山あった。ラノベ系はわからないのでガンダムだけ。

ただマンホールのためだけにひたすら歩く。
どうせ家にいてもやることがないとはいえ土曜の昼過ぎにこれは自嘲してしまう。
公式で住所を検索してもずれてることが多いので近くまで行って手探りで回すしかない。

よくわからん公園のでかい塔

とにかく歩いては探し当てまた歩くの繰り返し。

埼玉のポケふた3つを無事確保。

足跡は大体こう。
ポケモンgoのタマゴで距離を測ったら約1時間で7〜8kmだった。思ってたより早い？

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回り終えた頃に運転見合わせが解消。
更に歩くのはさすがにしんどいので電車で移動、そしてまた歩くこと20分ほど。

この裏側見覚えがある…！
五代がほうきとバケツだったかでストンプをやってた場所だった気がする、遠くから屋根が視界に入った途端テンションが上がった。

見覚えのあるポレポレ…まさか20年越しに来れるなんて。
前情報で聞いていた通り閉店の告知関係無しに普段から店前に列ができるらしい。自分が来た時点で5〜6人ほどだった。

しばらくクウガを観ていないがたしかあそこから2階に上がってたような気がする…
それとクウガの印象が強かったがごちうさのラビットハウスも実は同じ建物だそうだ。

店前に並ぶこと15分ほどで店内へ。
自分が先頭になった時点で後ろには10人弱並んでいてびっくりした。

店内は2階建ての吹き抜けで喫茶店にしては珍しい内装、何というか洋服屋さんとか自転車屋さんのような。閉鎖感がないのでより落ち着ける良い雰囲気。
店内の写真撮影は大丈夫らしいが混んでいたので自重した。ネットでググれば似たような写真がわんさか出てくるので…

ちなみにクウガのポレポレはあくまで外装が撮影したロケ地であって内装はセットなのでほとんど別物。

来たからにはもちろん何かを食う。
喫茶店だからコーヒーが定番だろうが当方はコーヒーは好きなのにカフェインアレルギー。なのでココアは確定として食べ物をどうするか。

ポレポレらしくカレーも考えたがココアにカレー…普段通う怪獣酒場等なら別に気にしないがちょっと。

悩んだ結果るぽの名物はワッフルだそうなのでそれを注文。店前に行列が出来るのも提供がゆっくりだから、だそうなのでのんびり待つ。

来ない。
30分待っても来ない。
ま…まあ土曜日で知れ渡って忙しいのだろう。そういう店だろうし。

同じタイミングで入店したお客さんが飲食を済ませて退店した。まだ来ない。

これ、もしかして忘れられてる…？
先にお飲み物ができましたらお持ちします、と言っていたのに40分経っても来ない。ココアってそんな時間かかるっけ…

いやでもここで声掛けて「まだかかりますか？」なんて聞くのは失礼な気がする…

隣で飲食していた先客がお帰りになり新規客が着席。案内する店員さん。

「只今お食事の場合1時間ほどお時間いただきます…」

先に言ってくれ…………

結果まじで1時間経って来た。ココアが。

美味しい…けど小腹が空く程度だった空腹が1時間も待たされたら主食を食べたいレベルにまで腹減りが酷かった。空きっ腹にココアはしんどい…

それから更に10分ほど待ってようやく来た。

ワッフルケーキの栗あんこ

よく食べるワッフルといえばスーパーに置いてある硬めで砂糖をまぶしたもの。
柔らかいワッフルを意図的に頼むのは滅多にないしちゃんとした喫茶店で頼んだのは初めてかもしれない。

美味しそうという感情よりやっと来た…という気持ちが早ってしまったのが悲しい。

予想より柔らかい。弾力はないのにナイフが入りづらい、まるでスフレのような。
柔らかいワッフルでも食べ進めると飽きがくる。生地のクドさと言えばよいのか分からないがそれも全くない。とにかく柔らかくしっとりしていて驚いた。

あんこも甘ったるすぎず控えめな、以前食べた浅草の亀十のどらやきだとかあのお上品な感じだ。それでいて大胆に栗が2つ。大きな栗をあんことワッフル生地で優しく受け止めるような。


これ、絶対コーヒーが合うだろうな…と。喫茶店のコーヒーを軒並み飲めないのが悔やまれる。

評判通り美味いのだがやはりタイミングが悪かった。
人身事故の見合わせ。1時間待ち外は既に日没。夕ご飯をがっつり食べれる空腹の時にデザート感覚のワッフルとココア…満たされるものも満たされずかなり惜しかった。せっかく来たのに…
一番嬉しかったのはやはり着いた瞬間かもしれない。

今回のるぽに限らず閉店・無くなる特撮のロケ地が意外と多い。
地方にいた頃からガイアの噴水、ダブルのビリヤードは惜しんだしオーブのブラックスターも無くなったそうだ。

山手線から離れたら遠い印象ではあるが電車で片道1時間程度ならまだ近いのかな…と思えて来た。東京23区の距離感が不思議。

今後もロケ地行けますように…