隣り合わせの廃と青春35 暗躍TOIボスハンターズ
傲慢の塔を制覇した(と思われる)ボス狩り勢力は、以下の3つ。
「おじ様の黙殺」勢力
かつて全城を制覇したワールドの覇者、「おじ様の黙殺」血盟の残党に、「LIQUID FORCE」(通称LF)という血盟が合流した勢力。
特に黙殺に関しては、ワールド最初期からバブルを経て今に至るまでの富が集約されており、ワールドでも1、2を争う最強のキャラが在籍している。
代表的な構成人物は、黙殺から「砂鬼」氏と「松本」氏、LFからは「紅騎士」氏、「走れ小娘」氏、「マーくん」氏等。
「犬彦友の会」勢力
これもワールド初期から存在し、今に至るまでボスを狩り続けた勢力。
私見だが、恐らく「Specialist」血盟がその起源の1つだと思われる。(根拠は、メイン構成員の「Rac03」氏の元々のウィザードが恐らく「Raccon」というキャラで、「Specialist」血盟に所属していたから。多分「Rans」様の「Rans03」リスペクトだと思う。ちなみに「Rans」様を知っている人はカノ鯖ガチ勢なので、今すぐ連絡下さい。)全然違うかもしれないが。
衝撃的だったのは、生え抜きの犬彦友の会メンバー以外に、かつてのアデン地下世界でのメンバーもそこにいたこと。
代表的な構成人物は、「柳生改」氏、「シェリーヌ」氏(かつての仲間達)。
あとは前述の「rac03」氏、「Rapmachine」氏、「黄金の秋」氏等。
フロンティア(旧シオナイト)勢力
どちらかと言うとボス狩りはあまりしなくなってはいたものの、一応制覇はしたらしい。
代表的な構成人物は、「世界終焉憂鬱」氏、「ジュリアン」氏等。
この3すくみ、どこかで見覚えがないだろうか?
そう、アデン地下世界の時代の竜狩りにおける対立構造そのまんまなのだ!
ちなみにこの時点で、フロンティアグループはほぼボス狩りはしていなかった。
世界終焉憂鬱氏に直接聞いた覚えがあるのだが、要約すると「100階時代の傲慢の塔の高層は、死の危険が常に付き纏う割に、バブル時代ほど儲からないから行かない」そうだ。なるほど納得。
ちなみに、私は黙殺にもかなりよしみがあって、砂鬼氏と松本氏と仲が良かった。
少しややこしいが、砂鬼というキャラと松本というキャラは、当時だと2人のプレイヤーがプレイしていた。
「ルシフ」氏と「松本」氏である。
(非常に紛らわしくて申し訳ない。今後、キャラには「氏」を付けずに書くか、キャラクターとしてと明記する。)
アカウント共有など珍しくもなかったが、これまでの黙殺が稼いできた資産たちは、砂鬼と松本というキャラに集約されていた。そりゃ強いわけだ。
余談だが、修哉というキャラも、オリジンの「修哉」氏以外のプレイヤーが共有していたのは有名な話である。
そんな黙殺の2人だが、紅騎士氏も程なく引退し、走れ小娘氏もTOIには行かなくなったため、マーくん氏を合わせて3人で頑張っていたようだ。
しかもその時はマーくん氏も一時休止していて、黙殺の2人(というか主にルシフ氏)は、寂しい状況だったのかもしれない。
もはや黙殺が機能していなかったこともあって、ルシフ氏が主にプレイしていた砂鬼はネタ血盟だったStormに加盟してくれたのだ。
これが、砂鬼がStormに入った顛末である。
そんなルシフ氏は、現状のTOIを取り巻く話を色々と教えてくれた。
・確かにバブル時代ほどは儲からないかもしれないが(と言うかあの時代が異常だっただけでは?)、適切な狩りをしたら結構儲かるらしいこと。
・3勢力は今でもいがみ合っているし、特に犬彦勢力とは小競り合いもあったこと。
・黙殺勢は当然ながらフロンティアからも嫌われており、不自由な思いもしていること。(そういえば、砂鬼を血盟に入れたことで、世界終焉憂鬱氏等から苦言を呈された気がする。彼は結構神経質なキャラだったように記憶している)
・今、まともに高層で狩りが出来る勢力はほぼいないこと。
面白い話ばかりだったが、私にとっては最後の話題が特に重要だった。
そう、今はどの勢力もまともに高層で狩りをしていないのだ。
私は、誰もなし得なかった天まで届く塔を支配する勢力を作りたくなった。
非常に唆るだろう?
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